シーリングってなに?
シーリング(sealing)とは、密封する意味の言葉です。
屋根・建築の接着剤・接着用語では、シーリングは構造体の目地(めじ)、間げき部分に充てんして、防水性、気密性などの機能を発揮させることのことです。
具体的な例としては、板金と板金の隙間にシーリング材を充てんして、防水することをシーリングと言います。
同義語と思われて、コーキングという方もいます。
コーキング(calking)とは、隙間を埋めるという意味です。
昔から、木造船の船板の隙間や、たるの側板の隙間から水が漏れないように、毛や植物繊維などを詰め込むことが行われ、これをコーキングと呼んでいました。
コーキングは作業を指しています。(シーリングは目的を指しています。)
外壁のつなぎ目のシーリング
住宅においては、外壁の材料と材料のつなぎ目や窓回りと外壁材のつなぎ目にシーリングを行います。
上の写真は窓回りのシーリングの打ち替えをしているところです。
銀色のガンからシーリング材を押し出しながら隙間に充てんしています。
充てん後、へらでキレイに仕上げ、マスキングテープをはがし、完成です。
シーリング材は有機質成分が入っているので、5年~10年程度で、紫外線劣化等が発生します。
シーリング材にひび割れや亀裂、破断などが発生します。
シーリング材が劣化すると雨漏りの原因につながります。
定期的に、打ち替え、打ち増しのメンテナンスが必要な材料と言えます。
外壁材にどんな材料(サイディング、モルタル、タイル、木など)を使用しても、窓回りなどでは、シーリングが行われる場合が多いです。
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