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瓦屋根の簡易な耐風診断?
「瓦屋根の耐風性能が大丈夫かどうか、簡単に確認する方法はないか?」
とお問い合わせいただきました。
「業者による屋根点検」、「ドローンによる屋根点検」を依頼する前に、自分なりに状態を把握したいとのことでした。
そこで、「瓦屋ではなくても、簡単に耐風診断する方法」を、瓦屋なりに考えてみました。
スマホによる「瓦屋根の耐風診断」です!
みんなが持っているスマホを使った簡易診断です。
瓦屋根が入るように、スマホで撮影してください。パシャリ。
たった、これだけで瓦屋根の耐風診断が可能です。
以下の写真は全て、地上からスマホで撮影した写真です。
瓦屋根の耐風診断チェックポイント
写真を診るときのチェックポイントはたった2つです。
- 屋根は古い日本瓦屋根?
- 棟部(屋根の頂点)に針金みたいな線がある?
2つのポイントを簡単に解説します。
①屋根は古い日本瓦屋根?
撮った屋根の写真が、古い日本瓦屋根かどうか、確認しましょう!
ちなみに、古い日本瓦屋根はこんな感じです。
「日本瓦」とは、波のある形状の瓦です。
「古い」とは、築20年以上経過した屋根です。
ご自宅を撮った写真が上の写真に近いタイプだったら、巨大台風で、被害にあう可能性があります。
逆に、このタイプの瓦屋根は大丈夫です。
この瓦は、日本瓦ではなくて、F形瓦です。
比較的新しい屋根瓦です。とくに、10年以内なら安心です。
②棟部(屋根の頂点)に針金みたいな線がある?
ご自宅の屋根が古い日本瓦屋根だったら、写真を拡大して、棟部をアップで診てください。
棟部の横を注目してください。
針金のような銅線が見えると、昔の仕様で、瓦の留付けが少ないです。
瓦がくぎなどで留め付けていないと巨大台風では、飛散する可能性があります。
逆に、このように銅線が見えないとくぎ・ビスで留め付けしてある可能性が高く、安心です。
「冠1本伏せ」という仕様は建物と棟瓦が連結しているので、耐風性能は高くなっています。
銅線が見える古い瓦屋根は瓦屋さんによる耐風診断を受けましょう!
銅線が見える棟の場合は、瓦屋さんにご相談ください。
瓦屋さんによる耐風診断(耐震診断)を受けてください。
瓦屋さんは足場がなくても、屋根に上って、屋根全体のコンディションを点検してくれます。
診断結果により、どの程度の災害リスクがあるかご説明いたします。
耐風改修が必要な場合は、その改修案と御見積を作成いたします。
瓦屋根のプロだからできる、お客様のご要望に沿った提案も可能です!
瓦屋根のスマホ写真による耐風診断例をご覧ください。
耐風性能が乏しい屋根
拡大してみると、
日本瓦で銅線が見えるので、耐風性能が乏しいです。
こちらも同様です。
拡大してみると、
このように銅線が見えます。
ちょうど、瓦が1枚飛散しています。
築20年を超えた日本瓦屋根はこの仕様が圧倒的に多いので、是非、ご自宅を確認してみてください。
耐風性能が高い屋根
拡大してみると、
銅線が見えません。
この場合は留め付けしてある可能性が高く、耐風性能が高いです。
まとめ:スマホで瓦屋根の耐風診断が可能です。
スマホによる瓦屋根の簡易耐風診断をご紹介しました。
誰でも簡単に行えます。
写真は撮ったけど、判断できない方は写真を送っていただければ、簡易診断しますよ!
耐風改修する予定がなくても、危険度を知っておくだけでも避難する際に役立ちますよ!
屋根に関して、お悩みの方はお気軽にお問い合わせください。
神清からのお願い
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