「雨漏り修理は火災保険で0円!」はうそ。保険での修理は2割弱です。

Dr.神谷
Dr.神谷
  • みなさま。こんにちは。
    屋根から人の笑顔を作りたい!!!神清(かみせい)のDr.神谷です。

    年間、200件以上の雨漏り調査・修理で、現場を体験している神谷が、

    「雨漏り修理は火災保険を使って、無料で直す」の実情について、ご紹介します。

     

本記事はこんな人にお勧めします。

雨漏り業者を探していたら、「雨漏り修理は火災保険を使って無料で直す」を見つけて、依頼するか迷っている人。

雨漏りをしたので、あわよくば、「雨漏り修理を火災保険で直せないか?」と検索している人。

この記事で伝えたいこと

webで検索すると「雨漏り修理は火災保険を使って無料で直す」と甘い文句をうたい、お客様を勧誘する業者さんのページをたくさん、目にします。

一方で、国民生活センターでは、「保険金を使って住宅を修理しませんか」がきっかけのトラブルが急増していると、注意喚起をおこなっています。

一体、どちらがホントなんでしょうか?

 

私が行った、火災保険を使って雨漏り修理したお宅の中には、確かに「自己負担なし」の方もいらっしゃいます。

しかし、多くの雨漏り現場では、火災保険を使うことができませんでした。

そこで、弊社の昨年の雨漏り修理実績を調べてみました。

火災保険で雨漏り修理をした件数は、20件でした。
雨漏り修理件数は、120件だったので、火災保険が適用できる可能性は2割弱です。

火災保険が適用できる雨漏り修理は、風災(強風で何かこわれること)が原因のものだけです。

 

また、私がうかがう雨漏り現場では、なかなか雨漏りが直らなくて困っている方が多いです。

雨漏り修理は、「火災保険で無料」よりも、「雨漏りをしっかり止める」方がずっと重要です。

雨漏りで困っている人へ、追い打ちをかけるような悪徳業者にだまされないよう、雨漏り修理と火災保険について、わかりやすく解説します!

 

 

本記事の目次

「雨漏り修理は火災保険で0円!」はうそ。保険での修理は2割弱です。

「火災保険を使って、雨漏り修理をただで直せる」のは、とても魅力的な言葉です。

一般の方は、家を建てたときによくわからないまま火災保険に入って、あとは払い続けているだけだと思います。

火災保険の内容はしらないので、雨漏り修理に使えると聞くと、ついつい、業者の甘い言葉を信じたくなります。

 

弊社の昨年実績は、2割弱でした。(火災保険適応実績・20/120件)

あまりにも、「雨漏り修理は火災保険で無料で直す」とうたっている業者さんが多いので、弊社の昨年の雨漏り修理実績を調べてみました。

すると、火災保険を使って、雨漏り修理した物件数は20件でした。

もちろん、今までの経験から火災保険が適用できそうな雨漏りは、「申請してみてはいかがですか?」とお客様にお伝えしています。

それでも、雨漏り修理の全体の件数からみますと、2割弱しか、火災保険は使用できていませんでした。

 

「雨漏り修理は火災保険で0円!」は、甘いうたい文句で、悪い事をたくらんでいる業者がたくさんいるので、だまされないようご注意ください。

 

雨漏り修理で火災保険が適用される条件とは?

火災保険が適用される条件とは、雨漏りの原因が「自然災害によるもの」となります。

経年劣化や施工不良、人的な破損などによる雨漏りの場合は、火災保険は適用されません。

火災保険の補償内容に「風災・雪災・雹災」が入っていますか?

まず、最初に加入している火災保険の内容を確認してください。

「風災」が特約となっていて、補償外の火災保険であれば、権利はありません。

補償内容の欄の「風災・雪災・雹災」に〇となっていれば、火災保険を使うことができる権利があることになります。

次の条件がポイントです。

「風災」による雨漏りと認定を受けることが必要です。

雨漏りの原因が、「風災」によるものという認定が必要です。

雨漏り原因の具体的な例としては、下記のようなものです。

・台風などによる強風で屋根材が破損・飛散して、雨漏りした。

(上写真:台風で瓦屋根の棟瓦が破損・ズレて、雨漏り)

