~屋根構造(空気層有・無)の違いはなに? Q085~ 図解 屋根に関するQ&A

図解 屋根に関するQ&A

よく聞かれる屋根への質問にわかりやすくお答えしています。

「瓦屋根の良さは瓦の下に空気層があるからだよ~!と聞いたこがあるけどどう言う意味なの?」とお施主さまから質問をいただきました。

Q:屋根構造(空気層有・無)の違いはなに?

A:空気層が有ると以下の利点がある。

①屋根材の温度を野地板(建物側)に伝えにくい
②屋根材から入った雨水を排水しやすい
③通気・換気を取組やすい
④野地板での結露発生を軽減しやすい

つまり、住宅への温熱環境改善、屋根の劣化を防止・耐久性向上に効果があります。

家にとっては、利点が多いけれど、空気層有構造にするには、屋根材の材料強度が必要となります。
屋根材の強度ある粘土瓦やプレスセメント系屋根材が空気層有構造です。(重量は少し重くなりますが。)

 

一方、空気層無構造としては、金属屋根(立ひら葺き、横葺、瓦棒葺き)、化粧スレート、アスファルトシングル葺きがあります。

空気層が無い屋根構造とは、強度がない屋根材に用いられる構造となっています。
強度がない場合ため、施工者の自重を野地板でささえる形で施工されます。

空気層が無い屋根構造の利点は2つです。

①屋根材を軽量にできる
②屋根が安価となる(新築時)

一方、屋根の温熱環境や屋根の劣化に対しては、マイナス面が多くなっています。

特に、最近の研究・実態調査では空気層のない屋根構造において多くの野地板不具合が発生していることが指摘されています。

よく言われることですが、外壁構造では、昔は空気層無し構造でしたが、不具合(内部結露・漏水・凍害等)が多く発生して、現在は多くが通気構造(空気層有)となっています。
壁よりも温熱環境が厳しい屋根での空気層無し構造は不具合と隣合わせと言えます。

住まいの長寿命・低メンテナンス費を考えた場合、外壁よりも環境の厳しい屋根では、空気層有構造が絶対必要ですよ!

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Dr.神谷
神清のまとめ役。
学者肌で数々の「産学官」の連携研究事業を行い、業界内でも数少ない技術派です。その知恵で若いスタッフを指導しています。

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