みなさま。こんにちは。
屋根から人の笑顔を作りたい!!!
神清(かみせい)のDr.神谷です。
「瓦屋根の一部が割れたけど、これがほしい」と写真を送っていただくことがあります。
瓦屋根はパーツが多いので、何て呼んでいいか、わからないですよね!
そこで、今日はS形瓦屋根のパーツの呼び名を簡単な図で紹介します!
S形瓦(えすがたかわら)
S形瓦は古く(少なくとも40年以上前)からある洋瓦の1種類です。
このような洋風なイメージの瓦です。
一番多く使う桟瓦(さんかわら)はこんな形状をしています。
瓦の中に大きな山が1つある形状をして、断面をみるとS字に見えるので、S形と呼ばれています。
瓦の大きさは310×310mmぐらいです。
屋根に並んでいるときの1枚の寸法は、上の図の利足260mm、利幅260mmで示されています。
S形瓦屋根のパーツ
S形瓦屋根を図にするとこんな感じです。
主に使われる瓦の種類は11種類あります。
①桟瓦(さんがわら)・・・もっとも多く使われる瓦
②半瓦(はんがわら)・・・袖瓦(そでがわら)(右)の隣の1列だけに使う瓦
③・④袖瓦・・・右・左の端に使う瓦
⑤7寸丸瓦(ななすんまる)・・・屋根の頂点に使用される瓦
⑦7寸三つ又(ななすんみつまた)・・・寄棟(よせむね)の頂点で3つに分かれる所に使う瓦
⑧7寸大棟巴(ななすんおおむねともえ)・・・屋根の頂点の端に使う瓦
⑩7寸カッポン(ななすんかっぽん)・・・隅棟(すみむね)の先端に使用される瓦
⑪トンビ・・・隅棟屋根のコーナーに使用される瓦
それぞれのパーツを図で示します。
上のパーツ図と屋根のどこの部分が破損したのか、見比べてどのパーツがお探しください。
破損した瓦の呼び名がわかりますと瓦を検索するときにもスムーズとなります。
S形瓦の寸法
S形瓦の寸法の目安を示します。
破損した瓦がS形瓦、寸法を測定してみてください。
寸法が一致していたらS形瓦で間違いないと思います。
一方で寸法が違っていたら、1山の洋瓦でも別の種類の微妙に変形したタイプの瓦かも?です!
迷ったら、写真を撮り、寸法を測り、瓦屋にお問合せください。
(寸法は全長と利足、全幅と利幅では全く異なりますので、ご注意ください。)
一般の方が見ると同じ瓦のように見えても、微妙に違う種類の瓦で、破損した瓦と交換できないこともありますので、ご注意ください。
屋根について、お悩みの方はお気軽にご相談ください。
愛知の屋根でお悩みの方は相談・点検・補修をお申し付けください。
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