知らないと損!築3年のスレート屋根を点検してみたら・・・踏み割れ発見!

築3年のスレート屋根を点検したら、スレートの割れを発見!

みなさま。こんにちは。

屋根から人の笑顔を作りたい!!!

神清(かみせい)のDr.神谷です。

スレート屋根は10年点検で割れ・踏み割れが必ずと言っていいほど、発見されています!

割れの原因が経年劣化だ?とか、諸説ありますが、実際、どうなんでしょうか?

先日、滅多に見ることができない築3年のパワービルダー分譲住宅の屋根を点検する機会がありました。

築後10年経過した屋根を点検することはよくありますが、築3年となりますとレア物件となりますので、興味津々で点検しました。

このような分譲住宅は現在、とても多く建設されているので、購入を検討されている方に参考になればと思います。

 

スレート屋根とは?

化粧スレートと呼ばれる塗装された厚み5㎜の平らなセメント系の屋根材です。

この屋根材はイニシャルコストがもっとも安価なため、分譲住宅には標準的に使用されています。

 

築3年のスレート屋根

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屋根はしごの上から眺めると一見、問題がないように感じました。

特別、変色もありませんでしたので、さすがに3年では、スレート屋根も劣化していないのかな?と思いながら、屋根点検を行いました!

点検のテーマは、「ズバリ!3年もので割れがあるのか?」としました。

慎重に屋根の上に登ってみると、

予想に反して、クラックが多く発生していました!

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釘孔部からの横割れ。

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釘孔部からの縦割れ。

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釘孔部からの縦割れ。

クラックの大小を併せますと20枚近く発生していました!

 

割れの原因は?

これまで踏み割れに関しては、施工時にヘアークラックが生じ、経年でクラックが成長するとメカニズムだ?と言われていました。

なぜか?というと、今まではクラックが発見されるのが、10年以上経過してからがほとんどだったので、経年劣化として、片付けられてしまっていたのです。

そのため、補修はお施主様の負担で、交換や再塗装などが行われていました。

しかし、この物件では3年でこのようにはっきりわかるクラックを発見することができました。

築3年では、原因が経年劣化とは言えませんね!

 

この原因について、以下の通りの仮設を立ててみました。

*施工時に踏み割れで表面までのヘアークラックが生じる。

*しかし、新品では塗装がしっかりしているので、スレートの表面を目視してもヘアークラックはわからない。

*3年以内では表面塗装が紫外線劣化によって、退色するのでヘアークラックが発見できる。

*つまり、施工時からしっかりと割れているが、発見されないだけと言える。

この仮説が正しければ、経年劣化ではなく、新築時の保証範囲内?の事象となります。

 

隣の屋根では色むら発生!

また、同じ分譲地の他の屋根を観察したところ、ビックリするような色むらが確認できました。

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違う色の屋根材を混ぜて葺いたのかな?と思う程でした。

お施主様がこの色むらを気付いていたら、クレームとなると思いますが、屋根が見えないために気付いていないのでしょう!

これも10年後には、お施主さま負担での再塗装費用が約90万円とかかりますので、ご注意ください。

 

手抜き施工

最後にもう1つ不具合を確認したのが、棟際の手抜き施工です。

正しい施工はこの写真です。

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赤⇒の部分から上側に半端な屋根材が施工されています。

しかし、この反対側の屋根面ではこの半端な屋根材がありませんでした。

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この状態ですと、強風時に雨が棟の中に浸入するリスクが高くなります。

正しい施工方法を遵守することが雨漏りを防ぎ、屋根を長持ちさせることに繋がります。

分譲住宅ではこのスレート屋根の仕様が大変多いですので、購入を検討される方は、屋根にも注意を払ってくださいね~!

10年後以降の屋根のメンテナンス費はお施主さま負担であり、高価となりますよ~!!

 

まとめ:築3年のスレート屋根で割れを発見!(約20枚)

築3年のスレート屋根で割れを発見しました!

新築時の踏み割れが原因なので、クレーム対象と言えます。

築10年以降に気付いても、経年劣化で片付けられてしまうので、ご注意ください。

また、スレート屋根の製品本体保証には、

免責事由⑪漏水に影響のない製品の経年変化による汚れ、軽微なひび割れ・欠け。

と記載されています!

これからすると、新築時の踏み割れは免責事由でメーカー保証はないかも?です!

購入前に、不動産屋さん・工務店さんに保証の確認をした方がよさそうですね!

(不動産屋さん・工務店さんはさすがに保証内と言うと思いますよ!)

 

専門用語もあり、わかりにくい所もあったかと思います。

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Dr.神谷
神清のまとめ役。
学者肌で数々の「産学官」の連携研究事業を行い、業界内でも数少ない技術派です。その知恵で若いスタッフを指導しています。

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