・台風などによる強風で飛来物が家を直撃して、壁・サッシが破損して、雨漏りした。

・強い風雨で瓦屋根のしっくいが崩れて、雨漏りした。

・雹(ひょう)が降って、天窓が割れて、雨漏りした。

つまり、「自然災害」+破損+雨漏り、で「風災」による雨漏りとなります。

火災保険の対象にならない雨漏りの方が多いです。

火災保険が使えない雨漏り原因の具体例は、下記のようなものです。

・屋根・壁・防水材などが経年劣化して、雨漏りした。

・施工不良で、雨漏りした。

・電気屋・塗装屋さんが、屋根材を破損して、雨漏りした。

(上写真:塗装屋さんが作業中に瓦を割った状態)

つまり、「経年劣化・人工的」+雨漏りでは、火災保険の対象になりません。

弊社の実績では、雨漏りの約8割がこちらの「経年劣化・人工的」なものであり、火災保険を使うことができませんでした。

 

火災保険の注意点「3年以内」「免責金額」「火災共済」

 

火災保険で知っていてほしいことをいくつか、上げます。

被害を受けてから3年以内は申請可能です。

火災保険の申請期限は、一般には3年となっています。

雨漏りして、はじめて破損していることに気付いても、原因だと思われる強風が3年以内であれば大丈夫、申請可能です。

 

免責金額を設定している保険もあります。

損害額(修理費用)20万円以下は免責タイプもあり、損害額がそれより小さい場合は、保険金が支払われない保険があります。

保険によっては、免責が10万円以下のものや、免責設定がないものもあります。

保険会社に確認すれば、どのタイプがわかります。

火災共済は補償が少ないです。

火災保険だと思っていたら、火災共済だったお客様もいらっしゃいます。

問合せてみると、損害額(修理費用)の5%としか、支払われないという内容でした。

「5%なら、別の火災保険に入っておけばよかった。」

と後悔されていました。(火災共済が全て5%ではありませんが、比較的補償額は小さいといえます。)

近年の自然災害の多さを考えると、ご加入の火災保険の補償内容を確認しておくことは、とても大切なことだと思います。

 

雨漏り修理で火災保険を使ったときのトラブルとは?

「保険金を使って住宅を修理しませんか」がきっかけのトラブルが急増しています。

(引用先:(一社)日本損害保険協会パンフレットより)

トラブル1:自己負担ゼロを強調して工事実施。後で、火災保険の支払い対象外だったとして、全額自己負担となったというもの。

トラブル2:保険がおりないので、解約を求めたら、多額のキャンセル料が請求されたというもの。

トラブル3:うその理由で火災保険を請求。後で、老朽化による損害は保険支払い対象外となる。

その他にも、「追加の工事」が発生したとして、保険料とは別に費用を請求されたというもの。

(引用先:(一社)日本損害保険協会パンフレットより)

①トラブル相談が急増しています。(10年前の約22倍)

②訪問販売リフォーム業者による勧誘が約80%となっています。

③高齢者からの相談が多くなっています。

詳しくは、
(独)国民生活センターの「保険金を使って住宅を修理しませんか」がきっかけでトラブルに!⇒こちらをご覧ください。

 

火災保険を使って、雨漏り修理するときの流れ

火災保険は、ご自分で簡単に申請できます。(代行業者は必要ありません。)

