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ベランダの床の紫外線対策にオススメ3選
ベランダの防水層を守り防水機能を維持するためには、紫外線から床・防水層を守ることが重要です。
ベランダの床の紫外線対策にオススメを3つ紹介します。
- オーニング
- 腰壁や屋根
- 敷物など
次の章からそれぞれについて詳しく解説していきます。
【ベランダの床の紫外線対策】①オーニング
ベランダの床を紫外線から守るには、オーニングやサンシェードが有効です。
オーニングとは、外壁に設置したアームを伸ばして開閉する布製の庇(ひさし)のことです。
サンシェードとは、アームを用いた開閉を行わず、サッシ上や2階テラス屋根などから地面や手すりにかける布です。
夏の日差しが強いときに使用するイメージがあると思いますが、ベランダ床の紫外線対策つぃては、1年中使用する必要があります。
また、ベランダの床全体をカバーすることが効果的なので、比較的大きなベランダでは適さない対策となります。
【ベランダの床の紫外線対策】②腰壁や屋根
ベランダの床の紫外線対策は腰壁やテラス屋根が有効です。
ベランダの幅が狭い場合、腰壁によって床全体を日陰とすることができます。
直射日光が床にあたらない分、紫外線を大幅にカットできるので有効です。
同様にベランダの先端までスッポリと被るテラス屋根も直射日光を遮ることができ有効です。
ただし、テラス屋根は設置に費用が20~万円となり、新規に設置する場合、紫外線対策だけでは費用対効果が少ないとお考えください。
どちらもベランダが幅広の場合は、部分的にしか床をカバーできないため適さない対策となります。
【ベランダの床の紫外線対策】③敷物など
床面にタイルマットなどの敷物を敷くことにより紫外線を防ぎ、ベランダの床の劣化を遅らせることができます。
敷物は紫外線だけでなく、飛来物による衝撃や鳥害(鳥がくちばしでつつく)などによる破損、掃除や人が歩くことでの摩耗などからも保護できます。
敷物の上を歩行することになるため、よく使うベランダであれば、歩行しやすさも検討しておきましょう。
その一方で敷物を設置するデメリットもあり、デメリットについては次の章で解説します。
ベランダの床に紫外線対策で敷物を使用するときの注意点
ベランダの敷物は、雨が降った時には水分・湿気が溜まる原因となり、コケ・カビの発生リスクなどが高まってしまいます。
タイルマットの下は隙間ができるため、その隙間にゴミや土ぼこりなどが貯まりやすくなります。
大雨時にそれらが流れ出し、ドレン(排水溝)を詰まらせないように注意が必要であります。
雨の日の翌日などにゴミが貯まっていたら、その都度、マットを上げて清掃すべきです。
また、ベランダ防水は床面だけでなく、30㎝程度の立上り部があり、その立上り部においても何かでカバーして、紫外線対策を行うことが重要です。
ベランダの床の紫外線対策にオススメの敷物は?
オススメの紫外線対策の敷物を紹介します。
オススメはジョイントタイルとなります。
耐候性が高いプラスチック製のジョイントタイルの方がメンテナンス・掃除が簡単です。
重量が軽いため、簡単にめくることもでき掃除が楽です。
セメントブロックは紫外線劣化せず長持ちしますが、タイルユニットの重量は1枚が15kgぐらいあり掃除は大変です。
ホームセンターで販売しているような人工木パネルや人工芝パネルは数年で劣化してしまいます。
ベランダ防水の寿命
ベランダ防水の寿命の目安は10年から15年程度です。
日当たりの良いベランダですと、紫外線対策をしていないと寿命が短くなってしまいます。
既存の防水材の種類によって耐用年数が多少異なります。
防水工事の種類 | 耐用年数 |
---|---|
ウレタン防水 | 約10~13年 |
FRP防水 | 約10~15年 |
シート防水 | 約12~15年 |
アスファルト防水 | 約12~20年 |
ベランダ防水の寿命について詳しくはこちらの記事で解説しています。
ベランダ防水の寿命はどれくらい?メンテナンスのポイントも解説
定期的にしておきたいトップコート塗装
ベランダのトップコートとは、ベランダの床に施工されている防水層を守るために塗装する塗料のことです。
防水工事において、防水層を施工した後に最上層として塗装されます。
トップコートを塗装することで、防水層の紫外線劣化を軽減させ、耐摩耗性も向上します。
トップコートを5年に1回塗ることで、防水層の紫外線対策となります。
一方で、トップコートは保護材であり、防水機能がありませんので注意しておきましょう。
ベランダのトップコートの施工費用について詳しくはこちらの記事で解説しています。
ベランダの防水塗料のDIYは可能?
ベランダ防水塗料を自分で塗ることは、施工可能なベランダの種類や劣化していない状況であれば可能です。
自分で塗る可能性を判断する条件を下記で紹介します。
【自分で塗っても良い場合】
- ウレタン防水・FRP防水が既に施されているベランダ
- 少しの色あせのみでヒビ割れのないベランダ
- トップコートのみの塗り直し
【自分で塗るべきではないベランダ】
- 色あせがひどく複数のヒビ割れがみられるベランダ
- トップコートが剥がれて防水層がむき出しのベランダ
- 雨漏りが起きているベランダ
- シート防水が施されているベランダ
ベランダ防水塗料をDIYで塗ることはトップコートを塗るようなイメージです。
既存防水層が劣化していると防水塗料を塗装しても、すぐに雨漏りしてしまう可能性があるので、早めに専門業者に修理依頼することをオススメします。
【まとめ】紫外線対策を行って防水機能を長持ちさせよう
ベランダの防水層を守り防水機能を維持するためには、紫外線から床・防水層を守ることが重要です。
3つの対策を紹介しましたが、床面にタイルマットなどの敷物を敷くことにより紫外線を防ぎ、ベランダの床の劣化を遅らせることができます。
とくに、耐候性が高いプラスチック製のジョイントタイルを敷くことがオススメで、メンテナンス・掃除が簡単になります。
また、ベランダ防水は床面だけでなく、30㎝程度の立上り部があり、その立上り部においても何かでカバーして、紫外線対策を行うことが重要です。
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