目次
雨漏りしたときに役立つ5つの応急処置とは
雨漏りしたときに役立つ応急処置の方法は5つあります。
- バケツ
- ぞうきん
- ブルーシート
- 吸水シート
- 防水テープ
次の章からそれぞれについて、詳しく解説していきますね。
【雨漏りしたときに役立つ5つの応急処置】①バケツ
バケツで雨漏りの応急処置する3つ手順についてご紹介します。
バケツが有効なのは、天井からの雨漏りに対してです。
- 床の保護
- バケツの設置
- 雨水の誘導
以下で簡単に解説します。
床の保護
まず、最初に行ってほしいことは、床や濡れてはいけないもの(テレビなどの電化製品や家具など)を保護してください。
新聞紙やタオルなど、近くにあるものでおおうことで、一瞬の間でも保護しましょう。
パソコンやゲーム機など移動できるものは、濡れないところに移動しましょう。
バケツの設置
つぎに、水滴が落ちる場所に、バケツを設置してください。
水跳ねなどもあるので、大きめのものが安心です。
また、傾いた状態でおいておくと、水が増えたときに倒れる可能性もありますので、注意してください。
雨水の誘導
最後に、雨漏りの水滴を誘導して、安定してバケツに入るようにしてください。
ビニールひもを垂らして、天井からバケツへ誘導してもいいです。
バケツを使用した応急処置については、詳しくは下記の記事をご覧ください。
【雨漏りにすぐに対応できる】バケツを使った応急処置の方法を解説
【雨漏りしたときに役立つ5つの応急処置】②ぞうきん
どこの家にもあるぞうきんで応急処置が可能です。
ぞうきんは以下の使い方ができます。
- 雨漏りしたときに雨水を拭き取る
- バケツの中に入れて雨水の飛び散りを防ぐ
- サッシから浸入した雨水をせき止める
サッシから浸入する雨水は、浸入口へぞうきんをかぶせることでせき止めることが可能となります。
【雨漏りしたときに役立つ5つの応急処置】③ブルーシート
雨漏りしているときに、屋根にブルーシートをかけることは絶対におやめください。
屋根屋は雨が降っているときに、屋根に上ることはしません。
すべって、命を落とす可能性があることを知っているからです。
ましてや、ブルーシートなどの大きいものをかぶせることは、足をすべらせるもとになります。
ブルーシートは、雨漏りしている室内で使います。
雨漏りが広範囲なときは、バケツでは受けきれない場合があります。
その場合、バケツの下にブルーシートを広げて、床が濡れるのを防ぎましょう。
【雨漏りしたときに役立つ5つの応急処置】④吸水シート
見た目は普通の布だけれども、びっくりするほど大量の水を吸水してくれるます。
雨漏りが続いていて濡れてしまっている場所を、雑巾でふいても足らないときに役立ちます。
ホームセンター等では、1,000~2,000円程度で購入可能です。
吸水能力は、吸水シート1枚(約400g)で約10リットルの水を5~10分で吸水可能となっています。
吸水ポリマーの種類によっては、天日干しを行い続ければ3週間で再利用可能なタイプもあります。
急な雨漏りで吸水シートがない場合は、使い方によってはペットシーツやオムツなどで代用可能です。
バケツの中にいれたり、天井に敷くなどして使うと大変便利です。詳しい使い方はこちらの記事で解説しています。
雨漏り対策に抜群の効果!吸水シートの特徴や使い方を徹底解説!
【雨漏りしたときに役立つ5つの応急処置】⑤防水テープ
防水テープとは、防水加工されたテープのことです。
防水テープは、屋根や外壁のヒビ割れや孔などをふさぐことができるため、破損・劣化した場所を応急処置的に補修することができます。
ガムテープのように必要な長さをハサミやカッターなどで、カットして使用できるため、修理場所に合わせたサイズでの使用が可能です。
防水テープを使用するときの主な注意点は以下のことがあります。
- 外壁用や水回り用など用途別に多くの種類があるため、用途に合ったテープを選ぶ
- 応急処置で貼った表面を汚したくない場合、ブチル系ではないものを選ぶ
- 防水テープを貼るときは汚れを落とし、乾燥させた状態で貼る
- できるだけシワを作らないように貼る
- できるだけ空気をいれないように貼る
応急処置なら、アルミテープでも代用可能です。
雨漏りのときやってはいけない応急処置は?
