瓦vs金属屋根 温熱環境測定! 屋根軽量化リフォームによる熱中症にはご注意ください!!!

屋根材比較(瓦vs金属屋根) 実大住宅での温熱環境測定結果です!

みなさま。こんにちは~。

屋根から人の笑顔を作りたい!!!

神清(かみせい)のDr.神谷です。

巨大地震の後には、訪問販売リフォーム業者が日本瓦屋根のお宅にピンポーンしてくる回数が極端に増えると聞きます。

瓦屋根は地震で危ないので、軽い金属屋根に葺き替えしましょう!と説明するようです。

阪神大震災での死者の数を引き合いに、とにかく恐怖を訴えるそうです。

屋根を軽くすることは、その前後で比較すると建物の揺れを小さくすることにはつながります。

しかし、巨大地震で倒壊しないようになるほど効果があるとは言えないのです。

さらに、瓦屋根から金属屋根にすることは、いくつかの屋根の性能を犠牲にすることにもつながります。

1つは遮音性が悪くなる、もう1つは温熱環境が悪くなります。

今日はその温熱環境が悪くなることについて、簡単にご紹介します!

同じ敷地内で建物の仕様はほぼ同じ実物大の建物において、温度測定して結果について説明します。

屋根材比較(瓦vs金属屋根)の温度比較 (愛知県安城市)

住宅リフォーム時、耐震?・減震?とのセールストークで、粘土瓦から金属屋根への葺き替えを勧められます。(実際には、費用対効果が悪いので、あまり行われていないですよ~!)

また、訪問販売リフォーム業者により、屋根だけ軽量化営業が行われています。(一般では、あまり行われていないので、だまされないでくださいね~!)

でも、屋根の葺き替え営業が狙っているターゲットの築年数は20年以上過ぎた住宅ですので、断熱性能も低い仕様となっています。

断熱性能が低い住宅の屋根では、屋根材の違いによる2階室内への温度の影響は大きいと言えます。

瓦vs金属?

赤丸は金属屋根・ガルバリウム鋼板・立平葺きの屋根、青丸は三州瓦・J形陶器瓦の屋根の隣り合った2棟の建物で比較を行いました。

同じ工務店さんが建設した、ほぼ同じ大きさ・同じ向きの屋根をもつ実大住宅において、1F・2F・ロフトの温度・湿度を比較しました。

瓦vs金属?

上のグラフで赤:金属屋根、青:瓦屋根となっています。

瓦屋根・金属屋根の温度比較でわかったこと!

①金属屋根住宅において、ロフトの最高温度は50℃近くに達しています。

こんなロフトで昼寝をしていたら、熱中症のリスクが半端ないです。

瓦屋根の方も暑いですが、それでも−6℃、低くなっています。

これは、瓦屋根から金属屋根に葺き替えると最高温度が6℃高くなることを示しています。

単純に軽量化だけをすると熱中症のリスクが高まるとも言えます!

②金属屋根住宅において、2F室内の温度は40℃を超えています。

2Fで昼寝しても同様に、熱中症のリスクが大です。

瓦屋根はそれに比べると−2.3℃と低くなっています。

 

耐震・減震/屋根軽量化リフォームについて

瓦vs金属?

巨大地震後にどうしても増えてしまう屋根軽量化リフォームについて注意喚起をします!

①屋根軽量化リフォームだけでは、耐震性はほとんど確保できないため、費用対効果は非常に悪い。

実際に国の研究機関によって、シミュレーション検証してもらった結果、耐震診断の評点が0.1程度上昇するだけで、旧耐震の屋根を金属屋根に葺き替えしても、巨大地震では、倒壊してしまうという結果でした。

詳しくは、こちらの記事をご覧ください。

軽い屋根なら巨大地震でも大丈夫?実は建物の強度の見直しの方が重要です!

 

減震屋根軽量化リフォームを検討する前に、必ず建物全体での耐震診断をされることをお勧めいたします。

耐震補助金などがある地域もありますので、確認しましょう!

②昔の住宅は断熱性が低いため、金属屋根にすることで、最高温度が6℃上昇して、日々の快適性が大きく損なわれる。

昼間の室内での熱中症のリスクが大幅に高まると言えます。

 

まとめ:屋根軽量化リフォームは温熱環境が悪化しますので、熱中症に注意しましょう!

訪問販売リフォーム業者による屋根軽量化リフォームは温熱環境が悪化する危険性がありますので、ご注意ください。

巨大地震での瓦屋根の被害には、瓦屋根の棟部が倒壊することが多く発生しています。

こちらは、棟部を葺き直すことで比較的簡単に補修することができますので、瓦屋根工事業者にご相談ください。

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Dr.神谷
神清のまとめ役。
学者肌で数々の「産学官」の連携研究事業を行い、業界内でも数少ない技術派です。その知恵で若いスタッフを指導しています。

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