昨日に引き続き、伊勢神宮のおかげ横丁周辺の屋根を取り上げます。
駐車場から神宮までの参道はこんな感じ。
和風建築のお店がズラリと並んでいます。
板壁、しっくい壁の蔵風の建物も多く、屋根はいぶし瓦・・・
この街並み・景観も、観光客の楽しみの1つでは!ないでしょうか!
大切にしたい街並みですが、屋根には一部不安があります。
それは、瓦屋根の耐震性についてです。
私が一見した感じでは、ほとんどの瓦屋根の棟が旧工法となっていました。
例をあげると、
この屋根も旧工法(耐震性の乏しい工法)。
問題の部分を拡大すると、
赤丸の棟部が銅線だけでしばってある(大回し工法と呼ばれている)もの。
震度5程度は問題ありませんが巨大地震では崩れてしまう・・・
いぶし瓦も含めての観光資源だと思います。
巨大地震が来る前に、棟部を耐震補修してください。
しっかりと耐震工法で施工されている物件も少しはありました。
赤丸の棟部は耐震工法となっていました。
銀行ですし、歩行者にケガさせてはまずいですよね!
さすが、危機管理されていると思いました。
他にも、
軒先部をねじ留めしてある屋根もありました。
おそらく、最近施工された屋根は耐震工法かな?
棟部の耐震補修と言っても、見た目は全く変わりません。
おかげ横丁のイメージ、そのままで、瓦屋根を安全・安心に一部、メンテナンスするというものです。
大事な伊勢神宮の参道ですので、是非、補助金を出してでも早めに対策をお願いしま~す!
そうしないと巨大地震後は、参道の景観が変わってしまいます。
そんなことを心配しながら、お参りさせていただきました。
神清からのお願い
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