庇(ひさし)金属屋根の軒天改修(野地板の雨漏り痕有り)
みなさま。こんにちは。
屋根から人の笑顔を作りたい!!!
神清(カミセイ)のDr.神谷です。
先日、強風によりはがれた軒天の改修工事を行いました。
庇(ひさし)は窓上に設置される雨除け、日差し除けの小さな屋根のことです。
多くの庇は金属屋根材でできています。
屋外で完結する庇なので、ほとんど気したことはありませんでした。
強風で庇の軒天がはがれた物件があり、軒天の改修工事を行いました。
はがれた軒天を交換するために、外してみると庇の野地板が見えてきました。
庇は金属屋根・ルーフィング・野地合板という構成になっています。
金属屋根は屋根材の中でも雨漏りしにくいと言われています。
しかし、この野地合板には、軒先部・けらば部に雨漏りの痕がはっきりありました。
庇は短いため、金属屋根材のつなぎめはありません。
軒先部・けらば部から雨が浸入していることがわかります。
一般の金属屋根住宅でもこの現象は見られます。
軒先・けらばの納まりは金属屋根材メーカーが決めているわけではなく、各板金工事店さんの経験・技によって納められています。
さらに、金属屋根の素材を生産している鋼板メーカーは軒先部の腐食は免責事項としています。
つまり、もっとも劣化して、金属屋根に錆びや孔が開く、軒先部は保証がありません。
劣化しにくい部分で、10年保証や20年保証とPRしていますが、劣化する部分は免責なんですよ。
話が脱線してしまいましたが、庇の劣化部分を交換して、改修しました。
軒天を元通り、きれいに仕上げて完成です。
神清からのお願い
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