街中で、天然スレート屋根を発見!
お休みなので、半田市内のラーメン屋さんに行きました。
お店の前の建物に目が止まりました。
立派な洋館が建っていました。
誰か住んでいるような気配はありませんでした。
周辺を見ても看板は上がっていなかったのですが、携帯の地図を見ると旧中埜邸(国の重要文化財)と書いてありました。
築100年を超えているのに、素晴らしい建物は見ごたえがあります。
ドイツの山荘をイメージしたハーフティンバー様式らしい。
(特徴は外壁に木材の骨組がでている真壁構造の建物)
メンテナンスもしっかりされていて、屋根・外壁もきれい!
玄関には銅板の庇、外壁に石版が埋め込まれていました。
急勾配の屋根の形と壁の木が印象的で、アルプスのハイジに出てきそうな建物・・・
私の目に止まったのは、屋根材が天然スレートだったからです。
日本の住宅で多く使われている化粧スレートとは、この天然スレートを真似ている模造品です。
本物の天然スレートは最近では、滅多に見ることができません。
私もこのように近くで見るのははじめてで、迫力を感じました。
うろこ状の天然スレートと矩形(くけい)の天然スレートが交互に施工され、手の込んだデザインとなっていました。
本物は高級感があって、いいですね!
といも屋根とピッタリ合っている形状で、銅製の手加工品でした。
屋根の雨水が壁に伝わらないように工夫されています。
窓廻りには、すべて、屋根orひさしがついていて、木製の窓からの雨水浸入を防ぐデザインとなっていました。
基礎の一部には、赤レンガが使用されている。
煙突も赤レンガとなっていました。
半田には同時期に造られた赤レンガ建物(カブトビールの製造工場)もあり、明治時代の洋風デザインですね・・・
最後に、屋根にはメンテナンスようのはしごが設置されていました。
急勾配屋根には必需品ですね・・・
設計当初からメンテナンスの配慮がされているから、このように100年経過しても健全な建物なんですね~!!
高級住宅の屋根は化粧スレート屋根ではなく、天然スレート屋根で行きましょう!
神清からのお願い
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