目次
動画でも詳しく解説しています!ぜひご覧ください。
屋根が剥がれている状態とは?
屋根が剥がれている状態とは、一般に屋根の塗装が剥がれた状態を指します。
上の写真は金属屋根の塗装が剥がれた状態です。
一般にスレートやガルバリウム鋼板・アスファルトシングル・モニエル瓦・セメント瓦などの塗装製品に起きる現象です。
また、問題が生じている屋根材では基材自体が剥がれてしまっている場合もあります。
上の写真は問題が起きているパミールという屋根材で凍害により、パミール自体が層状で剥がれています。
上の写真はアスファルトシングルの表面の石粒が剥がれた状態です。
屋根が剥がれている状態は、すぐに雨漏りが起こる可能性は低いですが、劣化が進んでいる兆候です。
補修が必要な状態なので、屋根点検・屋根補修を依頼しましょう。
「屋根が剥がれていますよ」と言われてやってはいけない3つの行動
「屋根が剥がれていますよ」と言って突然訪問してくる業者は、屋根修理の悪質な業者の可能性が高いです。
「屋根が剥がれていますよ」と言われてやってはいけない3つの行動を紹介します。
- 質問に答える
- 屋根に上げる
- 1人で決める
次の章から詳しく解説していきますね。
【やっていけない行動】①質問に答える
突然やってきた飛び込み営業の業者の質問に答えてしまうと、相手ペースにはまってしまいます。
日頃から飛び込み営業には気を付けているつもりでも、質問に答えて会話をするうちに、隙ができてしまいます。
「質問に答える」というわずかな行動もやめた方がいいです。
飛び込み営業とのわずかな接触も断ることが重要です。
質問を断るための参考返答を紹介しておきます。
- 屋根を定期的に点検してもらっているので帰ってください
- 個人情報はお答えできません
- 知らない方にお答えする必要はありません
- 質問に答える義務はありません
はっきりと会話する意思がないことを営業マンへ伝えましょう。
【やっていけない行動】②屋根に上げる
屋根が剝がれていると言われたときでも、業者を絶対に屋根に上げてはいけません。
業者が屋根に上がってしまうと、屋根を見ることができないお客様は明らかに不利です。
何もないのに修理が必要と言われたり、見えない部分で屋根材をわざと壊されてしまったりするリスクがあります。
また、事前に用意しておいた別の建物での修理が必要な屋根の写真を、今撮影したようにを見せてくる悪徳業者もいます。
屋根の現状確認は、地上から確認できる範囲で説明してもらいましょう。
悪質な飛び込み営業の場合は、だましやすい家を狙っているので屋根に上がれないとわかると説明せずに帰ってしまうこともありますが、気にすることはありません。
別の業者を探して、屋根点検してもらいましょう。
【やっていけない行動】③1人で決める
飛び込み営業をしてくる業者は、契約を1人で決断させようとします。
屋根修理は緊急性が低いので、契約する際には家族や友人と相談してから決めることが一般的です。
1人で契約することはやめておきましょう。
他の業者にも点検してもらい、複数の業者の意見を参考にして、屋根修理方法を決めた方がいいです。
見積金額の大小だけではなく、何が必要な工事なのか判断することができます。
「屋根が剥がれてますよ」と言われてもすぐ契約をしてはいけない
悪質な飛び込み営業マンは、お客様が考えたり他人に相談したりする時間を与えず、そのまま契約に持ち込もうとします。
絶対にすぐには契約しないようにしましょう。
今日だけのキャペーンや期間限定の割引は基本根拠がなく、悪徳業者の手口です。
毎日、どこでも「今日だけ、お宅だけの割引」と言っているのです。
悪徳業者のうそを真に受けて、焦ってすぐに契約しないように注意しましょう。
屋根修理で詐欺をはたらく悪徳業者の手口について詳しくはこちらの記事をご覧ください。
屋根修理の詐欺に気をつけて!代表的な5つの手口と対策を徹底解説!
