雨漏り修理の見積もりで大切な3つのこととは?コツや手順も徹底解説

Dr.神谷
Dr.神谷
  • みなさま。こんにちは。
    屋根から人の笑顔を作りたい!!!神清(かみせい)のDr.神谷です。

    弊社は、高浜市・半田市にある創業150年老舗三州瓦の生産・販売・工事を行っている会社です。
    年間200棟以上の雨漏り調査・修理を行っています。
    建築業界誌「日経アーキテクチュア」の連載記事「新次元!雨漏り対策」を執筆しています。

本記事はこんな人にお勧めします。

  • 雨漏り修理の見積もりで大切なことを知りたい
  • 雨漏り修理の見積もりのコツや手順を知りたい
  • 悪徳業者の雨漏り修理の見積書の特徴を知りたい

この記事で伝えたいこと

この記事は、「雨漏り修理の見積もりで大切なことを知りたい」「雨漏り修理の見積もりのコツや手順を知りたい」という方に向けて書かれています。

雨漏り修理の見積もりのコツや手順についてご存知ですか?
多くの方は、雨漏り修理の見積もりの経験がなく、何が大切なのかわからないと思います。

本記事では、雨漏り修理の見積もりで大切な3つのことについて解説していきます。
見積もりのコツや手順についても、わかりやすく解説していますので、ぜひ参考にしてくださいね。

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雨漏り修理の見積もりで大切な3つのこと

雨漏り修理の見積もりで大切な3つのことをご紹介します。

  1. 雨漏り修理の相場を知っておく
  2. 現在の雨漏りの状況を知っておく
  3. 相見積もりを行う

雨漏り修理の見積もりは一般の方は見ることがありません。

残念ながら自宅が雨漏りした場合の参考にしてください。

次の章から詳しく解説していきます。

 

【見積もりで大切なこと】①雨漏り修理の相場を知っておく

雨漏り修理の見積もりを行うときは、ある程度雨漏り修理の相場を事前に知っておくことが重要です。

雨漏り修理の場合は、物件ごとに建物の立地、使用材料、修理面積などが異なるため、一概に比較することはできませんが、およその相場をこちらとなります。

原因箇所費用相場
屋根の雨漏り修理3万~50万円
天井の雨漏り修理5万~15万円
ベランダ・バルコニーの雨漏り修理5万~30万円
外壁からの雨漏り修理5万~50万円

また、雨漏り修理は原因によって修理内容が変わってしまい、それに伴い修理費用も変わってきます。

雨漏り修理費用の相場について詳しくこちらの記事をご覧ください。

雨漏りの修理費用の相場はいくら?屋根屋さんが徹底解説!

 

【見積もりで大切なこと】②現在の雨漏りの状況を知っておく

雨漏り修理業者が正確に原因を調査し、見積もりを行ってもらうためには、現在の雨漏りの状況を自分が把握し、状況をしっかりと伝えることが重要です。

雨漏り修理業者は雨漏りの状況を見ることはありません。

雨漏りの状況をわかりやすく伝えるためのポイントを紹介します。

  • 雨漏りの写真・動画を撮影しておく
  • 記録(日時、雨の様子、風の様子、漏れた量)を残しておく
  • 家の図面を用意しておく 

また、建物の状況を目視で確認しておきましょう。

  • 屋根・外壁・バルコニーなどに破損があるか?
  • 外壁・バルコニー・サッシまわりにひび割れがあるか?
  • 樋・排水口周辺に詰まりがあるか?

建物の状況を把握するときの見るべきポイントについて詳しくはこちらの記事で解説しています。

自分でできる雨漏り箇所の探し方とは?知っておくべきポイントも紹介

 

【見積もりで大切なこと】③相見積もりを行う

雨漏り修理の見積もりでは、相見積もりを行うことが重要です。

相見積もりにはメリットデメリットがありますので、理解した上で行いましょう。

相見積もりのメリット

  • 見積もりを通して業者の特徴を知ることができる
  • 相場感を把握することができる
  • 業者によって言っていることが全く違うことがわかる
  • 他社の見積書があると価格引き下げ効果がある
  • 自分に合った信頼できる業者を選ぶことができる

相見積もりデメリット

  • 複数の業者と合うため時間がかかる
  • 複数の業者と話をするのでつかれる
  • どの業者を選べば良いのかわからなくなる可能性がある
  • 一番安価な業者を選んでしまい雨漏りが直らないことがある

2社以上の業者と話をすることで、悪徳業者にだまされる可能性は低くなりますので、必ず行うようにしましょう。

 

雨漏り修理の見積もりの手順

雨漏り修理の見積もりの手順について解説します。

手順の具体例は以下となります。

  1. 雨漏りの状況を撮影する
  2. 建物の状況を把握する
  3. 優良業者を2社以上探して、現地調査を依頼する
  4. 現地調査時に業者の対応を観察、雨漏り原因の説明を受け、見積を依頼する
  5. 業者の原因説明、見積書を比較する
  6. あなたが納得できる業者を選び、修理依頼する

はじめは2社に声掛けするぐらいでいいと思います。

雨漏り調査、原因説明を受けて、納得できない場合に、3社目以降の業者を探すようにした方が負担が少ないと思います。

 

