屋根・壁を瓦とする試みです!
みなさま。こんにちは~。
屋根から人の笑顔を作りたい!!!
神清(かみせい)のDr.神谷です。
三州瓦メーカーさんが新しく取り組んでいる壁材をご紹介いたします。
簡単に言うと「壁も瓦とする!」というものです。
何社か、壁材を瓦の製法で造る取り組みをしていますが、ここは意匠面・耐久性に特徴を持たせています。
はじめに、粘土瓦はCASBEE(建築環境総合性能評価システム)において、60年の寿命と評価されています。
もちろん、屋根材の中で、最長の評価を得ています。
その粘土瓦のしくみを取り入れた壁材とはどんなものか?
外壁を施工している現場を見学しました。
外壁材
ダークブラウン色で焼き物の質感があり、意匠として彫りは深く、高級感を感じます。
表面の柄・色は変更可能とのことです。
瓦のしくみを取り入れたとは、実際にどんなものか、ご説明いたします!
サイディング
一般的なサイディングでは繋ぎ目をシーリング(接着材による止水処理みたいなもの)しています。(下写真)
そのシーリングは南面5年〜北面10年で劣化して、雨漏りの原因にもなります。
そのため、定期的に再シーリング・再塗装の必要があり、維持管理するメンテナンス費が膨大になります。
瓦のしくみ
一方、瓦は上下左右がすべて重なっているため、シーリングを行わない仕様となっています。
今回の取り組みは、壁材も上下左右を重ねることで、シーリングを行わない仕様としています。
また、金具留め付けの乾式工法になっていますので、軽量であり、タイルのような将来に渡って、浮き・落下や割れの心配もありません。
★屋根・壁を瓦(セラミックス)仕様にする★
①壁材1枚1枚の大きさは瓦と同じ程度であり、小割感のあるデザイン・質感において、重厚で、オリジナル・高級感がある。
②瓦の素材としては、CASBEEで60年と評価されているように長寿命である。
③4方重なりとなっているため、再シーリング・再塗装する必要がない。
④維持管理費が大幅に削減でき、長寿命住宅を考えた場合、イニシャルを含めたトータルを考えても経済的となる。
⑤瓦の下には、サイディングがあり、防火性能・雨漏り等はサイディングが受け持っている。
壁の瓦(セラミックス)仕様は始まったばかりですが、逆に、オリジナル性を出すことも可能ですので、楽しみな試みですね。
壁で雨漏りしやすい、窓廻りなどの納まり・耐久性が高くなれば、屋根・壁のメンテナンスフリーも実現できるかも?です。
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