目次
地元工務店を選ぶ5つのデメリットとは?
地元工務店を選ぶ場合の5つのデメリットをご紹介します。
- 知識や技術のレベルの格差
- イメージが作りにくい
- 打ち合わせの手間
- 乏しい提案力
- 倒産のリスク
大切な我が家ですので、心配ごとを調べておきたいですね。
次の章からそれぞれ解説していきます。
【地元工務店を選ぶデメリット】①知識や技術のレベルの格差
地元工務店は、知識や技術のレベルの格差が大きくなっています。
20年ぐらい前からの耐震性能、断熱性能はどんどん求められる性能が向上しています。
更新されることなく10年以上前の知識のままで、技術レベルが施工する大工さんや職人さん任せであることも珍しくないです。
その一方で、フランチャイズに加盟していたり、独自の情報や最新技術を導入している熱心な工務店もあります。
自分のイメージに合う家造りが可能なのか、お客様がしっかりと見極めることが求められます。
【地元工務店を選ぶデメリット】②イメージが作りにくい
大手のハウスメーカーはモデルルームや展示場を持っているため、完成後のイメージを作りやすいです。
地元工務店はモデルルームや展示場がないため、完成後のイメージや工務店の特色が過去に建てた家の写真となり、イメージしにくい場合があります。
また住宅設備を選ぶときは、実物を見たい場合、自分達でショールームをまわる必要があります。
【地元工務店を選ぶデメリット】③打ち合わせの手間
地元工務店は標準使用や基本使用はあったとしても、必ずしもその使用でなければならないというルールが少ないです。
地元工務店は選択肢が多く、要望に対して柔軟に対応してくれる半面、決めるための打ち合わせに時間がかかってしまいます。
選択肢が多いので自ら調べたり、希望を伝えて地元工務店に調べてもらったりするため、なにかと時間がかかり、大手ハウスメーカーと比較すると手間となります。
【地元工務店を選ぶデメリット】④乏しい提案力
地元工務店は、大手ハウスメーカーと比較すると提案力が乏しくなります。
地元工務店では、営業活動は社長の人柄・人間関係に頼ることが多いです。
社長は税制や資金計画など社長業の仕事も多くあります。
直接家造りに関わらない時間も多いので、どうしても提案力が乏しくなることも多いようです。
地元工務店は、建築デザイナーから提案されるケースが少なく、オシャレさや洗練された雰囲気を求める人は地味に感じる可能性があります。
【地元工務店を選ぶデメリット】⑤倒産のリスク
大手のハウスメーカーが倒産しないという訳ではありませんが、地元工務店は資本規模が小さく、内情は火の車であったり、外部的な要因(自然災害、景気等)によってはあっという間に倒産してしまうリスクがあります。
地元工務店は、倒産してしまったり、長期保証の制度がなかったりする場合があり、10年以上の保証に対する不安が生じやすいです。
ただし、文書には明確に取り決めされていなくても、修理やメンテナンスなどの保証を信用問題ととらえ、柔軟に対応してくれる地元工務店もあります。
地元工務店を選ぶ3つのメリット
地元工務店さんのネガティブな情報を上げましたが、もちろん、良い面もあります。
地元工務店のメリットについて、3つご紹介します。
- コスト
- 自由な設計
- 気軽なコミュニケーション
それぞれについて簡単に解説します。
コスト
地元工務店は、管理コストが少ない小規模な会社が多いです。
さらに広告宣伝費用、販売促進費用にも多額の経費をかけないため、ハウスメーカーと比較すると、同じ仕様だと1/3以上は安くなります。
自由な設計
デメリット部分で解説した通り、標準使用や基本使用はあったとしても、必ずしもその使用でなければならないというルールはありません。
大手のハウスメーカーと比較して、自由な設計が可能となっています。
お客様の事情、要望、こだわりに対して、柔軟に対応してもらえます。
気軽なコミュニケーション
大手ハウスメーカーでは、契約前と契約後で担当が代わってしまったり、各分野(営業、設計、インテリア、工事、外構、アフター等)ごとに担当者が代わるため、多くの人と関係することになります。
地元工務店は、最初の窓口から引渡し、アフターサービスまで、ひとりの担当者(主に社長)が担当する場合が多く、信頼でき気軽なコミュニケーションが可能です。
とくに、アフターサービスは主に社長との信頼関係で行われるので、いろいろなことを相談することができ、10年と言わず、長期間続くこととなります。
また、各業種の職人さんともコミュニケーションを取りながら、施工やメンテナンスの情報を得ることができます。(大手ハウスメーカーはすべて現場監督を通すことになっている場合もあります。)
設計事務所ってどうなの?
