目次
天窓が開かない主な3つの原因とは?
換気のために可動式の天窓を開けようとしても開かない原因はいくつかありますが、主な3つの原因を紹介します。
- 回転軸が折れている(手動タイプ)
- 本体の故障(電動タイプ)
- リモコンの故障(電動タイプ)
次の章からそれぞれ解説していきます。
【天窓が開かない原因】①回転軸が折れている(手動タイプ)
天窓の開閉には、手動タイプと電動タイプがあります。
手動タイプはハンドルを回して開閉する仕組みとなっていますが、ハンドルの回転軸が折れて、ハンドルを回すことができず、天窓が開かないことがあります。
天窓は枠が頑丈にできているので、普通の窓よりも重い場合が多いです。
少しでも天窓の開閉部が引っかかると開けるときに、回転軸が破損してしまいます。
【天窓が開かない原因】②本体の故障(電動タイプ)
電動タイプの自動開閉式天窓は、本体の基盤が経年で故障することで天窓が開かない原因となります。
電動タイプの自動開閉式天窓では3年保証があります。
普段、自動開閉しておらず久しぶりに使うと基盤に負荷がかかり故障しやすくなります。
定期的に動くのかを確認することが必要です。
白物家電などの電化製品でも7年以上経過すると故障が多くなります。
屋根に付いている天窓の基盤は環境が厳しいので、10年持たないことも多々あります。
【天窓が開かない原因】③リモコンの故障(電動タイプ)
電動開閉式の天窓は、リモコンスイッチひとつで天窓の開閉ができるようになっています。
リモコンが故障すると、天窓が開かない原因となります。
電動式は簡単に天窓を開閉できるので便利ですので、故障したら直せばいいとお考えください。
また、電動式天窓の中には、雨や雪をセンサーで感知し自動で閉まるものやタイマーによって閉まるものがあります。
天窓の修理工事の時期の目安は?
天窓の修理工事の時期を目安として紹介します。
症状 | メンテナンス時期 | 工事内容 |
---|---|---|
排水部の逆流 | 5年毎 | 排水部の清掃 |
ガラス部からの漏水 | 10年毎 | ガラスと枠の間をシーリング |
防水部の劣化 天窓の故障 | 20~30年 | 撤去・交換 |
自分でできるメンテナンスの方法はありません。
しかし、業者による屋根点検が5年、10年毎にありますので、そのときに天窓も点検してもらいましょう。
早めにメンテナンスをすることで、天窓本体の劣化をふせぎましょう。
天窓の修理工事の費用目安を知っておこう
天窓の修理工事の費用目安をご紹介します。
工事内容 | 費用目安 |
---|---|
排水の清掃 | 3~万円 |
ガラスシーリング | 4~万円 |
天窓の撤去 | 30~万円 |
天窓の交換 | 40~万円 |
立地や屋根の仕様によって修理費用は異なりますので、あくまでも目安とお考えください。
天窓が壊れて開かない場合は撤去するのはあり?
天窓が壊れて開かないときはいくつかの考え方があります。
●費用を掛けたくない⇒そのまま固定式の天窓として使用できます。
●普段から開閉しなかった⇒固定式の天窓に交換すると安心です。
●天窓のメンテナンスを考えたくない⇒天窓を撤去して、野地板を張り屋根とすることもできます。
●天窓を開閉できるようにしたい⇒天窓の部品の交換や新しい天窓に交換することも可能です。
天窓は定期的なメンテナンスが必要です
天窓は定期メンテナンスを行うことで、天窓の耐用年数の延長や雨漏りリスクの低下につながります。
とくに、ガラス面のシーリングは定期的に行いましょう。
雨漏りする前に行うことで、室内の被害を減少させることができます。
天窓が開かなくなるのが心配な方にオススメの天窓を紹介!
天窓が開かなくなるのが心配な方にオススメの天窓を紹介します。
- 長期保証をうたっている天窓
- 停電に備えて外付けバッテリーがついた天窓
- 最新の高耐久の天窓
- そもそも開閉式を設置せず固定式の天窓
それ以外にも採光リフォームを天窓にこだわらないという方は、こちらの記事で採光リフォームについて解説しています。
天窓のメリットデメリットをよ〜く知ってる屋根屋が教える採光リフォーム4つの方法!
【まとめ】天窓が開かないときは専門業者に相談を!
換気のために可動式の天窓を開けようとしても開かない原因は主に3つあります。
- 回転軸が折れている(手動タイプ)
- 本体の故障(電動タイプ)
- リモコンの故障(電動タイプ)
自分でできる天窓のメンテナンスの方法はありません。
しかし、業者による屋根点検が5年、10年毎にありますので、そのときに天窓も点検してもらいましょう。
また、天窓が開かないときには専門業者に相談してみてください。
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