ベランダの防水工事の費用は?ケースごとの価格を詳しく解説

Dr.神谷
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  • みなさま。こんにちは。
    屋根から人の笑顔を作りたい!!!神清(かみせい)のDr.神谷です。

    弊社は、半田市にある創業150年老舗三州瓦の生産・販売・工事を行っている会社です。
    年間200棟以上の雨漏り調査・修理を行っています。
    建築業界誌「日経アーキテクチュア」の連載記事「新次元!雨漏り対策」を執筆しています。

本記事はこんな人にお勧めします。

ベランダの防水工事の費用について知りたい

ベランダの防水工事の費用が高くなるケースを知りたい

この記事で伝えたいこと

この記事は「ベランダの防水工事の費用について知りたい」「ベランダの防水工事の費用が高くなるケースを知りたい」という方に向けて書かれています。

ベランダのヒビ割れや水たまりって気になりますよね。
メンテナンスやリフォームを検討しているとき、費用面の心配が一番大きいと思います。

本記事では、ベランダの防水工事の費用について解説していきます。ケースごとに必要な費用を解説していますので、ぜひ参考にしてくださいね。

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ベランダの防水工事はどこまでやるかで費用は変わる

ベランダの防水工事はどこまで補修をやるのかによって費用が変わってきます。

防水層の劣化状態や前回の施工時期などによって、必要な防水工事が変わってきます。

ベランダの防水層の劣化状態によって大きく3つの補修方法がありますのでしょうかいします。

  1. トップコートのみの補修
  2. 防水層から塗布する補修
  3. ベランダ下地から補修

 

次の章からそれぞれの費用について詳しく解説していきます。

 

【ベランダの防水工事の費用】①トップコートのみ

一番費用が安くなる補修は、保護塗料であるトップコートのみを塗装する場合です。

一般的なベランダの大きさ(約20㎡)で必要となる塗装費用は約5万円となります。

トップコートは防水層を紫外線や雨から保護する役目のもので、工事費用は安くなります。

トップコートを5年に1度程度の目安での塗り替えることで、防水層を長持ちさせることができます。

 

【ベランダの防水工事の費用】②防水層から塗布する

ベランダの防水工事としてはもっとも多く行われる補修となります。

一般的なベランダの大きさ(約20㎡)で必要となる塗装費用は約16万円となります。

この費用には、当然ですがトップコートの塗装費用も含まれています。

防水層の種類としては、防水材を重ね塗りする方法とシート状の防水層を貼り付ける方法がありますが、どちらも仕上げにトップコートを塗装します。

 

防水塗装の種類について詳しくはこちらの記事で解説しています。

屋根の防水塗装の種類とは?費用や必要な症状などもすべて解説

 

【ベランダの防水工事の費用】③下地から補修

防水層の劣化が激しい場合は、ベランダの下地から補修する場合があります。

下地から補修する場合は、一般的なベランダでも費用は50万円を超えてきます。

雨漏りなどでベランダの構造材の木材が腐朽することもあり、この場合はさらに大きな費用となります。

 

ベランダの防水工事の費用は防水材によっても変わる

ベランダの防水工事の費用は防水材の種類によっても変わってきます。

主に3つの防水工事がありますので紹介します。

  • ウレタン防水
  • FRP防水
  • シート防水

 

防水の種類特徴費用相場
ウレタン防水・ウレタン樹脂という液体の防水材を塗布し乾燥させて防水層を作る防水工事
・既存防水層の上に付帯設備が設置されている複雑な形状にも防水層を作ることが容易
6,000~8,000円/㎡
FRP防水・液体のポリエステル樹脂に硬化剤を加えて、ガラス繊維などで補強・一体化した塗膜防水
・耐衝撃性・耐摩耗性に優れて軽量である
6,500~8,500円/㎡
シート防水・塩ビシート防水とは塩化ビニル樹脂でできたシート状の防水材1枚で防水層を作る工法
・付帯設備があり、施工場所の形状が複雑な場所への施工は困難
6,000~8,000円/㎡

ベランダの防水工事は、ベランダにある付帯設備の配置や防水層の劣化状況を考慮して、実施する防水工事の種類を選びましょう。

 

ベランダの外壁塗装もやるのかどうかで費用は違う

ベランダの防水工事に加えて、ベランダの外壁塗装(外壁、軒天井、庇、手すり、柱など)を行う場合は、さらに15万~30万円必要となります。

雨漏りの原因がベランダの外壁の場合には、外壁の張り替えを行うこともあります。

この場合は、外壁を撤去してその中にある防水シートを張り替え補修して雨漏りの根本原因を直してから新規の外壁材で復旧することになりますので、50~100万円程度は覚悟しておきましょう。

ベランダ下の雨漏りの原因は、ベランダの防水層の不具合の場合もありますし、ベランダの外壁・サッシまわりの不具合の場合もありますので、しっかりと雨漏り調査してから補修範囲・方法を検討しましょう。

 

ベランダの防水工事が必要となるタイミング

ベランダの防水層の耐用年数は10~15年程度です。

防水材の種類によって多少の違いはあるものの、太陽光(紫外線)や風雨などの劣化要因によって日々劣化が進行していきます。

10~15年で老朽化してくるため、外壁や屋根のメンテナンス時期(10~15年)に合わせてリフォームを検討すべきです。

築15年で、屋根のメンテナンスをさぼっても雨漏りに直結しませんが、ベランダの防水層はメンテナンスをさぼると雨漏りするので、優先順位は高いとお考えください。

 

ベランダのメンテナンスが必要となる劣化症状

ベランダの防水層の耐用年数が近づいているとき、耐用年数超えとなったときに見られる症状を紹介します。

〇耐用年数が近づいている症状

●ヒビ割れ

●表面の色あせ

●ふくれ

耐用年数が近づいている状態は、見た目に劣化を感じたらそのタイミングです。

しかし、劣化しているがあなが開いていない状態です。

 

〇耐用年数超えとなった症状

●植物や藻の生育

●雨漏り

耐用年数を超えた状態は、防水層の劣化を放置して防水層にあなが開いている状態です。

雨漏りに直結しますので、早急に補修しましょう。

 

ベランダの防水工事はDIYでも可能?

ベランダの防水工事はDIYでも可能な場合があります。

それは5年ごとにトップコートをDIYで塗布することです。

防水層の表面を塗装することで防水層を保護することができ、長持ちさせることができます。

一方で、5年程度でトップコートを塗布せず、防水層の劣化が進行した場合は、DIYはオススメできません。

施工不良などがあると雨漏りの原因となりますし、後から業者に依頼しても余分な費用が発生してしまいます。

劣化した防水層のメンテナンスは業者に依頼することをオススメします。

 

【まとめ】ヒビ割れや雨漏りが起こる前に防水工事をしよう

ベランダの防水工事はどこまで補修をやるのかによって費用が変わってきます。

ベランダの防水工事は防水層から補修することが一般的です。

それ以上放置すると雨漏りが発生し、ベランダの下地から補修する場合は、費用が大幅に上がります。

ベランダの防水工事の種類については、ベランダにある付帯設備の配置や防水層の劣化状況を考慮して選びましょう。

ベランダの防水層の耐用年数は10~15年程度であり、それ以上放置すると雨漏りリスクが高まるため、屋根よりはメンテナンスする優先順位は高いとお考えください。

劣化した防水層のメンテナンスは業者に依頼することをオススメします。

 

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