瓦の歴史についてご紹介いたします。
瓦という文字の意味は粘土を固めて焼いた小形板を指します。
また、物を覆うものという意味から、屋根瓦・壁瓦を指すとも言われています。
では、瓦はいつ、どこで造り始められたのでしょうか?
はっきりとはわかっていませんが、次のような諸説があるそうです。
①メソポタミア説 (現在のイラク)
古代オリエントのメソポタミア地方から出土した瓦書の形と製法が似ているので、瓦もこれと前後して作られたとする説があります。
瓦書の製作年代は今から5,000年前と推測されています。
瓦書(粘土板)
②インド説
瓦の語源は梵語(ぼんご)であるということから導かれた説です。
③中国説
中国の古書「古史考」に、夏(か)の時代に瓦を作ったという記事があることから、これを起源とするという説で、夏の時代は約4,000年前です。
これらのいずれにしても、はるか昔から瓦は世界で使用されていたことになります。
ちなみに、現存する最古の瓦は、中国の陝西省にある西周初期の宮殿遺跡から出土したもので、今から約3,000年も前にものです。
この瓦は、薄くて硬く、よく仕上げられたものであったため、もっと以前に瓦が発明されていたと考えられています。
あらためて、有名な文明時代に開発された瓦は、人類にとって、必要とされてきたのだと再確認しました。
焼き物という材料自体は耐久性のあるものですね。 (#⌒∇⌒#)ゞ
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