目次
雨漏り調査会社の探し方
専門的な雨漏り調査会社の探し方を紹介します。
- 業界の雑誌・新聞
- インターネットのサイト
- SNS
●業界の雑誌・新聞
専門的な雨漏り調査会社はそんなに多くはありません。
建築業界の雑誌・新聞などで連載をしていたり、紹介されたりしている調査会社は雨漏り調査業界では稀有と言えます。
建築士が見るような雑誌で雨漏り事例を紹介している訳ですから、技量は間違いありませんのでオススメです。
●インターネットのサイト
webの検索で出てくる雨漏りサイトは大きく分けると2つに分類できます。
- 地元密着の雨漏り調査会社で雨漏り修理にも力を入れている会社
- 全国なブランドを構築したweb会社が集客して、その地域の工事店に紹介してマージンをとる会社
①地元密着の雨漏り調査会社がオススメです。
ただ、なかなか検索の1ページ目には出てこないですので、「地名 雨漏り調査」などで検索してください。
また、その場合、○○市の人気ランキングとして会社を紹介しているまとめサイトが上位に来ていますが、それは広告料をもらって1、2位に掲載するweb会社の記事ですのでご注意ください。
地元密着の会社は社長・社員の顔出しをしているので、顔出ししているか確認してみましょう。
地元密着の雨漏り調査会社は信用を大事にするので、お客様が損をするリスクは少ないと思います。
●SNS
YouTube、インスタグラム、Facebookなどで雨漏り調査の情報発信をしている会社も増えてきています。
具体的な事例写真や動画が掲載されており、雨漏り調査会社ならではの情報も入っているので、SNSで近くの会社が見つかれば、そのホームページも併せて確認しておきましょう。
WEB検索での信頼できる雨漏り修理業者の選び方について詳しくはこちらの記事で解説しています。
【webで検索】信頼できる雨漏り修理業者の選び方。web会社or地元業者?
雨漏り調査会社ではなくても原因調査はできる
雨漏り調査をうたっている会社は、雨漏り調査を専門とする雨漏り調査会社以外に、屋根工事、外壁工事、塗装工事、防水工事を行うリフォーム会社など、多くの会社があります。
建築系の会社であれば、ほとんどの会社が雨漏り事例を少しは体験しているからです。
雨漏り調査の技法は確立されておらず、各社の経験・技量で行っており、その調査能力はピンキリと言えます。
雨漏り調査を行なっている会社が必ずしも雨漏り調査に優れている訳ではありませんので、依頼する前には実績を確認しておきましょう。
悪徳の雨漏り調査会社に注意しよう
雨漏り調査・修理会社の中には悪徳業者が少なからず潜んでいます。
とくに、雨漏り修理会社の中には、雨漏りを止めるのに必要な工事ではなく、自分の得意な工事(例えば塗装工事)を行うことを目的として活動している場合があります。
「全面塗装したのに雨漏りが止まらない。」とよく相談を受けますので、注意してください。
雨漏り調査会社で悪徳業者に依頼してしまわないように押えておくべきポイントを紹介します。
- 調査実績は多くあるのか
- 建設会社の雨漏り調査を行っているか
- クチコミや評判は悪くないか
雨漏り調査会社の技量が高いと一般のお客様からの依頼だけではなく、建設会社からの雨漏り調査依頼を受けていますので実績を確認してみましょう。
雨漏り修理の悪徳業者を見抜くコツについて詳しくはこちらの記事で解説しています。
【屋根屋が解説】雨漏り修理の悪徳業者を見抜く5つコツを徹底解説!
雨漏り調査を依頼するときに注意したいこと
雨漏り調査を依頼するときに注意したいことを紹介します。
- 雨漏り調査について詳しく記載している会社を選びましょう
- 雨漏り調査だけではなく、修理も自社でできる会社を選びましょう
- 雨漏り調査を依頼する会社は調査件数や修理件数が豊富な会社を選びましょう
- 建設会社など同業他社からも雨漏り調査の依頼を受けている会社を選びましょう
- 雨漏り調査から雨漏り修理工事するまでは時間がかかることを考慮しておきましょう
- 雨漏り調査を依頼しても原因がわからないとき場合はあきらめずに他の業者に依頼しましょう
- 雨漏りが再発したら調査せずにコーキングで様子を見るのではなく、再度雨漏り調査を行ってもらいましょう
- 雨漏りの再発が繰り返す場合は他の業者に依頼しましょう
雨漏り調査会社を探すときに、上記ポイントで調査会社のホームページなどを比較したり、問合せしたりすると選びやすいと思います。
雨漏り調査の費用はどれくらい?