以下に、火災保険を使って、雨漏り修理する流れをご紹介します。

雨漏り修理業者に調査・原因究明を依頼

「雨漏りの原因が自然災害によるものか?」の判断をすることが、保険申請するには必要です。

しかし、それよりも、「雨漏りの原因を把握し、雨漏りを止めることが最も重要です。」

つまり、しっかりと雨漏り調査・修理できる業者に依頼することが最初にするべきことです。

火災保険へ申請する旨を伝え、提出する写真撮影・原因報告と見積依頼

雨漏り原因から火災保険が使えそうか、雨漏り修理業者と相談してください。

先程ご説明したように、火災保険を適用できない雨漏りが多いことをご承知ください。

適用の可能性が少しでもあれば、提出する被害状況の写真・原因報告書・見積書を雨漏り修理業者へ依頼してください。

保険会社・保険代理店へ連絡

保険会社または保険代理店に住所・氏名・保険証番号・被害の内容などを連絡してください。

保険会社からの案内・書類の申請

保険会社から案内書・保険金請求書の書類が届きます。

その案内書の通りに記入してください。

その書類の他に、雨漏り修理業者からの修理見積書・被害状況の分かる写真・報告書を同封して、事故の申請をしてください。

保険会社による現場調査

保険会社から、損害鑑定人が派遣され、現場調査を実施します。

損害鑑定人は、申請内容・現場調査をもとに、損害状況の調査、自然災害による被害の有無、被害額の算定を保険会社へ報告します。

保険金の支払い

損害鑑定人の調査報告を受けて、保険会社が審査を行い、申請内容のうち、認められた内容に対して、保険加入者へ保険金が支払われます。

雨漏り補修工事

支払われる保険金額が決定したら、雨漏り補修工事を依頼しましょう。

申請内容が満額認められないこともあります。

火災保険申請が必ず適用されるとは限りません。

必ず申請が下りた後に、雨漏り修理業者と補修工事の契約を行うようにしてください。

 

雨漏り修理する場合の業者選びのポイント

雨漏り調査によって原因を特定でき、しっかり直すことができる業者。

雨漏り修理は、雨漏り調査によって、原因を特定することが重要です。

雨漏り修理を行っていると、

「いろいろな業者に見てもらったけど、なかなか直らない。」

とお困りのお客様からの相談があります。

伺ってみると、職人の勘で、シーリングを打った補修痕を見かけます。

雨漏りは現場ごとに、原因が違うため、しっかりと雨漏り調査し、原因を特定できる業者を選びましょう!

(上写真:サーモグラフィ調査による熱画像/白丸は雨漏り箇所)

火災保険で修理しても、雨漏りが止まらなければ、大損です。

火災保険での雨漏り修理をしたことのある業者。

次に、火災保険を使った修理をしたことのある業者を選びましょう。

火災保険は、被害状況の写真、修理見積書、報告書と雨漏り修理業者の書類を添付して申請します。

(上写真:雨漏り調査報告書/御見積書サンプル)

火災保険に慣れていない業者では、スムーズに申請できない場合も出てきます。

修理業者を選ぶ際に、問合せの段階で、「火災保険を使うことも考えている」と伝え、経験があるか、確認しておきましょう。

保険金が支払われるまでの間、雨漏りを防ぐ応急処置のできる業者。

雨漏りを防ぐ応急処置のできる業者に依頼しましょう。

(上写真:台風で瓦が飛散。黒い瓦とブルーシートで応急処置)

保険の連絡をしてから、保険金が支払われるまで時間がかかります。

通常でも、1か月弱かかります。

甚大な災害時は、3か月程度以上かかることもあります。

その間に、雨漏りで室内がひどく、劣化しては困ります。

修理業者を選ぶ際に、問合せの段階で、「応急処置を対応してくれるか?」と対応可能かどうか、確認しておきましょう。

 

まとめ:弊社は「雨漏り調査」・「雨漏り修理」・「火災保険での修理」のどれも、経験豊富です。ご相談ください。

雨漏り修理は火災保険が適用されるとは限りません。(弊社実績は2割弱です。)

「火災保険で無料で修理」よりも、「雨漏りを止める修理」ができる業者選びが重要です。

雨漏り調査し、原因を特定でき、かつ、保険での修理経験のある業者を選びましょう。

弊社は「雨漏り調査」・「雨漏り修理」・「火災保険での修理」のどれも、経験豊富です。

雨漏り・屋根に関して、お悩みの方はお気軽にお問い合わせください。

お問い合わせはこちら
LINEでお問い合わせ

 

この投稿は役に立ちましたか? 役に立った 役に立たなかった 2 人中 2 人がこの 投稿 は役に立ったと言っています。

神清からのお願い

記事を最後まで読んでいただきありがとうございます。

お客様の率直な感想をいただくため「役にたった」「役に立たなかった」ボタンを設置しました。

私たちは、日々屋根にお困りのお客様にとって必要な情報をお伝えしたいと考えております。今後のご参考にさせて頂きますのでご協力よろしくお願いいたします。

オススメ記事

この記事を読んだ人にオススメの記事