雨漏り修理の見積もりのコツ

雨漏り修理の見積もりのコツは3つあります。

  1. 予算イメージを伝える
  2. 修理方法を記載してもらう
  3. 再発した場合の対応を記載してもらう

以下簡単に紹介します。

予算イメージを伝える

雨漏りの原因を直す方法としては、いくつかの手法があります。

応急処置的なシーリング工事から材料を交換する葺き替え・張り替えなどの根本原因を改修する工事などがあります。

雨漏りの再発を防ぐ上では、根本原因を改修することが望ましいですが、修理費用は高額となります。

あらかじめ、応急処置的な安価な修理、部分的な改修、根本的な改修、他の予防も含めた大規模改修の4つぐらいの中から希望の修理方法・予算イメージを伝えておくことをオススメします。

 

修理方法を記載してもらう

雨漏り修理方法を説明されても、一般の方では専門用語がわからないので理解できない場合がほとんどだと思います。

見積書に修理方法を記載してもらっておくことで、後からのトラブルを回避することができます。

特に、雨漏りが再発した場合に役立ちますので、記載してもらいましょう。

 

再発した場合の対応を記載してもらう

雨漏りは原因箇所が複数ある場合もあり、雨漏り修理を1度行えば、必ず雨漏りが止まるとは言えません。

その場合の対応を見積もり書に記載してもらいましょう。

とくに、雨漏り修理で塗装を行う場合に、全面塗装をしたけど直らないという話をよく聞きます。

「最後は原因がわからないので直せない。」と逃げられてしまうというものです。

これを防ぐために、対応を確認しておきましょう。

 

雨漏り修理の悪徳業者の見積書の特徴を知っておこう

雨漏り修理業者の中には悪徳業者もいます。

悪徳業者を避けるために、悪徳業者の見積書・行動の特徴を知っておきましょう。

悪徳業者の見積書の特徴

  • 手書きの見積書
  • 数量・単価がなく一式のみの見積書
  • 主な材料の種類が記載されていない見積書
  • 会社住所・担当者名・連絡先等が記載されていない
  • 不要な内容が細かく羅列されている

悪徳業者の行動の特徴

  • 目視調査のみ
  • 提案が1種類のみ
  • 安価なシーリング工事の提案(ただし、止まらなければ大規模改修が必要)
  • 全面塗装などの大規模改修を提案
  • 全面塗装しても雨漏りが止まらない場合にギブアップする

 

雨漏りは適切な応急処置を行うことも重要です

雨漏り業者が雨漏り修理を行うまで一定の時間がかかります。

その間の降雨によって被害が拡大することを防ぐため、適切な応急処置がとても重要です。

とくに、雨漏りして室内の被害を防ぐことはバケツやぞうきんを使うことで簡単にできます。

天井からの雨漏りをそのままほかっておくと、床や家具などが濡れて2次被害が発生してしまいます。

水滴が落ちる場所にぞうきんを入れたバケツを置くことで、飛び散りを防ぐことができます。

また、天井上に上がれる場合は、雨漏りする天井上にバケツを置いておくことで天井の被害も軽減できます。

雨漏りの程度がひどい場合や窓からの雨漏りの場合の応急処置の方法について詳しくはこちらの記事で解説しています。

知っておこう!雨漏りしたときに役立つ5つの応急処置を屋根屋が解説

 

雨漏り修理の見積もりはどこに依頼すればいい?

見積もりは地元で評判のいい雨漏り修理業者がオススメです。

地元で評判のいい雨漏り修理業者はマイナスイメージを嫌うため、あくどいことをしたり、不具合の再発に対して逃げたりすることは少ないからです。

また、地元で昔から家業としてやっている老舗の工事業者は信頼で商売をしているようなものなのでオススメします。

さらに、その中でも雨漏り調査を重視している業者を選びましょう。

雨漏りは雨漏りの原因がわからないと止まらないからです。

参考までに主な雨漏り修理を受注している業態の特徴について簡単にまとめておきます。

雨漏り修理会社の業態特徴
地元の老舗で評判な雨漏り修理業者地元の方から直接雨漏り修理の依頼を受けている。お客様と直接、契約書を交わし工事の保証をしている。
地元の屋根・塗装工事業者工務店、ハウスメーカーなどからの依頼で雨漏り修理を行っている。また、web会社から紹介されて訪問している。
ハウスメーカー新築したOB顧客の雨漏り修理を行っている。不安感はないが、一般価格の倍以上と割高である。
工務店新築したOB顧客の雨漏り修理を行っている。雨漏りの専門家ではない。
ホームセンター・家電販売店ホームセンター・家電販売店にくるお客様の雨漏り修理を行っている。建築の知識はなく、地元の修理業者に丸投げである。価格は安価に設定している。
web受注会社雨漏りの専門家ではなく、webマーケティングの専門家。web会社は紹介料などを修理業者からもらっている。その分、割高となる。
塗装リフォーム業者壁の塗装リフォーム業者で外壁塗装と併せて雨漏り修理を受注している。雨漏りの専門家ではないので、トラブルとなりやすい。営業力は高い。
訪問販売業者雨漏り修理の専門業者は少ない。悪徳業者が多く、もっとも注意した方がいい。

 

【まとめ】雨漏り修理の見積書はしっかりチェックしよう

雨漏り修理の見積もりで大切な3つのことを紹介しました。

  1. 雨漏り修理の相場を知っておく
  2. 現在の雨漏りの状況を知っておく
  3. 相見積もりを行う

その中でもとくに、相見積もりを行うことが重要です。

相見積もりのメリットデメリットを把握して、上手に相見積もりを行いましょう。

見積書をしっかりとチェックして、どの業者にするか選びましょう。

雨漏り原因を把握して、修理内容がわかるような見積書となっているか確認しましょう。

また、再発した場合の対応について、見積書に記載してもらいましょう。

雨漏り修理業者はしっかりと雨漏り調査を行う業者を選びましょう。

 

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