雨漏りって、そもそも何が原因なの?修理が必要なら、その方法を教えて!

Dr.神谷
Dr.神谷
  • みなさま。こんにちは。
    屋根から人の笑顔を作りたい!!!神清(かみせい)のDr.神谷です。

    弊社は、高浜市・半田市にある創業150年老舗三州瓦の生産・販売・工事を行っている会社です。
    年間200棟以上の雨漏り調査・修理を行っています。
    建築業界誌「日経ホームビルダー」の連載記事「新次元!雨漏り対策」を執筆しています。

本記事はこんな人にお勧めします。

雨漏りで困っている人。

雨漏り修理を検討している人。

雨漏りを直したい人。

この記事で伝えたいこと

雨漏りの3つの条件をご紹介します!

その内、1つを外すだけで、雨漏りは止まります。

簡単なようで、意外とむずかしいのが、雨漏りです。

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雨漏りって、そもそも何が原因なの?修理が必要なら、その方法を教えて!

この天井の染みは何?

まさか、自分の家が雨漏りするとは?

なぜ?雨漏りしているの?

雨漏りって、そもそも何?

初めて、自宅の雨漏りを疑った人が思っていることだと思います。

そこで、「雨漏り」について、わかりやすくご紹介します!

雨漏りが起きる条件

家で雨漏りが起きる条件は3つあります。

①雨水が外から通り抜ける穴(隙間)が存在する。

②穴の周りに雨水が存在する。

③穴を通して雨水が移動するための力が働く。

この3つがすべてそろうことです。

このうちのどれか一つでも無くせば雨漏りは起きません。

「雨水が通り抜ける穴(隙間)が存在していること」とは?

屋根や壁に穴(隙間)が存在しているという事例を紹介します。

陸屋根・屋上防水の穴

上の写真は、陸屋根・屋上のシート防水が経年劣化して、き裂が入り、シートに貫通穴が開いている状態です。

外壁・サイディングの隙間

上の写真は、外壁材(サイディング)の隙間、サッシ周りのシーリング劣化による隙間により、外壁に貫通している隙間が開いている状態です。

わずか0.5mm程度の隙間でも雨水は通り抜けます。

「穴の周りに雨水が存在すること」とは?

極端な話、雨が降っていなければ、雨漏りしません。

雨が降っていても、屋根・壁の穴・隙間に、雨水が掛からなければ雨漏りしません。

昔の建物はこの考え方を優先して、デザインに取り入れていました。

屋根の軒の出が大きいデザインとなっていて、壁は奥まっているため、雨水が掛からなくしていて、壁の隙間から雨漏りしない建物となっています。

一方、最近の建物は、軒の出が少ない・無いため、壁の穴の周りに雨水は存在しやすくなっています。

上の写真は、軒の出がない住宅となっていますので、雨が降ると屋根の下から外壁が全体に雨が掛かります。

つまり、壁に穴があれば、穴の周りに雨水は存在する状態と言えます。

「穴を通して雨水が移動するための力が働くこと」とは?

わかりやすい力としては、台風などでは、強風による風圧力によって、壁の穴・隙間を通して雨水が移動します。

また、陸屋根・屋上防水の穴には、重力で雨水は防水層の下へ移動します。

それ以外にも、毛細管現象という狭い隙間を雨水が移動する力が働きます。

上の写真は金属屋根の軒先部ですが、金属と金属の狭い隙間を雨水は浸入して移動していきます。

上の写真はスレート屋根材ですが、こちらもスレート屋根とスレート屋根の狭い隙間を雨水は浸入して移動していきます。

写真から見ても数センチは移動しています。

外壁のひび割れなどもこの毛細管現象で移動します。(水の表面張力によるものです。)

 

以上の3つの条件がそろうことで、雨漏りにつながります。

逆に言いますと、3つの条件の内、1つでも解消すれば、雨漏りを止めることができます。

 

雨漏り修理は必要なの?

雨漏り修理は、建物の築年数・雨漏りする条件などによって、必要性の大小が異なると考えています。

築10年未満は雨漏り補修が必要です。

築10年未満の建物は補修が必要です。

築10年未満の雨漏りは、経年劣化による要因が少ないです。

つまり、何か、不具合があり、その不具合は自然と改善されることはないからです。

また、新築から10年間は、瑕疵担保責任期間となっています。

この期間、お客様は雨漏りに関しては、直してもらえる権利があるので、補修してもらいましょう。

不具合を知ってから1年以内に通知することになっているので、雨漏りかな?と思ったら、すぐに住宅販売会社へ連絡しましょう!

築10年以上で、台風の時だけは様子を見てもいい。

築10年を過ぎると経年劣化も発生してきます。

雨漏りしたら、すぐに補修することがベストです。

しかし、補修費用も発生しますので、雨漏り状況から補修の必要性の大小を検討してもいいと思います。

年に1、2回の台風のときだけ、少し雨漏りする程度なら、補修の必要性は小さいです。

とくに、サッシ上枠からサッシ下枠へ落ちる程度であれば、雨染みも発生しません。

壁内の水分も自然と乾燥しますので、家にダメージが残ることはないでしょう。

築10年以上で、台風以外でも雨漏りするときは、補修が必要です。

台風以外でも雨漏りするときは、補修の必要性は大きいです。

とくに、風を伴わない雨でも雨漏りする場合、雨水の浸入箇所は水平面となりますので、雨が降ると建物内へは、常に浸入している可能性があります。(室内までは到達していなくても)

この場合、木造住宅ですと、内部(天井上・壁内)の木材が腐朽や蟻害が発生する可能性もあります。

雨漏り補修をご検討ください。

 

