飛散しやすいアスファルトシングル
昨年の台風でよく飛散したと言われているのが、アスファルトシングル屋根です!
くぎの本数が少なかったからだとか、くぎを打っている位置が違うという原因を聞きました。
本当に施工・職人の問題だったのでしょうか?
公園でアスファルトシングル屋根を見かけました。
北面だったせいか、アスファルトシングルの段差部分に緑色のコケが生えていました!
北面だけの現象かな?と南面を確認してみました。
すると、
一瞬、緑色の濃淡が多いので、南面の方がコケがたくさん生えているのか?とびっくりしました!
しかし、よく見るとアスファルトシングルが飛散していました。
特に、棟側はほとんどのアスファルトシングルが飛散しています!
これも施工・職人が手抜きをしたから飛散したのでしょうか?
アスファルトシングルの留め方をチェック!
アスファルトシングルの留め方をよく観察してみました。
銀色の丸いものはくぎの頭です。
くぎはアスファルトシングル1枚に対して、4本留め付けてありました。
施工マニュアル通りだと思います。
続いて、くぎの近くにある黒い染みに着目しました。
これは、シングルセメントと呼ばれる接着剤です。
くぎの周りだけではなく、めくれているシングルの裏面にも黒い染みはしっかり付いていました。
つまり、シングルセメントもしっかり施工されていたのです。
このくぎとシングルセメントの両方で設置されたアスファルトシングルでも飛散しているのです!
少なくとも、くぎの本数と位置は問題ないと思います。
理由がわかると安心して、アスファルトシングルを使用できるのですが、今のままでは、何かスッキリしないのです。
飛散しないで残っていた半面は薄皮一枚でつながっている!
飛散しないで、上側の屋根材がめくれて、残っていたアスファルトシングルがありました。
よく見てみると、白い不織布?樹脂?のようなものが薄皮1枚で残っていました!
次の台風では確実に飛散しそうな状態でした!
これが住宅地でしたら、危険ですね!
一か所だけ、屋根下地のモルタルのようなものが見えているところもありました!
写真では、5層にアスファルトシングルがあるように見えます。
もしかすると、メンテナンスで重ね張りしたアスファルトシングル屋根なのかもしれません。
アスファルトシングルの統一した施工マニュアルがあると安心して、使用できるような気がします。
これからますます大型化する台風に対応できる仕様になるといいですね!
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