目次
屋根修理に追加料金が発生しやすい3つの理由
屋根修理に追加料金が発生しやすい3つの理由を紹介します。
- 足場がないと点検できない
- 解体しないとわからない
- 悪徳業者のため
次の章から詳しく解説していきます。
【追加料金が発生しやすい理由】①足場がないと点検できない
足場の設置には結構な金額が必要になるため、点検のために設置することは予算的に難しい場合が多いです。
2階屋根までは、はしごを使って登ることができますが、3階以上の屋根や2階までも屋根の傾斜が強い(急勾配屋根)場合は、足場なしに点検はできません。
ドローンで屋根面の写真を撮影することは可能ですが、細部や屋根の状態までは確認できません。
屋根に上がって点検できない場合は、工事中に想定外の不具合を発見して、追加費用が発生してしまう可能性があります。
屋根修理に足場が必要な理由について詳しくはこちらの記事で解説しています。
屋根修理に足場が必要な3つの理由とは?費用相場や注意点も紹介
【追加料金が発生しやすい理由】②解体しないとわからない
屋根を修理する前に、屋根材の下にある屋根下地(野地板・防水シート)がどの程度傷んでいるか正確に把握することはできません。
屋根材を解体してみないとわからないため、屋根材をはがしたら広範囲に野地板が腐っていることがあります。
天井上の小屋裏に入れる場合は、あらかじめ小屋裏から野地板を点検することで劣化具合を想定することはできます。(小屋裏を点検できない場合は想定できません)
併せて、野地板を支えている垂木(たるき)や垂木を支えている母屋(もや)を確認することもできます。
小屋裏を確認することである程度想定はできますが野地板の上面はわかならいため、追加料金が発生することもあります。
垂木について詳しくはこちらの記事で解説しています。
【追加料金が発生しやすい理由】③悪徳業者のため
悪徳業者は、屋根修理工事を開始してから追加料金が発生したと言って来る場合が多いそうです。
業者が悪徳業者だった場合、追加料金を請求されることがあります。
悪徳業者は最初から悪徳業者のふるまいはしない場合があります。
わかりやすい区別の仕方としては、いきなり訪問してきて屋根の不具合を指摘する業者や無料点検を勧めてくる業者には注意すべきです。
悪徳業者の特徴について詳しくはこちらの記事で解説しています。
屋根修理で追加料金が発生して慌てないために必要なこと
屋根修理で追加料金が発生して慌てないようにするためには、事前の業者との打ち合わせが重要です。
見積もりの段階で追加料金が発生しそうか確認をしておきましょう。
追加料金が発生した場合の概算を聞いておくと目安になると思います。
普通の業者の場合、追加料金が発生する可能性があれば、但し書きで記載してあると思いますが、念のため、確認しておきましょう。
優良な屋根修理業者は追加料金の発生率は低い?
優良な屋根修理業者は、追加料金をなるべく発生させないようにしっかりと調査できる担当者が30分から1時間程度の時間をかけて、しっかり調査を行います。
屋根の状態を確認せずに、見積書の作成を行う業者には注意すべきです。
また、屋根点検し、見積書を作成する上で、その場で手書きの見積書を提示してくる業者も注意してください。
優良な屋根修理業者は、追加料金が発生しないように小屋裏を点検したり、散水調査を行ったりして、点検・調査の精度を高める作業を行います。
受注するために安さを売りにするのではなく、しっかりと修理する内容を説明してくれる業者の方が安心だと思います。
最初の見積もりを安価にして、受注してから追加料金を請求してくる業者にはだまされないようにしましょう。
優良な屋根修理業者の特徴について詳しくはこちらの記事で解説しています。
どんな屋根修理業者に頼めば良いの?優良業者の5つの特徴を解説!
屋根修理は事前の点検と調査が重要です
屋根修理は事前の点検と調査が重要です。
事前の点検・調査によって、どんな不具合をどのように改修するために屋根修理を行うのか、ハッキリさせることができるからです。
不具合は屋根材の表面を見ただけでわかるものもありますが、屋根材を一旦撤去して内部を調べたり、小屋裏から調べたりする目視調査は必須です。
雨漏りの疑いがある場合は散水調査も必要に応じて実施することは有効となります。
また、修理後の屋根を何年ぐらい維持したいかというお客様のイメージを業者と共有させることも重要です。
これらを総合的に考えることによって、屋根修理の内容が決まるからです。
あと数年しか使用しない建物の屋根修理で葺き替え・カバー工法を選択するのは費用対効果が悪いと思います。
逆に、あと30年以上使用する場合に、屋根塗装や部分修理を提案することもバランスが悪いと考えます。
事前の点検・調査、不具合の内容、今後の使用期間、予算などを相談しながら屋根修理を検討されることをオススメします。
屋根修理に必要な費用を知っておくことの重要性
追加料金が発生するのかどうかに限らず、屋根修理に必要な費用を事前に知っておくことが重要です。
屋根全体の屋根修理を行う場合の費用目安を紹介します。
屋根全体の修理内容とは、葺き替え、葺き直し、カバー工法、塗り替えとなります。
葺き替えとは、既存の屋根材をめくり新しい屋根材に交換する修理のことで、葺き直しとは、既存の瓦を順番にめくったあとで、その瓦で再度留め付ける修理のことです。
4つの屋根修理の費用目安をまとめました。
修理内容 | 約100㎡の建物の費用相場 |
---|---|
葺き替え ※古い屋根材を撤去して、新しい屋根材を施工 | 100~240万円 |
瓦の葺き直し ※瓦を部分的に外しながら、ビス留めする | 70~150万円 |
カバー工法 ※金属屋根、アスファルトシングルで重ね葺き | 80~150万円 |
塗り替え ※既存のスレート・金属屋根の再塗装 | 40~80万円 |
※上記表には足場費用は含まれていません。
なお、部分修理の費用目安について詳しくはこちらの記事で解説しています。
相見積もりでできるだけ費用を抑えるようにしよう
屋根修理の見積もりでは、相見積もりされることをオススメします。
相見積もりするメリットとしては以下があります。
- 追加料金が必要となる工事かどうか知ることができる
- 見積もりを通して業者の特徴を知ることができる
- 一番高い業者を避けることができる
- 業者によって言っていることが全く違うケースもある
- 他社の見積書があると価格引き下げ効果がある
- 自分の考えにあった業者を選ぶことができる
- 屋根修理の知識が付く
相見積もりを行う時間や労力が必要になるデメリットがあるものの、適切な金額で信頼できる業者に依頼できるメリットを優先してください。
見積もりの仕方について詳しくはこちらの記事で解説しています。
【まとめ】優良な屋根修理業者に依頼して追加料金を防ごう
屋根修理に追加料金が発生しやすい3つの理由を紹介しました。
その中でも悪徳業者に引っかかって、追加料金を払う羽目になることは絶対に避けなければなりません。
わかりやすい区別の仕方としては、いきなり訪問してきて屋根の不具合を指摘する業者や無料点検を勧めてくる業者には注意すべきです。
また、普通の業者の場合、追加料金が発生する可能性があれば、但し書きで記載してあると思いますが、念のため、確認しておきましょう。
優良な屋根修理業者は、追加料金が発生しないように小屋裏を点検したり、散水調査を行ったりして、点検・調査の精度を高める作業を行います。
事前の点検・調査、不具合の内容、今後の使用期間、予算などを相談しながら屋根修理を検討されることをオススメします。
屋根に関してお悩みの方はお気軽にお問い合わせください。
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