防水による雨漏り修理が必要な場合。

補修方法は、「防水」か「雨仕舞(あまじまい)」

雨漏りの補修には、「防水」と「雨仕舞」の2パターンがあります。

「防水」とは、水を止めるために、有効な防水材料を用いて、

①の・隙間をふさいで雨漏りを防ぐことを言います。

 

一方、「雨仕舞(あまじまい)」とは、周辺材料の寸法や形状を工夫して、

②穴の周りに雨水を近付けないようにすること

③穴を通して雨水を移動させる力を働かせないようにすること

で、雨漏りを防ぐことを言います。

「防水」による雨漏り補修事例

陸屋根屋上・シート防水の穴あき雨漏り修理の事例です。

屋上のシート防水の修理として、ウレタン防水を行っています。

シート全体が劣化していたので、全面を修理しました。

屋上防水は、水平面の防水のため、穴が開くと少量の雨でも浸入していきます。

基本的には、補修を行うときは、全面を行うことが一般的です。

 

外壁・サッシ周りのシーリング打ち替えの雨漏り補修の事例です。

外壁からの雨漏り補修として、経年劣化して隙間の開いたシーリングの打ち替えを行っています。

外壁のシーリングからの雨漏りは強風雨による場合が多いです。

そのため、風向きと壁面の劣化状態で、雨漏りする場所が異なります。

足場を設置した面は、シーリング全体を打ち替えして、外壁・サッシ周りの隙間をふさいで修理します。

「防水」とは、上記のように、屋根・壁の材料の表面部分の穴・隙間をふさいで雨漏りを補修します。

表面部分は経年劣化するので、定期的なメンテナンスが必要となります。

雨仕舞による雨漏り修理が必要な場合。

「雨仕舞」による雨漏り補修事例

金属屋根ケラバ部からの雨漏りで、長い水切りを設置した事例です。

雨漏りが直らないため、壁と屋根の水切りもシーリングしてしまい、雨漏りしていました。

壁と水切りのシールはカットして、強風雨の吹き込みを防止するため、長い水切りを設置しました。

雨仕舞とは、水が出ないといけない場所は、排水口をしっかり確保し、強風雨が入り込まない長い形状とすることで、隙間が開いていても、浸入を防ぐという考え方です。

サッシ周りの木枠を板金でおおった事例です。

サッシ周りが木枠となっていて、劣化で木がやせてしまい、その隙間から雨漏りしていました。

木枠を板金でおおって、雨水が木枠まで入らないようにしました。

雨仕舞とは、排水する出口は確保するという考え方です。

 

雨漏りでやってはいけない補修方法!

屋根・壁の部材は「防水」と「雨仕舞」の2つの考え方で雨漏りを防いでいます。

屋根の「防水」と「雨仕舞」

瓦屋根・スレート屋根・金属屋根・シングル屋根などの傾斜屋根に使う屋根材は、「雨仕舞」という考え方で雨漏りを防いでいます。

一方、陸屋根の屋上防水・ルーフバルコニーは、「防水」という考え方です。

壁の「防水」と「雨仕舞」

サイディング・金属サイディング・木張りは「雨仕舞」という考え方です。

一方、ALC外壁・モルタル外壁・コンクリートパネルは「防水」という考え方です。

 

ここで、注意してほしいことがあります。

「雨仕舞」の方式の屋根・壁は、排水口をシーリングしては、かえって、雨漏りリスクが高くなるということです。

屋根材の隙間のシーリング

ラバーロックと呼ばれる瓦同士の隙間をシーリングで埋める間違った雨漏り補修を行う業者がいます。

これは、雨漏りを止めるどころか、かえって、雨漏りが悪化します。

瓦は瓦同士の重なりの雨仕舞で、雨漏りを防いでいます。

瓦の重なりの出口をシールしてしまうことは絶対やってはいけないことです!

同様にスレート屋根も隙間をシールしたり、再塗装後に縁切りしないことは、絶対やってはいけないことです!

スレートの重なりの中に入った水はまた、軒先側の隙間から排水されます。

 

雨漏りしたからとスレートの隙間をふさいでしまうと、かえって、雨漏りするようになることが多いので、ご注意ください。

外壁の塗装

壁から雨漏りしているお客様でよく聞く話として、

雨漏りしているから外壁を塗装したのに、雨漏りが直らない。

というものです。

これは、本当に大きな間違いです。

外壁の塗装で雨漏りは直りません。

雨漏りを止めるのは、防水かシーリングです。

塗装はあくまでも、外壁の美観のために行うものです。

外壁から雨漏りしているなら、まず、雨漏り業者に原因を調査してもらい、雨漏りを直すついでに、塗装も検討されることをおススメいたします。

本当に、この相談は多いです!

室内側からのシーリング

おそらく、雨漏りが止まらないので、困りはてた業者さんがやってしまう禁じ手だと思います。

雨漏りが直っていないのに、室内側からシーリングしてしまうというものです。

これは、一瞬、雨漏りが室内へ出てくることをおさえることはできます。

しかし、逆に、シールした外側は雨漏りでびちゃびちゃになります。

ほかっておくと木が腐朽してしまいます。

雨漏りを内側からおおうのは、本当に禁じ手です。

この奥の木は腐ってしまいます。

また、ほかの業者が直すときの大きな障害にもなりますので、絶対に断ってください。

 

雨漏りは単純ではないので、雨漏り専門業者に相談しましょう!

雨漏りの3つの条件をご紹介しました。

3つの条件を1つ外すだけで、雨漏りは止めることができるのですが、実際には、単純ではありません。

また、原因がわからないまま、適当にシールする業者さんに依頼すると厄介です。

やってはいけないことがしてあると、雨漏りの原因をつかむことがさらに複雑になるからです。

雨漏りが頻繁に発生するようであれば、雨漏り専門業者に相談することをおススメいたします!

 

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