目次
雨漏りで畳が濡れたときに必要なこと
雨漏りが原因で畳が濡れたときは、濡れた畳の対処やケアと雨漏り修理が両方とも必要になります。
雨水で濡れた畳の対処やケアを行っても、雨漏りを直さないと雨漏りが再発する度に濡れた畳の対処とケアが必要になります。
そのため、内装の対処よりも雨漏り修理を先に行うことをオススメします。
次の章から雨水で畳が濡れたときの対処方法、記事の後半では雨漏り修理についてご紹介します。
畳が濡れてしまった場合の対処方法
雨水で畳が濡れてしまった場合は、まず新聞や乾いたタオルで拭き取るようにしましょう。
雨漏りが続いているようであれば、バケツなどをおいて畳がぬれないようにすぐに対処してください。
雨水を拭き取ったあとは、天日干しやドライヤーを使って乾燥させる方法が有効です。
物置部屋などで長期間雨漏りに気がつかなかった場合は、畳を床から上げるなどして畳の裏側を乾燥させましょう。
雨漏りで濡れた畳からカビが生えてきたときの対処方法
カビは繁殖スピードが早いため、雨水で濡れた畳にカビが生えた場合は、畳を乾燥させてください。
カビ臭が残るので室内の換気を行い、畳のカビを除去することが大切です。
畳からカビが生えてきたときの対処方法を紹介します。
- 畳の目に沿ってかき出すようにブラシをかけてカビを掃除機で吸う
- 一度乾拭きしてからエタノールなどの消毒液で畳の目に沿って拭き、再び乾拭きする
- 市販のカビ取り剤は強力なため、畳を痛めてしまう可能性や小さな子供が口に含むと人体に悪い影響を与える可能性があるためできるだけ避ける
雨漏りで濡れた畳からシミが浮き出てきたときの対処方法
雨漏りで濡れて畳からシミが浮きでてきたときは、塩や小麦粉・粉末洗剤などの粉末をシミにかけて掃除機で吸いとる方法が有効です。
掃除機をかけたあとは、タオルで水拭きを行い、しっかり乾燥させてください。
シミ抜きとしては酵素系漂白剤も有効であるが、畳が色落ちしてしまうリスクもあるので注意してください。
雨漏り以外にも畳が濡れないように注意しよう
雨漏り以外にも畳が濡れてしまうことがあるため気をつけましょう。
- 布団の敷きっぱなしによる畳の濡れ → 布団を片付ける
- 窓や壁の結露 → 換気や除湿機の使用により湿度を上げすぎない
- 畳の上の冷蔵の結露や故障 → 畳の上にマットを敷き冷蔵庫を置く
窓や壁の結露は暖房機器の種類によっても異なります。
石油ストーブや石油ファンヒーターは水蒸気を発生させるので、室内が高湿となりやすく結露の要因となります。
エアコンや電気ストーブなどの化石燃料を使用しない暖房機器がオススメです。
畳の交換が必要な場合は?費用はどれくらい?
長年放置して、畳のカビやシミが自分で対処できるレベルではない場合は、畳の「交換」を行う必要があります。
畳の交換に必要な費用の目安はいぐさのレベルや畳の種類にもよりますが、2万円前後が必要です。
ただし、表面的な部分だけの被害であれば、「交換」ではなく、表面のいぐさを剥がして裏返す「裏返し」や、表面のいぐさを丸ごと交換する「表替え」で対応可能な場合もあります。
「裏返し」や「表替え」を行った場合は交換よりは安価となり、8,000~10,000円の費用となります。
雨漏りの原因は屋根とは限らない
せっかく畳のケアや交換を行っても、しっかり雨漏り修理を行っていないと畳にシミやカビの発生を繰り返すため、雨漏りの原因を把握して修理することが重要です。
雨漏りの原因把握は難しく、必ずしも屋根からの雨漏りとは限らず、壁やベランダ・窓・サッシなど様々な場所が原因となります。
雨漏りの原因がよくわからないときは、雨漏り修理の専門業者に依頼することをオススメします。
雨漏りの原因箇所について詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
雨漏りの原因をランキング形式で知りたい方必見【慶応4年創業の屋根屋が解説】
雨漏りを放置すると後々多額の修理費用が必要になる
雨漏りを放置してしまうと畳のシミやカビが増えるだけでなく、修理の必要な場所が広がり、やがて家の寿命が減ってしまいます。
雨漏りを放置して家の寿命が減る場合、以下の4つが起こってしまいます。
- 住宅の木材に雨が染み込み、腐っていく
- 金属部分が錆びて、もろくなる
- 湿気によって、カビやシロアリが発生する
- 漏電による火災の発生
畳のシミやカビはその下の床下まで濡らす可能性が高いです。
床下が高湿となるとシロアリが発生するリスクが高まりますので、注意してください。
詳しくはこちらの記事で解説していますのでご覧ください。
雨漏りを放置すると家の寿命が減ります【屋根屋が危険性を解説】
雨漏りが一度だけでも修理した方が良いの?
雨漏りが一度だけであっても自然に直ることはありません。
同じ条件の風雨で雨漏りが再び発生する可能性があります。
また、室内に雨漏りすることはなくても建物の内側の見えないところで、雨漏りが進行している可能性があります。
一度だけの雨漏りであっても雨漏り修理を行ってから、濡れた畳の修理として交換・裏返し・表替えなどを行うべきです。
雨漏りが一度だけ発生した場合の注意点について詳しくはこちらの記事をご覧ください。
【まとめ】雨漏りの修理はできるだけ早めにしよう!
雨漏りが原因で畳が濡れたときは、濡れた畳の対処やケアと雨漏り修理が両方とも必要になります。
畳の対処は以下となります。
雨水で畳が濡れてしまった場合
- 新聞や乾いたタオルで拭き取るようにする
- 天日干しやドライヤーを使って乾燥させる
畳からカビが生えてきた場合
- 畳の目に沿ってかき出すようにブラシをかけてカビを掃除機で吸う
- 一度乾拭きしてからエタノールなどの消毒液で畳の目に沿って拭き、再び乾拭きする
畳からシミが浮きでてきた場合
- 塩や小麦粉・粉末洗剤などの粉末をシミにかけて掃除機で吸いとる
- 掃除機をかけたあとは、タオルで水拭きを行いしっかり乾燥させる
雨漏りの原因把握は難しく、必ずしも屋根からの雨漏りとは限らず、壁やベランダ・窓・サッシなど様々な場所が原因となります。
雨漏りの原因がよくわからないときは、雨漏り修理の専門業者に依頼することをオススメします。
雨漏りに関してお悩みの方はお気軽にお問い合わせください。
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