図解 屋根に関するQ&A ~空気層構法ってなに? Q010~

お問い合わせはこちら

空気層構法ってなに?

図解 屋根に関するQ&A

よく聞かれる屋根への質問にわかりやすくお答えします。

「瓦は空気層があるからいいよ」と屋根屋さんから言われました。

Q:空気層構法ってなに? ~Q010~

f:id:capuriclub:20170402090743j:plain

A:野地板・下葺材(ルーフィング)と屋根材との間に空気層がある屋根葺き構法。主な屋根材は粘土瓦、厚形スレートなどがある。野地板・下葺材(ルーフィング)の上に縦桟テープ(流し桟木など)、瓦桟木を施工する。瓦桟木の上に屋根材を葺くため、瓦桟木分の空気層ができる。

野地板と屋根材の間に空気層を持たせて葺く方法

f:id:capuriclub:20170402091524j:plain

利点としては、以下のことがあります。

・空気層の断熱効果がある。

⇒夏は遮熱効果、冬は放射冷却の影響を低減することができる。

(野地板の結露を緩和し、野地劣化を防ぐ。)

・屋根材から雨水浸入しても空気層があるため、ルーフィング上で軒先側に排水できる。

・屋根材の隙間から外気が流入して、換気が可能なため、瓦桟木・ルーフィングを乾燥できる。

一方、欠点としては、以下のことがあります。

・縦桟・瓦桟木を施工する手間が発生するので、コストアップとなる。

・屋根材自体の強度が必要となるため、屋根材が厚くなり、重くなる。

具体的な事例として、瓦引掛け桟葺きを示します。

f:id:capuriclub:20170402092804j:plain

f:id:capuriclub:20170402092923j:plain

空気層構法は施工手間がかかるので、イニシャルコストはかかりますが、その後のメンテナンスは少なくないと言われています。

図解 屋根に関するQ&Aでは、よく聞かれる屋根の質問にお答えしています。

【屋根用語・Q&A集】屋根の用語・疑問を図解でやさしくお答えしています!

屋根のご相談等がありましたら、ご連絡くださいね。

お問い合わせはこちら
この投稿は役に立ちましたか? 役に立った 役に立たなかった 1 人中 1 人がこの 投稿 は役に立ったと言っています。

神清からのお願い

記事を最後まで読んでいただきありがとうございます。

お客様の率直な感想をいただくため「役にたった」「役に立たなかった」ボタンを設置しました。

私たちは、日々屋根にお困りのお客様にとって必要な情報をお伝えしたいと考えております。今後のご参考にさせて頂きますのでご協力よろしくお願いいたします。

この記事に関連するサービスメニュー

関連工事メニュー

instagram
屋根の見守りラジオ

関連記事

この記事を読んだ人にオススメの記事