すがもれってなに?
すがもれとは、寒い地方の建物で、冬に軒先側の床や壁がひどく水漏れする現象のことです。
(引用:国民生活センター 屋根をめぐる「現代的」な課題 より)
すがもれが発生する仕組みを簡単に説明します。
冬になると室内の暖気や昼間の太陽熱のために屋根上の雪が融けて水となり、軒先に向かって流れます。
このとき、軒先が外壁より突き出していて、屋根面が外気温によって冷えていると、融けた水は軒先で凍ります。
その結果、つららや氷提ができます。
この氷提のため、あとから流れてきた水はプール状となり、屋根面の少しの欠陥部分からでも室内に浸入します。
この現象を「すがもれ」もしくは、「すがもり」といいます。
すがもれを防ぐ対策とは?
すがもれを防ぐには次のような対策が必要です。
①天井面の断熱や屋根面の断熱を十分にする。
②軒先の屋根勾配を急にし、溜まる水量を少なくする。
③軒天井を設けて室内暖気を軒先に導入し、軒先の屋根面を暖め氷提ができないようにする。
関東でのすがもれ事例
関東でも数年に一度、ある程度積雪が発生します。
(引用:国民生活センター 屋根をめぐる「現代的」な課題 より)
関東で多く見られる軒の出がない住宅において、すがもれが報告されています。
仕組みは寒冷地と同じですが、軒の出がない分、少ない積雪でもすがもれが発生します。
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