復元瓦のニュースを見て、がっかり!
最近、歴史的建造物の屋根の話題を時々、目にします。
とくに、昔の建物においては、屋根は重要な役割を担っていたからだと思います。
先日、地元の岡崎城のニュースもありました。
岡崎城金箔瓦を復元 出土品と比較展示へ
金箔瓦は、直径十一センチ。岡崎城天守台の深さ十センチほどの地層から出土した。江戸時代初期の十七世紀前半に作られたとみられ、寛永期(一六二四~四四年)に岡崎城本丸に建てられた東照宮の屋根の装飾に使われた可能性があるとされる貴重な史料だ。
引用先:中日新聞web(https://www.chunichi.co.jp/article/aichi/20191218/CK2019121802000056.html)
この記事を読んで、江戸時代初期に製作された葵の御紋が入った金箔瓦を復元し、展示となれば、本物で復元すると思いました。
三州瓦では、今でも金焼きの家紋を生産しています。
もちろん、金焼きの家紋入りの巴も作製できます。
残念ながら、樹脂で復元
しかし、残念ながら、樹脂で復元されたそうです。
引用先:中日新聞web
型をとって、そこに樹脂を流し込んで、黒色の塗料で着色したそうです。
その樹脂品に金箔を貼って、復元した瓦です。
三州瓦でも復元可能です!
現在の三州瓦なら、復元可能です。
鬼師の手作りによる復元技術、金焼きの技術はしっかりと継承されています。
地元の粘土もほぼ同じなので、後世に残すためなら、本物で復元して欲しかったです。
歴史ある寺院の瓦なども復元しています。
ぜひ、復元瓦の話があれば、樹脂や金属ではなく、本物の瓦もご検討ください。
日本の瓦技術を継承していく上でも、よろしくお願いいたします。
屋根に関して、お悩みの方はお気軽にお問い合わせください。
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