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「点検商法」/不要不急の住宅屋根リフォーム工事に気をつけよう!
みなさま。こんにちは。
屋根から人の笑顔を作りたい!!!
神清(カミセイ)のDr.神谷です。
家で町内の回覧板を見てみると、マンガで鬼瓦が書いてありました。
何のことかな?よく見てみると訪問販売のトラブルに対する注意喚起をしていました。
悪質な消費者トラブルに要注意!!として、その1として、「点検商法」が載っていました。
突然家に来た業者が、「無料点検」と称して家を点検し、「このままだと危ない」などと不安をあおって工事契約をせまるという悪徳商法です。
回覧板にこのような告知がなぜ?載っているのかなと不思議に思い、「点検商法」について調べてみました。
高齢者の不安をあおる「点検商法」
「点検商法」に関する相談が、全国の消費生活センター等に寄せられているそうです。
特に、住宅の屋根や床下を「無料で点検します」と突然自宅に訪問してきた業者から「このままでは大変なことになる」などと不安をあおられ、不要不急のリフォーム工事をさせられるというトラブルです!
さらに、高齢者がねらわれる傾向もあります。
(独)国民生活センター報道発表資料 図2 契約当事者年代より
60歳代以上の高齢者が81.8%と圧倒的に狙われています。
「点検商法」とは?
点検商法の流れを簡単にご紹介します!
①突然の業者の訪問
・近所で工事していた
・この地域を点検している
・親方に言われたので、来ました
など、訪問販売業者が言葉たくみにやってきます。
②点検の必要性の強調
・雨どいが歪んでいる
・屋根がずれている
・無料で点検する
など、点検と称して、屋根にのぼる口実を並べます。
③点検
無料点検ならいいかと屋根にのぼらせてしまうと大変です!
・自然災害を持ち出す
・このままだと次の地震で崩れる!
・台風がきたら雨漏りする!
・大雪で雨どいが歪んでる!
など、このままでは大変なことになると不安をあおります。
④契約
写真や映像を見せられても、一般のお施主さまではいいのか?わるいのか?判断ができません。(写真や映像を見ると不安が増します。)
あまり考える時間を与えず修繕工事等の契約をさせようとします。
屋根が狙われている!
「点検商法」の商品・役務別件数の推移を見てみますと、
悲しいことに、屋根工事がNo.1です!
他には、床下・しろありサービスも多いです。
お施主さまが確認しずらい所が狙われています!
屋根の場合では、
・屋根材が割れている
・しっくいがはがれている
・変色が著しく、劣化している
これらの問題点を指摘して、このままだと雨漏りするよ!がパターンです。
ここで、一般の方に知ってほしいのですが、
どんな専門の屋根屋でも、屋根の外観を見て、雨漏りしているか?していないか?判断することはできません!
「このままだと雨漏りするよ!」と急がせる業者は100%悪徳業者と思ってください!
「点検商法」の対策とは!
①「点検させてほしい」とやって来る訪問業者には応対しない!
無料だからといって、業者に押されて点検を承諾してしまうとその後の契約を断ることはさらにむずかしくなります。訪問業者には、点検させないことが大事です!
②点検結果を冷静に確認し、業者の話をうのみにしない!
業者に点検してもらった場合でも、点検結果をしっかりと確認しましょう!とくに、写真や映像を見せられても、自分の家のものかどうか、確認しましょう!
訪問業者以外の専門家に見てもらうなど、業者の話をうのみにしないようにしましょう!
屋根については、地元の屋根屋・瓦屋にご相談ください!
③その場で契約はしない!
点検の結果、訪問業者から工事を勧められたとしても、その場で契約しないようにしましょう!「すぐにやらないと大変なことになる」などの緊急性がある状態は簡単な点検などではわかりません。考える時間を与えない業者とは契約しないようにしましょう!
④クーリング・オフもある!
訪問販売による契約の場合、クーリング・オフ(8日以内)を行うことが可能です。クーリング・オフを行った場合、既に工事が終わっていても代金を支払う必要はありません。
⑤契約で心配になったら、すぐに相談しよう!
不安になったら、消費生活センターや住宅リフォーム・紛争処理支援センター(※住まいダイヤル:0570-016-100)に相談しましょう!
※消費者ホットライン:局番なしの188(いやや)
国民生活センターのチラシがわかりやすくまとまっています!
回覧板での注意喚起
我が町では、悪徳業者の注意喚起が回覧板で行われています。
毎月まわる回覧板は、地域の高齢者は必ず見ています。
ゴミ当番や資源回収、地域のイベントなどの情報を得ることができる重要なアイテムです。
毎月、毎月回覧板を見ることで、悪徳業者の手口を知ることができ、知っておくことがいざという時に役立ちます。
その地域に変な訪問販売業者が回っていると情報を共有することで、地域として、業者を撃退することができます!
まとめ:訪問販売による「点検商法」には気を付けましょう!
悪徳業者の「点検商法」にはご注意ください!
とくに、屋根工事での被害はもっとも多くなっています!
訪問販売業者に何を言われても、屋根の無料点検は断りましょう!
指摘を受けたことを地元の屋根屋・瓦屋に相談しましょう!
地元の屋根屋・瓦屋にとって、その地域の屋根は大切な仕事場です。
悪評がもっとも困るので、しっかりした点検をするに違いないです!
愛知県であれば、お気軽に弊社にご相談ください!
電話でのご相談だけでも大丈夫ですよ!
神清からのお願い
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