雨漏り調査の方法とその費用について紹介します。
建物の構造によって調査方法に向き不向きがありますので、どの雨漏り調査とするかは確認してみましょう。
また、業界として調査方法が標準化されていないのでご注意ください。
代表的な5つの調査方法を紹介します。
- 目視調査
- 散水調査
- 赤外線サーモグラフィ調査
- 発光液調査
- ドローン撮影調査
それぞれの調査内容と費用を簡単にまとめました。
調査方法 | 費用の目安 | 調査内容 |
---|---|---|
目視調査 | 0円 | 雨漏り部分を目視・写真撮影して、調査する方法です。 |
散水調査 | 0~30万円 | 水道の蛇口にホースをつないで、浸入口に散水をして、雨漏りを再現する調査方法です。 |
赤外線サーモグラフィ調査 | 0~20万円 | 赤外線カメラを使い、建物内外の熱画像を撮影して、雨水の浸入経路を調査する方法です。 |
発光液調査 | 15~20万円 | 雨漏りの浸入口を見分けるために、蛍光液の色を変えて、場所を特定する調査方法です。 |
ドローン撮影調査 | 0~10万円 | 屋根などの高所部分で目視できない所をドローンにより写真撮影して調査する方法です。 |
雨漏りを特定する方法について詳しくはこちらの記事で解説しています。
【雨漏りの特定方法】原因を調査するための5つの方法を徹底解説
雨漏り調査の手順
雨漏り調査の手順(弊社の事例)を紹介します。
- まずはあやしい原因箇所を「よく見て、触る」
- 赤外線サーモグラフィで撮影する
- 雨漏りの浸入箇所と思われる場所に散水する
- 「本当に雨漏りが原因か」を検証する
まずはあやしい原因箇所を「よく見て、触る」
これはとても単純な手法ですが、もっとも重要な目視・触診調査となります。
目視調査で、通常の建物との違いや建物の劣化状態を確認して、原因箇所となり得る箇所を絞りこみます。
赤外線サーモグラフィで撮影する
下記のような赤外線カメラで撮影します。
散水前の建物の表面温度を撮影します。
雨漏りの浸入箇所と思われる場所に散水する
いわゆる散水調査です。
目視・触診調査によって、絞られた浸入箇所を順番に散水します。
雨漏り箇所から漏水することで浸入箇所を特定できます。
「本当に雨漏りが原因か」を検証する
散水調査をしても漏水しなかった場合、雨漏り以外の原因も検証します。
雨漏り以外としては、「結露」や設備配管からの「水漏れ」などがあります。
結露の場合、温度、湿度を測定して、結露の可能性を検討します。
水漏れの場合、配管の有無を調べます。
雨漏り調査について詳しくはこちらの記事で解説しています。
雨漏り調査ってなにをするの?費用は?5つの方法をプロが徹底解説!
雨漏りの調査は自分でもできる?
