サイディング外壁からの雨漏り!定期点検・メンテナンスは必須ですよ~!!

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外壁(サイディング)からの雨漏り

みなさま。こんにちは。

屋根から人の笑顔を作りたい!!!

神清(かみせい)のDr.神谷です。

新築の瑕疵保険で支払われた件数をみると雨漏りが95%と多くなっています。

その内分けは外壁が約70%だそうです。

その詳細としては、外壁面31%、外壁の窓廻り25%、バルコニー16%と別れています。

バルコニーは全棟設置されているわけでもなく、さらに1棟あたりの面積も小さいので、バルコニー16%はとても多いように感じます。

例えば、ルーフバルコニー(バルコニーの下が部屋となっているバルコニーのこと)の下の部屋の窓上から雨漏りした場合、外壁面・外壁の窓廻り・バルコニーと雨漏りしやすい三箇所をすべて含んでいるため、原因を見つけるのに厄介な箇所と言えます!

そこで、ルーフバルコニー下部屋の雨漏り事例の中で、外壁からの雨漏りをご紹介します!

ルーフバルコニー下部屋の雨漏り

築11年の木造住宅で、壁は窯業系サイディングです。

1階のサッシ上からの室内への雨漏りしていました。

その上部にはルーフバルコニーがありました。

ルーフバルコニーの床はFRP防水仕上げとなっていましたが、劣化など見られず問題ありませんでした。

赤外線サーモグラフィで、ルーフバルコニーの内側の熱画像を撮影しました。

白丸に囲まれた部分は、水分による温度低下を示しています。

そこの部分を目視観察しますと、サイディングのシーリングに亀裂が入り、劣化していました。

ここから雨水が浸入していました。

浸入した雨水の量が多くなったときに、1階のサッシ上部から室内へ雨漏りする事例でした。

 

 サイディングのメンテナンス

シーリングの劣化

サイディングメーカーさんのメンテナンス計画では、10年程度(7年〜10年)で、シーリングの打ち替えが必要となっています。

「サイディング表面の塗装や、接合部のシーリングは、永久的なものではありません。」と明記されています。

シーリングの劣化としては、やせ・剥離・亀裂などが発生します。

シーリングの劣化原因は、日々の家の動きによる伸縮と温度変化や紫外線等によるものです。

特に、日射とは関係があり、南面のシーリング劣化は早期(5年程度)に発生する場合もあります。

シーリングの劣化により、雨水や湿気がサイディング内に流入して、雨漏り・結露・カビ・凍害などが発生するリスクが高まります。

サイディングの再塗装

また、サイディング本体の塗り替え時期も、10年程度となっています。

足場も必要となりますので、結局、本体の塗り替えとシーリングの打ち替えの両方ともメンテナンスすることになります。

「適切なメンテナンスがされずに放置されると、サイディングのみならず建物全体の劣化を早めることにつながりますので、定期的な点検と早めのメンテナンスが必要となります」と記載されています。

 雨水浸入リスク

雨漏り箇所以外でもシーリングの著しい亀裂箇所が数か所ありました。

この物件では、雨水浸入が室内への雨漏りとして現れたために、早めの外壁のメンテナンスが行われました。

室内側に現れず気が付かない間に、壁内の柱・合板・筋交い・土台などの木材が腐朽劣化しますと構造耐力へ影響を与え、耐震性能を低下させてます。

それを防ぐためにも、サイディングの定期点検・メンテナンスは必須とお考えください。

 

高耐久仕様のサイディングもあるよ~!

初期費用は少し高額となっても、メンテナンス費用を抑えたいとご希望される方もいらっしゃると思います。

そんな方には、高耐久の商品ラインナップもあります。

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住宅購入時は、各部分の仕様とその予算(イニシャルコスト)の調整はとても大変だと思います。

正直、家の構造・外装・断熱などはよくわからないので、工務店さんにおまかせの方がほとんどでしょう!

しかし、住まい手は住宅の購入が目的ではなく、住宅で長らく安心に生活していくことが目的です。

その日々の生活と切り離すことができない住宅のメンテナンス計画及びその費用(ライフサイクルコスト)についても、購入前に確認することが大切です。

それぞれ仕様に対し、イニシャルコストとライフサイクルコストの2つを比較しながら、どの仕様にするかご検討されることをお奨めいたします。

 

まとめ:サイディングはシーリング劣化からの雨漏りが発生します!

サイディングは10年程度で、シーリング劣化が生じます。

シーリングの亀裂部分から雨漏りが発生することもあります。

シーリングのメンテナンスを行う場合、足場が必要となりますので、結果、サイディングの再塗装と併せて行うこととなり、メンテナンス費用が高額となることをご承知ください!

メンテナンスを怠り、建物本体を劣化させることはさらに、被害を大きくしますので、定期点検・メンテナンスを心掛けましょう!

専門用語もあり、わかりにくい所もあったかと思います。

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