大阪府北部地震の屋根被害を確認するために、現地調査を行いました。
大阪府北部地震はマグニチュード6.1、最大震度6弱を大阪府大阪市北区、高槻市、枚方市、茨木市、箕面市で観測した地震です。
阪神大震災以降、日本各地で忘れた頃に、巨大地震が発生している感じです。
瓦屋根にも被害が出ているので、その都度、瓦業界として、現地調査を行って来ています。
今回は、私、三州瓦の老舗、創業150年の神清(かみせい)・神谷も現地調査に同行しました。
大阪市高槻市付近の屋根です。
古い日本瓦屋根・棟部に被害が多く見られました。ブルーシートが掛かっている屋根が被害を受けています。この写真は比較的被害が密集している地域を撮影しました。
高槻市では、建物の被害調査も緊急で行われていました。
この建物は危険と判定されています。
今回の大阪府北部地震で特に注目されたのがブロック塀の倒壊です。
ブロック塀に関しては、国土交通省から特定行政庁に対して、学校の塀について、安全点検をするように要請が出されました。
瓦屋根に携わるものとして、ブロック塀は他人事ではありません。
そこで、地元学校の瓦屋根に対してドローン屋根点検を実施して、緊急に安全点検しました。
目次
地元の瓦屋根の学校でドローン屋根点検をさせてもらいました!
ドローン屋根点検の良さは、足場など必要としないので、許可をもらえれば、すぐに実行できます。
点検時間も短く、普通の学校であれば15分程度です。
地震被害が発生する瓦屋根のポイントはいくつかあります。
そのポイントをドローンで撮影することで、人命にかかわる可能性のある危険な箇所の有無を短期間に調べることができます。
多少、瓦屋根が崩れるなどの被害が発生しても、落下するなどして人に危害を加える可能性のない所は緊急性がないと言う考え方もあるからです。
実際に撮影した写真はこんな感じです!
ドローンも2台使用して、効率的に撮影しました!
学校のデザインや使われている建物によって、瓦の種類が異なっています。
地元では、武道場は日本瓦屋根となっています。
体育館は洋瓦が施工されていました。
このようにポイントに近づいて撮影できるのが、ドローンのすごい所ですね!
全体を撮影することで、周辺との関係がわかります。
これらの写真をもとにして、瓦屋ならではの知見から危険な箇所を判定するのです。
地元高浜の子供たちのために学校の安全点検はボランティアで実施させてもらっています!
緊急安全点検はもちろん、ボランティアで行っています!
地元の子供たちへ危険が及ばないように、瓦屋としてできることだからです。
また、ドローン自体も安全に屋根点検できるように工夫されています。
つまり、屋根点検用のドローンを使用して、安全に、「瓦屋根の安全点検」を行いました!
屋根点検用のドローンについては、こちらをご覧ください!
また、日本屋根ドローン協会という屋根点検の専門の団体もあります。
https://www.j-rda.org/
他の地方でも瓦屋根の学校は瓦屋が安全点検を責任もってやってほしい!
瓦屋根の学校がある地域では、一度、瓦屋根の安全点検を実施されてはいかがでしょうか?
瓦屋さんであれば、巨大地震で被害が発生する可能性のある屋根はすぐにわかると思います。
巨大地震が来る前に、危険な場所だけは早めに直すように学校関係者にお伝えしましょう!
瓦屋根の危険な箇所を補修することで、子供たちを守ることができ、ひいては瓦を守ることにもつながります。
まとめ:瓦屋根の学校は瓦で事故となる前に早めに安全点検を!ドローンを使った点検はかなり有効!
大阪府北部地震を契機に、緊急・学校の瓦屋根の安全点検を実施しました!
ドローン屋根点検により、簡単、安全に屋根点検することができました。
瓦屋が点検することで、巨大地震での瓦屋根の被害発生を推測することができます。
特に、古い瓦屋根の学校がある地域では、是非、瓦屋根の安全点検を実施しましょう!
神清からのお願い
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