「屋根が剥がれてますよ」などと言ってくる業者に多い事例
「屋根が剥がれていますよ」と営業してくるパターンに似ているケースがありますので紹介します。
- 「瓦が外れている」と言ってくる
- 「瓦が浮いている」と言ってくる
- 「しっくいが剥がれている」と言ってくる
- 「屋根が壊れている」と言ってくる
- 「棟板金が浮いている」と言ってくる
- 「棟がズレている」と言ってくる
また、お客様が「予算がない」と言って断ると、火災保険を利用して無料の屋根修理ができると説明して、すぐに契約しようとする悪質な業者がいます。
必ず火災保険が利用できるとは限りませんので、すぐに契約することは【NG】です。
屋根修理で火災保険が使えるかについて詳しくはこちらの記事をご覧ください。
屋根修理で火災保険が使えるの?5つの条件と申請までの流れを解説!
屋根修理の飛び込み営業について、この記事で詳しく解説しています。
屋根修理の飛び込み営業は悪質!5つの手口と見分ける方法を解説!
「屋根が剥がれてますよ」と言われて契約してしまった場合は?
「屋根が剥がれていますよ」と言われれ、高額な屋根修理の契約をしてしまった方でも、まだ解決の可能性があります。
契約日から8日以内ならクリーングオフで解約できます。
また、8日以上経過してしまった場合でも「消費者ホットライン(188)」(国民生活センター)や「住まいるダイヤル(0570-016-100)」(住宅リフォーム紛争処理支援センター)などの専門窓口で相談することにより解決につながる可能性があります。
クーリングオフのやり方について詳しくはこちらの記事をご覧ください。
訪問販売業者と契約して不安を感じている方は、クーリング・オフしましょう!
屋根が剥がれないようにメンテナンスをしておくことも重要
「屋根が剥がれていますよ」と言われても、自信を持って対応できるように日頃から屋根を見ておくことをオススメします。
さらに、屋根の定期点検やメンテナンスなどをやっておくことも重要です。
屋根材には寿命があり、耐用年数が近づくとどうしても屋根材の劣化が目につくようになります。
屋根修理やメンテナンスの目安として、屋根材の耐用年数を把握しておくと役に立ちます。
屋根材 | 耐用年数 | メンテナンス期間 |
---|---|---|
化粧スレート | 30年 | 10年 |
天然スレート | 30年~ | 適宜 |
ガルバリウム鋼板・立平葺き | 30年 | 10年 |
トタン・瓦棒葺き | 25年 | 5年 |
銅板 | 40年 | 適宜 |
コンクリート瓦 | 30年 | 10年 |
樹脂繊維セメント屋根材 | 30年 | 適宜 |
粘土瓦 | 60年~ | 適宜 |
もっと詳しく屋根材の比較をしたい方はこちらの記事をご覧ください。
【まとめ】「屋根剥がれていますよ」と突然言われても信用しない
屋根が剥がれている状態とは「屋根の塗装が剥がれた状態」を指し、一般にスレートやガルバリウム鋼板・アスファルトシングル・モニエル瓦・セメント瓦などの塗装製品に起きる現象です。
問題が生じている屋根材では基材自体が剥がれてしまっている場合もあります。
屋根が剥がれている状態は、すぐに雨漏りが起こる可能性は低いですが、劣化が進んでいる兆候ですので、屋根点検・屋根修理を検討しましょう。
ただし、「屋根が剥がれていますよ」と言って突然訪問してくる業者は、屋根修理の悪質な業者の可能性が高いですので信用して、すぐに契約することは絶対にやめましょう。
「屋根が剥がれていますよ」と言われても、自信を持って対応できるように日頃から屋根を見ておくことをオススメします。
また、屋根修理やメンテナンスの目安として、屋根材の耐用年数を把握しておくと突然訪問してくる業者に対応するのに役に立ちます。
屋根に関してお悩みの方はお気軽にお問い合わせください。
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