気が付かない雨漏りはもっとも危険! その対策は通気構法です!

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気が付かない雨漏りは怖いですよ~!

みなさま。こんにちは。

屋根から人の笑顔を作りたい!!!

神清(かみせい)のDr.神谷です。

雨漏りは嫌ですよね~!

でも、もっと嫌なのが、気が付かない雨漏りなんです!

なぜかというと気が付かない雨漏りは知らない間に、家の柱や壁を腐らせているかも?なんです!

気が付いた頃には、大修理が必要な程、木が腐朽劣化していたり、シロアリの被害があったりなんてことも。

そんな気が付かない雨漏り事例をご紹介します!

 

金属屋根の葺き替え現場

築20年の木造住宅で、屋根・壁とも金属屋根材・壁材でした。

屋根は金属屋根の心木有瓦棒葺きでした。

点検のために屋根の上を歩いてみると、ベコベコしていて、野地板が劣化している状態だったので、葺き替えをしました。

屋根材を剥がしてみると、屋根と壁の取り合い部から雨水浸入していました。

青丸の取り合い部から室内まで雨漏りしない、気が付かない雨漏りが起きていて、その下の柱・胴縁が腐朽・劣化していました。

赤丸の部分は、白色腐朽菌が見られます。

柱の奥の断熱材も水分により、ずれ落ちた状態でした。

赤丸の木部はシロアリに食され、蟻道があり、スカスカの状態でした。

このように気が付かない雨漏りは家の構造体(柱・壁・筋交いなど)の木部の腐朽劣化やシロアリの蟻害を発生させるリスクとなります。

頻繁に雨漏りして、木材の含水率が30%以上が続く状態だとこのように腐朽します!

通常の室内へ漏れる雨漏りですと、このようなに構造上重要な部位である柱が腐朽・劣化する前に、雨漏りを修理することができます。

そのため、このようなに気が付かない雨漏りは一番危険だと言えます!

屋根と壁の取り合い部も雨漏りしないようにしっかりと補修しました。

結局、屋根の葺き替えに加えて、壁を一部解体して、柱・壁も補強する大改修となりました。

 

柱・壁・筋交いなどの腐朽劣化は耐震性を低下させる!

柱・壁・筋交いが腐朽劣化することで、耐震性が問題となります。

阪神大震災後の調査では、シロアリ被害・腐朽劣化があった住宅の90%が全壊したというデータもあり、腐朽劣化は地震被害を引き起こすと考えられています。

そのため、住宅の瑕疵担保保険の適用範囲が雨漏りと表現されているのではなく、雨水浸入(雨漏りだけではなく、気が付かない雨漏りも含む)と表現されているそうです!

 

雨水浸入に強い構造とは?

近年は異常気象による豪雨・大型台風などが年々増加しています。

今まで以上に、屋根・壁の構造・仕様を雨水浸入に対して強い構造・仕様として行かなければならないでしょう!

雨水浸入に強い構造とは、ズバリ、通気構造だと言えます!

屋根・壁で雨水浸入しても、通気構造にすることで、排水でき、乾燥しやすくなるため、腐朽劣化を防ぎ安心で長寿命な住宅に繋がります。

屋根面における通気構法・壁面における通気構法はその解決策の1つであり、お勧めいたします!

 

まとめ:気が付かない雨漏りは家の柱・壁などの腐朽劣化を引き起こす!

室内に出てこない雨漏りは家の柱・壁の腐朽劣化・シロアリ被害を引き起こします。

雨漏りに気が付く頃には、被害も大きくなり、大掛かりな修理が必要になる場合もあります。

これからの新築・リフォームでは、雨漏りに強い屋根・壁の構造=通気構造をお勧めいたします!

 

専門用語もあり、わかりにくい所もあったかと思います。

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