温暖地域の瓦屋根にも雪止が必要かも?落雪による近隣トラブルは避けましょう!

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みなさま。こんにちは。

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神清(かみせい)のDr.神谷です。

冬になると毎年お問合せいただくのが、瓦屋根の雪止に関してです。

積雪地域では、積雪した雪がかたまりとなって屋根から滑落しないようにと、あらかじめ雪止瓦を設置しています。

近年の異常気象のためか、今まで雪止瓦を必要としなかった地域でも、積雪した雪の滑落トラブルが発生するようになりました。

そこで、お問合せいただくのが、すでに葺かれた瓦屋根に後から設置できる雪止金具です。

そんな需要のある雪止金具について、ご紹介します!

雪止金具とは?

洋瓦(平板瓦)用の雪止金具はこんな感じです。

瓦を施工するときに、雪止金具も一緒に設置します。

そのため、雪止金具の上には1段上の瓦が載っています。

雪止金具は先端が瓦の表面から立ち上がっていて、そこに雪が引っかかり、かたまりとして滑落することを防ぎます。

金具の全体をみるとZ形になっていて、瓦に引っかかるようになっています。

この雪止金具をすでに施工した瓦屋根に設置するには、設置する列の瓦を割って、瓦自体も差し替えなければならず、大掛かりな作業となります。

 

後付雪止金具とは?

そこで、新たに登場しているのが、後付雪止金具です。

後付雪止金具とは、瓦が並んだ状態で、その瓦の隙間へ金具を差し込んで設置するものです。

金具にはボルトがついていて、瓦を厚み方向で挟み込んで固定します。

現在の洋瓦(平板瓦)は瓦同士が互いに絡み合う防災仕様となっていて、隙間もほとんどありません。

防災瓦を1枚差し替えるにも、かなり時間がかかるので、雪止金具を差し込む作業は現実的ではありませんでした。

後付雪止金具は瓦はそのままなので、合理的と言えます。

後付雪止金具はこんな形状となっていて、赤丸の部分で瓦を挟みこみます。

注意点としては、洋瓦と言っても、形状・厚みはさまざまですので、洋瓦に合った後付雪止金具を選ぶ必要があります。

厚みが16mmタイプと24mmタイプがあり、平板瓦タイプと2つ山タイプがありますので、屋根の瓦がどの瓦か調べる必要があります。

種類がわからないという方は、瓦屋さんに見てもらえばわかると思います。

 

落雪により被害が発生しそうな立地の方は雪止金具が必要だと思います。

温暖地域でも最近は、ドカ雪が降ることがあります。

落雪したら隣家へ迷惑を掛ける立地な方は、後付雪止金具を設置するのも変な近隣トラブルを回避する手段と言えます。

詳しくはこちらの記事をご覧ください。

隣家への雪害防止に、屋根への雪止設置工事! 自宅なら火災保険での補修も!

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