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始まりは2008年11月 屋根の高防水工法がやっと認められ始めています。
1つのことを成し遂げるのに、時間がかかるとよく聞きますが、
屋根の高防水工法でに関して、本当に実感しました。
昔の写真データを整理していたら、2008年11月21日に、瓦屋根の高防水工法の試作写真を見つけました。
この7月にJASS12改訂本が出版され、その中に屋根通気下地構法という瓦屋根の高防水仕様が追加されます。
その原点となる試作写真です。
苦節12年かかって、やっと、一歩がはじまる感じです。
この記事では、屋根・高防水工法のスタートの写真を紹介しています。
JASS12屋根工事の改訂版が7月に出版されます。
日本建築学会の建築工事標準仕様書・同解説JASS12屋根工事の改訂版が7月に出版されます。
今のJASS12は、第2版で2004年に改訂されたものです。
約16年経って、第3版が出ます。
屋根は大きな変化がないためか、改訂間隔も長いように感じます。
詳しい内容は、7月を待つことになりますが、屋根の高防水工法が取り入れられるようです。
2008年11月に初めての試作架台を作成しました。
始まりは、2008年11月です。
「ガーターバンク」工法と、名前を付けて、試作を開始しました。
その写真を簡単に、紹介します。
①野地板の上に縦桟を設置
②縦桟の上に防水シートを設置
③防水シートの上に、もう一度、縦桟を設置
④瓦桟木を縦桟に留め付け
⑤瓦を施工
野地面から撮った写真です。
瓦から入った雨は、防水シートの上を流れます。
瓦を留める釘は、瓦桟木までとすることで、雨が流れる防水シートには、くぎ穴はあきません。
瓦桟木を留める釘は穴が開きますが、防水シートの上・下と縦桟があり、下の縦桟分だけ、防水シートが盛り上がっています。
そのため、雨はそこに達することができないので、この防水シートはホールレスと考えることができます。
下の縦桟によって、防水シートに土手の部分ができるので、英語で「ガーターバンク」と名付けました。
防水シートに穴を開けないという高防水の考え方は、いろいろな出来事を経て、JASS12につながっているようです。
瓦は長持ちするので、防水シートも長持ちさせたい。
屋根の高防水の必要性は、以下の考えから発生しました。
瓦は長持ちするので、その下に設置される防水シートも長持ちさせたい。
そうすれば、屋根全体として、長持ちする屋根ができる。
お客様は屋根のメンテナンス費を違うことに使うことができ、豊かになる。
シンプルに、ニーズがあるように感じて、始めた2008年。
それから、幾度と否定されながら、やっと、JASS12までたどりつきました。
屋根の内容を少し変えるにも、時間がかかることを実感しました。
今後も、少しずつでも屋根がよくなるように、努力精進していきます!
雨漏り修理・屋根修理をお考えの方は、神清にぜひ、お声がけください。
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