雨漏りの原因を特定していないのに、目に見えるヒビなどをすべてコーキング補修してしまうことはやめておきましょう。
あやまって雨水の排水路をふさいでしまう可能性があり、かえって、雨漏りが悪化することがあります。
防水テープなら、すぐにはがすことができるので、原因がわからない場合はオススメします。
雨漏り箇所をふさぐために、釘やビスを留め付けることには注意が必要です。
釘やビスを留め付ける下地の確認が必要です。
こちらも仮止めなら、防水テープをオススメします。
雨漏り箇所を探すときにチェックしておきたい4つのポイント
雨漏り箇所を探すときにチェックしておきたい4つのポイントを紹介します。
- 屋根材のズレや隙間
- 外壁のヒビ
- 外壁のつなぎ目
- 天井や壁
屋根材のズレや隙間
雨漏りしている上部に、屋根材のズレや隙間があるか、確認しましょう。
強風雨では、屋根材同士の隙間から雨水が屋根材の下へ浸入します。
屋根材が大きくズレていると大量に雨水が入る可能性あります。
屋根材の下には、防水シートが使用されているので、必ず雨漏りするとは言えませんが、浸入口の1つにはなり得ます。
外壁のヒビ
雨漏りしている部分より上で、外壁のヒビがあるか、確認しましょう。
外壁のヒビは経年で、多かれ少なかれ発生します。
強風雨などで雨漏りする場合は、外壁のヒビの可能性もあります。
外壁のつなぎ目
外壁のつなぎ目には、コーキング材が打ってあることが多いです。
そのコーキング材が劣化して、隙間が開くことがあります。
また、外壁材が反ったり、ズレたりすることでつなぎ目に隙間が開くこともあります。
強風雨などで雨漏りする場合は、外壁のつなぎ目の可能性もあります。
天井や壁
雨漏りが発生する前段階で、天井や壁にサインが出ることがあります。
クロスのはがれやシミ、カビなどが発生します。
屋根裏や壁内では、雨漏りしている可能性もあります。
クロスの異常を見つけた場合、業者に雨漏り調査をしてもらうことが早期発見につながります。
それって本当に雨漏り?水漏れしたときの症状とは?
雨漏りだと思ってたのに、実は水漏れだったということもときどきあります。
水漏れの症状をいくつかご紹介します。
- 急激に水道代が上がる
- 水道を使っていないのにメーターが回る
- 配管の接続部分から水が流れる
- 床が水浸しになる
- 床にシミができる
- 洗面台やシンクの下から水が流れてくる
- 雨が降っていないのに、壁が濡れている
天井や壁に雨染みがないのに、床だけにシミができる場合は壁内の配管から水漏れしている可能性があります。
【まとめ】雨漏りは他っておくと被害が大きくなるため早めに修理しましょう!
雨漏りしたときに役立つ応急処置の方法は5つあります。
- バケツ
- ぞうきん
- ブルーシート
- 吸水シート
- 防水テープ
とくに、DIYで雨漏りを補修したい場合は、防水テープをうまく活用することをオススメします。
また、雨漏りの原因を特定していないのに、目に見えるヒビなどをすべてコーキング補修してしまうことはやめておきましょう。
かえって、雨漏りを悪化させることにつながります。
雨漏り箇所を探すときにチェックしておきたい4つのポイントがあります。
- 屋根材のズレや隙間
- 外壁のヒビ
- 外壁のつなぎ目
- 天井や壁
これらを確認することで、雨漏りの早期発見にもつながります。
少しでも気になる症状があれば、早めに雨漏り修理を依頼しましょう。
雨漏りに関して、お悩みの方はお気軽にお問い合わせください。
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