大手ハウスメーカーでもなく、地元工務店でもない、設計事務所という選択肢もあります。
設計事務所は、地元工務店ほどコストをおさえることはできません。
設計事務所へ設計費と管理費を支払うためです。
ただ、地元工務店にはないデザイン力と提案力があり、お客様が満足するデザイン住宅になる可能性があります。
設計・デザインを売りにしているTVをよく見かけます。
ただし、雨漏りの観点からすると、残念ながらデザイン住宅は雨漏りリスクの高い住宅となる傾向があります。
良い工務店と出会うためにはどうすれば?
良い工務店を探すための方法を5つ紹介します。
- 住宅情報誌
- 情報検索サイト
- 一括資料請求サイト
- 工務店引き合わせサイト
- 知り合い・OB客からの紹介
住宅情報誌
駅などに設置されているSUUMOマガジンなどが有名です。
事例の写真が多く掲載されているため、イメージがつかみやすくオススメです。
情報検索サイト
都道府県別に検索して、地元工務店の工法や年間施工数などのデータを参考に地元工務店の資料を請求できる仕組みです。
一例としては、全国安心工務店ネットというサイトがあります。
一括資料請求サイト
複数の工務店へ同時に資料請求ができるサイトで、希望する間取りのイメージや予算を登録すると、間取りや資金計画のアドバイスも一緒に送ってくれます。
一例としては、タウンライフというサイトがあります。
工務店引き合わせサイト
専任のコーディネーターが、依頼主の要望によって工務店を選定し、引き合わせをしてくれるというサービスで、第三者に相談しながら効率良く工務店探しができます。
一例としては、ザ・ハウスというサイトがあります。
知り合い・OB客からの紹介
その地域に古くから住んでいる人は、知り合いやOB客から地元工務店を紹介してもらう方法が確実です。
知り合いであれば、良い面・悪い面もいろいろと教えてもらえるので参考になります。
また、地元の地方自治体のホームページに、工務店のホームページがリンクしている会社は地元を意識しています。
地元の評判を大切にしている工務店は選ぶ材料の一つだと思います。
【まとめ】メリットとデメリットを把握してしっかり考えよう!
地元工務店を選ぶ場合の5つのデメリットをご紹介します。
- 知識や技術のレベルの格差
- イメージが作りにくい
- 打ち合わせの手間
- 乏しい提案力
- 倒産のリスク
大切な我が家ですので、心配ごとはおさえておきたいですね。
地元工務店のメリットについて、3つご紹介します。
- コスト
- 自由な設計
- 気軽なコミュニケーション
地元工務店を選ぶメリットは、コストが安価であることです。
住宅は車や家電と違って、最低でも30年以上は買い替えしないものです。
また、維持管理が伴うものでもあります。
良い工務店選びが大切ですので、根気強く探しましょう。
工務店との関係がなくなり、メンテナンスにお困りの方はお気軽にお問い合わせください。
神清からのお願い
記事を最後まで読んでいただきありがとうございます。
お客様の率直な感想をいただくため「役にたった」「役に立たなかった」ボタンを設置しました。
私たちは、日々屋根にお困りのお客様にとって必要な情報をお伝えしたいと考えております。今後のご参考にさせて頂きますのでご協力よろしくお願いいたします。