目次
ベランダのトップコートとは?
ベランダのトップコートとは、ベランダの床に施工されている防水層を守るために塗装する塗料のことです。
防水工事において、防水層を施工した後に最上層として塗装されます。
トップコートによって、防水層は紫外線や摩耗による劣化から守られています。
また、トップコートは保護材であり、防水機能がありませんので注意しておきましょう。
トップコートだけのベランダ塗装の費用
一般的なベランダの大きさ(約20㎡)で必要となる塗装費用は約5万円程度です。
トップコートを5年1度の目安で塗り替えることで、防水層を長持ちさせることができます。
ベランダの防水工事の費用について詳しくはこちらの記事で解説しています。
費用はどれくらい?トップコートだけのベランダ塗装の施工単価
トップコートだけのベランダ塗装の施工単価を紹介します。
防水層の種類 | 施工価格(1㎡あたり) |
---|---|
ウレタン防水 | 1,500~2,000円 |
FRP防水 | 1,800~2,500円 |
ゴムシート防水 | 1,000~1,500円 |
※トップコートの種類によっても施工単価は変わりますので、目安としてお考えください。
ベランダの防水工事の単価表について詳しくはこちらの記事で解説しています。
トップコートだけの低費用で良い場合の劣化症状
トップコートだけの塗装で済むベランダ防水の劣化症状を紹介します。
●チョーキング現象
チョーキング現象はトップコートが劣化して、触ると白い粉が付着する現象です。
●カビ・コケ
●摩耗
防水層に劣化はなく、トップコートの劣化のみという比較的軽い症状となります。
防水層の劣化はトップコートだけの防水塗装では不可能
ベランダの防水層まで劣化している場合は、トップコートの塗装のみでは対応できません。(トップコートは保護材であり、防水機能はないからです。)
●ヒビ割れ
●ふくれ
●水たまり
●植物や藻の生育
●雨漏り
雨漏りが発生したら防水層に貫通したあなが開いていることになるので、トップコートの塗装で止水することはできません。
防水層に変化が発生した段階で防水層の補修を行うことで、雨漏りを防ぐことにつながります。
ベランダの防水層から塗装する場合の費用
一般的なベランダの大きさ(約20㎡)で必要となる塗装費用(トップコートの費用含む)は約16万円となります。
防水材を重ね塗りする方法とシート状の防水層を貼り付ける方法があり、どちらも仕上げにトップコートを塗装することがあります。
防水工事の種類について詳しくはこちらの記事で解説しています。
防水工事の代表的な種類を紹介!特徴や費用・耐用年数などすべて解説
トップコートだけのベランダ塗装の耐用年数の目安
トップコートの耐用年数は、一般的にはアクリルウレタン系のもので3~5年程度です。
レアなケースですが長持ちするフッ素系などでは10年程度となります。
耐用年数はベランダを歩く頻度や日当たりの状態などの影響も受けて変わりますので目安となります。
トップコートは5年に1度程度の目安での塗り替えることで、防水層を長持ちさせることができます。
ベランダのトップコート施工の流れ
ベランダのトップコート施工の流れを紹介します。
- 洗浄
- 下塗り
- 上塗り
●高圧洗浄をかけて汚れを撤去します。
●下塗りとして、塗り替え用プライマーを塗布します。
●上塗りとして、トップコートで仕上げます。
既存トップコートの上にトップコートを塗布する場合でも、表面を洗浄し下塗りを塗ることでトップコートをしっかりと密着させることができます。
費用を抑えるためにトップコートの塗装のDIYは可能?
費用を抑えるためにトップコートの塗装のDIYは可能な場合があります。
防水層が劣化する前に定期的にトップコートをDIYで塗布する作業となります。
目安としては5年以内となります。
ただし、ベランダに色々ものが置かれていたり、付帯設備がある場合は、トップコートのDIYはあまり向きません。
防水層まで劣化が進行すると雨漏りにつながり、結果、業者に依頼することになり、かえって費用が高くなってしまいます。
トップコートの施工不良が発生しにくいのは、ベランダに何もものがない場合ですので、その場合のみ可能とお考えください。
また、新築時から10年程度経過した場合もすでに防水層が劣化している可能性が高いのでやめておきましょう。
ベランダの防水塗料を自分で塗る手順について詳しくはこちらの記事で解説しています。
ベランダ防水塗料を自分で塗る手順とは?メリットとデメリットも解説
【まとめ】費用節約のためにもトップコート塗装は定期的に
ベランダのトップコートとは、ベランダの床に施工されている防水層を守るために塗装する塗料のことです。
トップコートは保護材であり、防水機能がありませんので注意しておきましょう。
トップコートを5年1度の目安で塗り替えることで、防水層を長持ちさせることができます。
費用を抑えるために定期的なトップコートの塗装のDIYは可能な場合があります。
新築時から10年程度経過した場合もすでに防水層が劣化している可能性が高いのでやめておきましょう。
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