ルーフィングってなに?どんな種類があるの?
図解 屋根に関するQ&A
よく聞かれる屋根への質問にわかりやすくお答えします。
「屋根に敷いているシートはどんな意味があるの?」とお施主さまに聞かれました。
Q:ルーフィングってなに?どんな種類があるの? ~Q019~
A:下葺材(屋根材の下方に敷設し、二次止水層として働く部材)に用いる連続したシート状の防水材料。アスファルトルーフィング、改質アスファルトルーフィング、透湿ルーフィングがある。
屋根に使用する連続したシート状の防水材料
主に3種類のルーフィングがあります。
一番よく使われている安価なタイプとして、アスファルトルーフィングがあります。
JISA6005 アスファルトルーフィング940で規定されているルーフィングです。
アスファルトを含浸させた原紙の表面をアスファルトで被覆した材料です。
長寿命な住宅には不向きです。
アスファルトルーフィングの上位商品として、改質アスファルトルーフィングあります。
通常のアスファルトに替えて、改質アスファルトを使用し、防水性、耐久性を高めたルーフィングです。
瓦では標準的となっています。
アスファルト系ルーフィングは防水性を重視して、透湿抵抗が高い材料となっています。
もう1種類、透湿ルーフィングがあります。
透湿抵抗が一定以下であるように透湿性を付与したルーフィングです。
建物内・野地合板の湿気を排湿できる特徴があります。
また、雨水など水滴は透過しないようになっています。
呼吸する屋根を実現できます。
耐久性に優れているので、長寿命住宅には適しています。
また、壁では標準的に使われている透湿防水シートとは性能が異なりますので、屋根には透湿ルーフィングを使用するようにご注意ください。
図解 屋根に関するQ&Aでは、よく聞かれる屋根の質問にお答えしています。
屋根のご相談等がありましたら、ご連絡くださいね。
神清からのお願い
記事を最後まで読んでいただきありがとうございます。
お客様の率直な感想をいただくため「役にたった」「役に立たなかった」ボタンを設置しました。
私たちは、日々屋根にお困りのお客様にとって必要な情報をお伝えしたいと考えております。今後のご参考にさせて頂きますのでご協力よろしくお願いいたします。