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雨漏り修理の詐欺に気をつけろ!巧妙な5つの手口
弊社には、「訪問販売で修理を勧められたので、再点検をお願いしたい」「修理金額が高いので相見積もりをお願いしたい」といったようなお客様から相談をいただきます。
お話を伺い、実際に点検を行うと修理の必要がなかったり、修理金額が高額過ぎたりする事例が過去にありました。
詐欺業者にダマされないようにするためには、詐欺業者の巧妙な手口について知っておく必要があります。
代表的な詐欺の手口は以下の5つです。
- 近所の修理のための挨拶
- 急な訪問で不具合を指摘
- 定期点検・無料点検
- キャンペーンの営業
- 火災保険の無料修理
次の章から具体的な事例を交えて、解説していきます。
【雨漏り修理の詐欺】①近所の修理のための挨拶
リフォームや修理工事を行う際は、ご近所に挨拶を行うが一般的です。
詐欺業者はそれを装い訪問してくることがあります。
「屋根の修理が必要な状態ですよ」
「無料で点検します」
と話を持ちかけてきます。
少しでも、お客様が弱みを見せてしまうと、具体的な不具合の説明がないまま、不安だけをあおってきます。
不要不急の工事を詳細な説明がないまま、値引きで契約を迫ってきます。
また、部分修理だけでなおる場合も、高額な屋根の葺き替えを勧めてくるなどの特徴があります。
ここでの見分け方は、「営業的な話をしてきたら、詐欺業者とうたがってください。」です。
修理工事のご近所挨拶の場合、「ご迷惑をお掛けすることもありますが、よろしくお願いいたします。」と営業的な話を言わないのが、一般的です。
【雨漏り修理の詐欺】②急な訪問で屋根の不具合を指摘
突然の訪問での営業は、詐欺業者の確率が高いです。
「近くを通りかかったら、瓦が浮いているのが見えた」「近くで屋根工事をしていたら、釘が浮いているのを見つけた」といったような営業手法が多いです。
一度屋根に上がらせると、詐欺業者が見えないところで、意図的に瓦を割る・ずらすなどの行為もするそうです。
訪問業者は門前払いして、詐欺業者のペースに巻き込まれないようにしましょう!
また、庭の片付け、雨どいの掃除など、3,000円~10,000円の部分工事を定期的に提案して、信用をかせぐ、手の込んだ仕掛けをしてくる詐欺業者もいます。
信用を勝ち取ったら、本丸の屋根で、相場より高額な不要不急の工事を行い、投資分を回収するという手法です。
【雨漏り修理の詐欺】③定期点検・無料点検
住宅はハウスメーカーによって特徴があるため、外観からハウスメーカーを判断して「〇〇ハウスの定期点検できました」と、ハウスメーカーの社員を装ってくるパターンもあります。
さらに、「〇〇ハウスで〇年から〇年に施工された方の屋根にリコールの疑いがあります」とあたかもお客様が該当者のように不安をあおってくる巧妙なパターンまであるそうです。
倒産したハウスメーカーの住宅を狙って、点検詐欺を行う業者もいます。
ハウスメーカーの定期点検やリコール(欠陥品の回収)の場合は事前に連絡が来るため、突然の訪問には、「今日は都合が悪い」と言って、相手にしないようにしましょう!
次の訪問約束までに、メーカーの担当者などに確認をとる等の用心が必要です。
【雨漏り修理の詐欺】④キャンペーンの営業
「このエリアの方を対象にキャンペーン行っている」「残り〇枠だけしかないキャンペーンを実施している」などのキャンペーンで数十万円の大幅値引きを行うケースは、詐欺業者の手口です。
「大幅値引き」を言葉たくみに使い、契約を急がせて、相見積もりや相談の時間をお客様に与えないという手法です。
しっかりとした書面での契約書がない場合や、後でキャンセルできる仮契約だと勧めてくるケースもあります。
知っていて欲しいことは、一般的な業者であれば、雨漏り修理で「大幅値引き」などは存在しません。
【雨漏り修理の詐欺】⑤火災保険の無料修理
「火災保険を使うことで屋根の修理ができます」と言ってくるパターンは、詐欺業者が使う手口です。
火災保険は本来、台風、強風、積雪等で屋根に修理の必要がある場合に補償をしてくれるものです。
しかし、詐欺業者は原因に関わらず、あたかも保険で修理できると勧めてくきます。
結果、保険金が出ず、お客様が工事代金を支払うはめになることも。
さらに、火災保険を使用するために虚偽の申請をお客様にそそのかす業者もいます。
この手法では、お客様が保険金詐欺を行ったことになるため、絶対にやめておきましょう!
雨漏り修理の詐欺に対する対処方法
詐欺業者の代表的な詐欺の手口について解説しました。
では、実際に詐欺業者に対しての対応方法はどのようなことに気をつければ良いのでしょうか?
雨漏り修理の詐欺に対する対処方法は大きく2つあります。
- 屋根に上がらせない
- すぐに契約しない
意外とシンプルに感じるかもしれませんが、この2つを徹底して守ることが大切です。
【詐欺に対する対処方法】①とにかく屋根に上がらせない
詐欺業者に対する対処方法のひとつは、とにかく屋根に上がらせないということです。
定期点検や無料点検であっても、ハウスメーカーのリコールであっても、突然の訪問者を屋根に上がらせてはいけません。
ハウスメーカーなら、突然、訪問してくることは100%あり得ません。
訪問者が本当に在籍しているのかどうか等の裏付けをとる用心が必要です。
詐欺業者であっても、ホームページがきれいである可能性もありますが、最低、ホームページは確認しましょう!
屋根に上がらせなければ、屋根を壊すこともできないですし、準備している不安をあおる詐欺資料が役に立たないからです。
【詐欺に対する対処方法】②すぐに契約しない
詐欺業者の担当者の目的は、不安をあおり早く契約させることです。
「早く修理しないと家が危険な状態です」と言われても、絶対に、すぐに契約してはいけません。
家族や他の業者に相談してから、契約を検討しましょう!
修理を行うときは必ず相見積もりをとり、必要な工事なのか、価格は相場内なのか、確認しておきましょう!
見積書は、業者が行う修理内容を証明する大切な書類であるため、手書きの見積書や詳細な修理の内容・数量が書かれていない見積書を提出する業者は注意しましょう。
雨漏りの修理費用の相場について、詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
まとめ:詐欺業者には対して毅然とした態度で挑む
今回は、雨漏り修理の詐欺の手口や対処方法を解説しました。
代表的な詐欺の手口を5つ紹介しました。
- 近所の修理のための挨拶
- 急な訪問で不具合を指摘
- 定期点検・無料点検
- キャンペーンの営業
- 火災保険の無料修理
詐欺業者かもしれないと思ったときは、毅然とした態度で、相手にせず、シャットアウトしてください。
紹介した詐欺業者に対する2つの対処方法を必ず守るようにしましょう。
- 屋根に上がらせない
- すぐに契約しない
詐欺業者に対して「信頼できる業者さんに任せているので」と普段から言えるような状況を作っておくのも良いですね。
詐欺業者が突然訪問し不安をあおってきても、安心して断れるように定期的な屋根の点検をしておきましょう。
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