屋根材はどこまで緩勾配に対応しているの? 緩勾配瓦はあるの?

屋根材はどこまで緩勾配に対応しているの?

みなさま。こんにちは。

屋根から人の笑顔を作りたい!!!

神清(かみせい)のDr.神谷です。

 

緩勾配(かんこうばい)の瓦について、ときどき、お問い合わせいただきます。

屋根勾配と屋根材の関係を調べてみました!

 

屋根勾配とは?

屋根勾配って、聞きなれない言葉ですね。

屋根の傾斜角度のことを表しています。

まだ、ピーンと来ない方も多いと思いますので、簡単なイメージ図です!

屋根勾配は4寸勾配とか、6寸勾配とかで表現します。

これは水平寸法10寸に対して、立ち上がり寸法がいくつあるのか?を表しています。

4寸勾配であれば、水平寸法10寸に対して、立ち上がり寸法が4寸の屋根の角度となります。

角度表示しますと、4寸勾配は約21°、6寸勾配は約31°となります。

水平が0°、9寸勾配(矩勾配・かねこうばい)は45°を表しています!

屋根勾配は急勾配(きゅうこうばい)であれば、雨は流れやすく、緩勾配(かんこうばい)であれば、雨は流れにくくなります。

 

つまり、屋根勾配は屋根材からの雨漏りに関係するために、屋根材毎に最低の勾配を決めて、雨漏りリスクを回避しています!

 

屋根材毎の最低勾配は?

ここで、屋根は水平屋根(陸屋根)と傾斜(勾配)屋根の大きく2つに分けられます。

水平屋根は屋根工事ではなく、防水工事となりますので、ここでは除外します!

傾斜屋根の中でもっとも緩勾配に対応している屋根材は、金属屋根・立平葺きの0.5寸勾配です。

ほぼ、水平のため、設計・施工ミスはゆるされない勾配ですね!

瓦屋根の標準勾配は4寸勾配以上となっています。

化粧スレート屋根の最低勾配は2.5寸となっています。

2.5寸はその他にも、アスファルトシングル、金属屋根・横葺き、緩勾配瓦(J形・F形・M形)が最低勾配となっています!

また、ルーガ(軽量樹脂セメント屋根材)は3寸勾配となっています。

現在では、緩勾配対応した瓦が開発されているので、金属屋根・立平葺き以外はどの屋根材もあまり差がないと言えます!

 

そんな中、唯一、2.5寸の壁を破っている屋根材があります。

「超低勾配瓦 ユーロJ・A」ってなに?

先程の図を見ると、2寸勾配に、超低勾配瓦 ユーロJ・Aと書いてあります。

緩勾配瓦を超えた瓦ということでしょうか?

実はこれです!

瓦の先端表面に特殊なエジェクター方式が採用されている瓦です!

エジェクター方式とは、瓦の先端に段差があり、水を前方へ飛ばす働きがあります!

瓦の内部へ雨が逆流しないため、2寸という超低勾配にも耐えることができる構造となっています!

葺き替えなどで、1階の屋根が緩勾配となっている場合には、使えるかも?ですね!

 

屋根は急勾配いいの?

雨のことを考えると屋根は急勾配がいいの?と思われる方もいるかもしれません。

しかし、急勾配は別の問題があります。

6寸以上になると屋根工事の職人でも、普通の足場以外に、さらに屋根足場を設置しないと登ることはできません。

そのため、点検・補修・塗装などのメンテナンスをするのに、費用がかなり割高となります!

急勾配屋根は屋根裏を部屋として利用するなど、別のメリットが無ければあまりお勧めできません!

 

屋根勾配は意外とこれからの生活に重要なんです!

屋根勾配は意外と住生活に関係してきます!

デザインだけで決めるのではなく、住まい方、維持管理費も考慮して、お施主さまのライフスタイルに合うように、要望を出された方がいいと思います!

意味もなく緩勾配屋根にして、将来、雨漏りやメンテナンスを気にすることになるのも嫌なことだと思います。

意味もなく急勾配屋根にして、将来のメンテナンスが高額となるのも嫌なことだと思います。

逆に、ログハウス風の家がいいので、メンテナンス費よりもデザイン重視なら、やっぱり急勾配屋根が合うでしょう!

お施主さまの人生設計に屋根は結構関わってくるので、是非、ご参考にしてください!

 

まとめ:緩勾配に対応した屋根材はいろいろあります!

調べてみると2.5寸勾配以上であれば、いろいろなタイプの屋根材が対応しています!

それ以下ですと、金属立平葺き もしくは 超低勾配瓦ユーロJ・A があります!

超低勾配瓦ユーロJ・Aについて、ご質問ありましたら、お気軽にお問い合わせください。

お問い合わせはこちら

 

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Dr.神谷
神清のまとめ役。
学者肌で数々の「産学官」の連携研究事業を行い、業界内でも数少ない技術派です。その知恵で若いスタッフを指導しています。

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