お施主様が簡単にできる!化粧スレート屋根のひび割れから自宅を守る裏ワザのご紹介!(10年前点検しよう!)

Dr.神谷
Dr.神谷
  • みなさま。こんにちは。
    屋根から人の笑顔を作りたい!!!神清(かみせい)のDr.神谷です。

    弊社は、高浜市・半田市にある創業150年老舗三州瓦の生産・販売・工事を行っている会社です。
    年間200棟以上の雨漏り調査・修理を行っています。
    建築業界誌「日経アーキテクチュア」の連載記事「新次元!雨漏り対策」を執筆しています。

本記事はこんな人にお勧めします。

スレート屋根に割れが発生している人。

スレート屋根に住んでいる人。

この記事で伝えたいこと

スレート屋根「カラーベスト」「コロニアル」は50年以上の歴史のある屋根材です。施工性がいいので、安価な屋根として人気があるのですが、踏み割れしやすいというデメリットがあります。

新築してから誰も屋根の上を歩いていないから大丈夫と思う方もいらっしゃると思いますが、実は、施工時、踏み割れしているのです。

さらに、厄介なのが施工時は目視で発見できないクラックなので、点検しても発見できません。踏み割れの対応策も記載していますので興味のある方はご覧ください。

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スレート屋根のひび割れの原因をわかりやすく解説!

住宅屋根用化粧スレートのひび割れで問題になったという話をよく耳にします。

なぜ?スレート屋根がひび割れるのか?

そして、住まい手が簡単にできる、そのひび割れから自宅を守る方法についてご紹介いたします!

 

スレート屋根のひび割れの原因

まず、スレート屋根のひび割れの原因をご説明いたします。

これはスレート屋根のひび割れ写真です。

この写真のひび割れは3種類の違う原因が混在しています。

①横継ぎ目位置の踏み割れ

赤〇はスレートの上下段に横継ぎ目がある位置の踏み割れです。

この部分に入るひび割れの特徴は縦方向に入ります。

スレートのこの位置は構造的な弱点となっています。

その上に人が載ると、荷重がスレートと野地合板にかかります。

荷重がかかった野地合板はたわみが発生します。

そのたわみ量は野地合板を支える垂木や母屋の位置によって異なります。

野地合板のたわみ量が大きい場所では、その上のスレートのたわみ量も大きくなり、4mm以上のたわみ量となると潜在的なクラック(目視では発見できない程度のクラック)が入るという仕組みです!

(詳しくは、

http://www.kamisei.co.jp/yreport/reimg/Report_13.pdf

をご覧ください。)

 

②スレート屋根の釘が原因の踏み割れ

青△はスレート屋根を留めている釘が原因です。

場所には規則性がありません。

横方向にクラックが入ることもあります。

下写真のように、化粧スレートは屋根材表面に4本釘打ちされています。

スレート本体の強度は弱いため、下図のように、野地合板に密着し、補助される形で施工されます。

 

表面にそのまま釘打ちする設計としていますので、釘頭の厚み分が屋根材から飛び出していることになります。

 

釘打ち箇所の上部にはもう1枚スレートが重ね葺きされます。

施工の際、その釘周辺に作業者が載ると、釘頭を支点としたせん断応力が発生します。

釘頭の打ち込み状態があまく、釘頭がわずかにより多く飛び出ていると、上部のスレートに潜在的にクラックが入るという仕組みです。

また、釘頭の打ち込み過ぎでも釘穴周辺にクラックが入ることがあります。

 

③下地の段差が原因の踏み割れ

白四角は谷板金水切りのハゼによる段差が原因で、踏み割れした部分です。

メーカーのマニュアルでは屋根下地の段差は3mm以下、垂木間隔当たり不陸も3mm以下となっています。

谷板金のハゼ折り高さは2〜3mmと規定されています。

捨て水切りのハゼが絡む部分に屋根下地の段差や不陸がありますと(3mm+3mm)の計6mmとなり、スレートのたわみ量が大きくなり、潜在的なクラックが発生します。

 

しかし、厄介なことに、これら潜在的なクラックは施工直後、確認することはできません。

スレート屋根材の表面がきれいな期間は発見できないのです。

 

スレート屋根のひび割れは踏み割れの成長

上記3つの潜在的なクラックは周辺環境の影響により徐々に成長します。

●降雨による屋根材の伸び

●炎天下での屋根材の収縮の繰り返し

●材料(セメント)の中性化等の屋根材の収縮

これら屋根材の収縮により、やがて、目視できる程度のひび割れへと成長していきます。

つまり、スレート屋根は施工当初からひび割れが発生する構造となっています。

さらに、設計・施工ミスが無くてもひび割れが発生する構造とも言えます!

 

スレート屋根のひび割れ対策として、住まい手にはどのような自衛策があるのでしょうか?

発見できない施工当初からのひび割れに対して、自宅の屋根を守る方法は保証期間内の点検だと思います!

住まい手は、通常の住宅全体の定期点検がある2、5年、10年点検を前に、ご自宅の屋根を一度、点検されてはいかがでしょうか?

とくに、2年点検であれば無料でひび割れを補修してもらえる可能性が高いです。

 

前置きが長くなってしまいましたが、点検方法は以下の通りです。

 スレート屋根のひび割れ対策:お施主さまによる点検方法

1)屋根全体が見える位置から目視及び写真撮影を行う。

2)屋根面に変色・色むらなどがあるか確認する。

(2階屋根のひび割れの確認は困難です。しかし、その兆候として、変色・色むらは観察できます。)

 

⇒変色・色むら等があれば、工務店さんもしくは専門屋根業者さんに写真送付・ご相談してください。 

3)下屋などがあれば、窓からスレート表面を目視及び写真撮影を行う。

下屋であれば、目視でひび割れも確認できます。

⇒ひび割れ等があれば、工務店さんもしくは、専門屋根業者さんに写真送付・ご相談してください。

点検のために、専門工事業者以外の方が屋根面に登ることは、落下等非常に危険です。
雨漏り・踏み割れの原因とされてしまうこともありますので、登ることはおやめください。

 

まとめ:スレート屋根のひび割れは施工当初からクラックが入っている!2、10年前点検により保証してもらおう!

スレート屋根のひび割れには主に3つの原因があります。

それらは施工当初からスレート屋根に目に見えないクラックとして入っています。

スレート屋根材の収縮により、ひび割れへと成長してしまいます。

施工当初は発見できないので、2年点検では発見できれば無料で補修してもらえる可能性があります。

また、10年前点検によりひび割れを発見した場合でも保証してもらえる可能性もあります。

大切で高価な住まいを守る屋根ですので、早めの点検を心掛けましょう!!

詳しい内容が知りたい方はお気軽にお問い合わせください。

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