誰でもできる雨漏りの原因箇所の探し方は「目視調査」です。
特別な道具や建物の破壊を行う必要もなく、最も簡単かつ低リスクに行える調査です。
目視による調査の基本は2つです。
- 孔開き・ヒビ割れの部分を探す
- 他の部分と異なる部分を探す
雨漏りに近い場所の外側を探すだけですので、自分でトライすることもありだと思います。
ただし、はしごに登ったり、屋根に上がることは危険な行為となるのでやめておきましょう。
また、実際に水をかける「散水調査」は、「目視調査」で気になった場所へ行うこととなります。
目視で気になる部分があった場合はチャレンジすることもありだと思います。
ただし、散水調査はコツなどがありますので、何の準備もなく行うことはやめておきましょう。
また、DIY調査の自信がない場合や雨漏り原因がわからないときは、放置せずに雨漏り調査会社に依頼するようにしてください。
自分でできる雨漏り箇所の探し方について詳しくはこちらの記事で解説しています。
自分でできる雨漏り箇所の探し方とは?知っておくべきポイントも紹介
雨漏り調査会社に依頼しても原因不明の場合もある
雨漏り調査会社によって、その調査能力にはバラつきがあるため、必ずしも原因を把握できる雨漏り調査会社ばかりではありません。
また、調査してもわからないので、全面塗装しかないと誘導する雨漏り調査会社もいますので注意してください。
「表面を塗れば、雨漏りが止まる」と勘違いしている会社やまともな原因調査を行なわず目視調査だけで、修理見積を提出する雨漏り修理業者さんもいるようです。
弊社では、徹底的に雨漏りの原因調査を行います。
雨漏り修理の難しさを理解しているので、雨漏りの原因特定をしてから修理のお見積もりを行います。
原因特定して雨漏り修理しても、実は別のルートもあって雨漏りが再発してしまうことも事例としてはあり、より慎重に原因特定を行っています。
なかなか直らない雨漏りについて事例を紹介します。
なかなか直らない屋上からの雨漏り 散水調査で一撃でした【愛知県犬山市】
徹底的に雨漏り調査している様子を紹介した動画をご覧ください。
実際の散水調査の様子について詳しくはこちらの記事で解説しています。
多くの雨漏り調査会社に負けない神清のすべてをお見せします
神清には、なかなか直らない雨漏りの依頼が多くきて、そのほとんどをしっかりと直しています。
神清は原因調査のノウハウと丁寧な調査を心がける調査員のメンタルを長年、つちかってきているからです。
また、売上金額の大きさではなく、雨漏りを止めることを調査・修理の目的として明確に活動しています。
ここで、雨漏り調査方法をご紹介します。
目視調査
目視調査は、雨漏り調査の中で、もっとも重要な調査です。
原因を探すために、小屋裏(天井上)・屋根・壁・屋上・床下・バルコニーなど、お客様の了承を得て、入れるところは確認させていただきます。
屋根・壁に直接登り、近接目視で調査します。
併せて、写真を撮ります。
目視調査の結果を、しっかりと写真で残します。
「ドローンで写真を撮る」
足場が必要な建物の屋根は、ドローンで撮影して調査します。
散水調査
目視調査により、探したあやしい部分・劣化部分を順番に散水します。
散水調査は、知識と経験によって、結果が大きく異なります。
しかし、部分修理を行う上では、有効な調査方法と言えます。
弊社は長年の経験・知識・原因追究の執念がありますので、お任せください。
赤外線サーモグラフィ調査
赤外線サーモグラフィ調査で、雨漏りの水分による温度変化を調べます。
また、散水試験による室内への漏水を素早く確認することも可能です。
ハイスペックのサーモグラフィで撮影するので、詳細までチェックします。
「熱画像を撮る」
赤外線カメラは、表面温度を撮影するものです。
撮影手順、方法、解析によって、表面温度差から雨漏りの有無を判断します。
赤外線サーモグラフィ調査は経験・知識によって調査結果が変わるので、実績のある弊社にお任せください。
含水調査
雨染みが現在、濡れているものなのか、以前の染みなのか、簡単に確認する方法として、木材に含まれている水分の量を測定します。
木材の水分の有無により、雨漏りのルートを特定します。
木材の含水率を測定して、建物本体の健全を把握します。
温湿度測定
雨漏り以外に、水が発生するトラブルとして、結露があります。
その空間の温湿度と表面温度を測定することで、その水分が雨漏りなのか、結露なのか、判断することができます。
各種の調査結果から、総合的に判断して、雨漏りの原因を特定します。
雨漏り調査だけではなく、住宅の屋根・壁の木材が健全となるように診させていただきます。
【まとめ】原因調査は信頼できる雨漏り調査会社に!
雨漏り調査をうたっている会社は、雨漏り調査を専門とする雨漏り調査会社以外に、屋根工事、外壁工事、塗装工事、防水工事を行うリフォーム会社など、多くの会社があります。
雨漏り調査の技法は確立されておらず、各社の経験・技量で行っており、その調査能力はピンキリと言えます。
雨漏り修理会社の中には、雨漏りを止めるのに必要な工事ではなく、自分の得意な工事(例えば塗装工事)を行うことを目的として活動している場合があります。
「全面塗装したのに雨漏りが止まらない。」とよく相談を受けますので、注意してください。
雨漏り調査会社の技量が高いと一般のお客様からの依頼だけではなく、建設会社からも雨漏り調査依頼を受けていますので、そのような信頼できる雨漏り調査会社へ依頼しましょう。
雨漏りに関してお悩みの方はお気軽にお問い合わせください。
神清からのお願い
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