目次
古い天井をリフォームするタイミングは?
古い天井をリフォームするタイミングを紹介します。
- 汚れ・痛みが気になる
- 雨漏りの痕や雨シミがある
- 破損箇所を見つけた
- 築年数15年以上経った
- 天井が垂れ下がっている
雨漏りの痕や雨シミがある場合は、天井裏で雨漏りが進行している可能性もあるため、一度雨漏り専門業者に点検してもらいましょう。
古い天井の劣化症状
古い天井に見られる劣化症状を紹介します。
- 汚れ・シミ
- 変色・退色
- クラック
- 傷・欠け
- 反り
- たわみ
- 腐食・腐朽
- 漏水・結露・カビ
●汚れ・シミ
古い天井にはいつ汚れたのか、わからないシミで劣化していることがあります。
汚れ・シミの原因としては、雨漏り・水漏れ・小動物の糞尿・日射による日焼け・タバコのヤニなどがあります。
●変色・退色
古い天井の変色・退色も劣化症状の一つです。
変色・退色の原因としては、雨漏り・日射による日焼け・タバコのヤニなどがあります。
●クラック
古い天井のクラックは劣化症状です。
クラックの原因としては、雨漏り・水漏れ・天井下地の動きなどがあります。
●傷・欠け
傷・欠けの原因としては、雨漏り・物があたることによる損傷などがあります。
●反り・たわみ
反り・たわみの原因としては、雨漏り・水漏れ・下地の強度不足・天井材の留め付け不足などがあります。
●腐食・腐朽
腐食・腐朽の原因としては、雨漏り・水漏れなどがあります。
●漏水・結露・カビ
漏水・カビなどの原因としては、雨漏り・水漏れなどがあります。
結露の原因としては、断熱欠損や通気・換気不足などとなります。
古い天井リフォームの種類
古い天井リフォームの種類を紹介します。
- 天井のクロスの貼り替え
- 天井の塗装
- 板の張り替え
- 穴の補修
- 補強工事
それそれについて簡単に解説します。
天井のクロスの貼り替え
古い天井のクロスをはがして、新しいクロスに貼り替えすることができます。
天井の下地材をそのまま使用できれば、比較的簡単な工事となります。
クロスの汚れ・シミ・変色・クラックなど、クロスのみに劣化症状が発生している場合に適しているリフォームとなります。
天井の塗装
天井の塗装は、古い天井に直接塗装して見た目をキレイにするリフォームです。
塗料が垂れたり、飛散するので、床・壁・窓・家具を完全に養生しなければなりません。
天井材の汚れ・シミ・変色など、天井材の意匠面に問題がある場合のリフォームとなります。
板の張り替え
古い天井板をはがして、新しい天井板に張り替えするリフォームとなります。
雨漏りなどで古い天井板に反り・たわみ・腐食・傷などが発生している場合に適したリフォームとなります。
古い天井板をはがすときに、ホコリなどが部屋中に舞うため、工事後に部屋中を掃除する必要があります。
穴の補修
穴の補修はパテで埋めるリフォームとなります。
穴が大きい場合、クロス仕上げであれば、天井材のボードを穴のまわりだけ張り替えして補修することもあります。
補強工事
古い天井が部分的に下がっている場合は、天井上の下地を補強して天井材の下がりを補修することがあります。
天井材の劣化状況が軽傷であれば、古い天井材に新規の天井板を重ね張りして補強するリフォームもあります。
古い天井リフォームに必要な期間
古い天井のリフォームに必要な期間について紹介します。
リフォーム内容 | 期間 |
---|---|
天井のクロスの貼り替え | 1~2日 |
天井の塗装 | 1~4日 |
板の張り替え | 1~3日 |
穴の補修 | 1~2日 |
補強工事 | 1~2日 |
天井の面積や劣化具合によって、工事期間は変わってきますので目安としてお考えください。
古い天井リフォームの費用の目安
古い天井のリフォームに必要な費用の目安について紹介します。
リフォーム内容 | 費用の目安 |
---|---|
天井のクロスの貼り替え | 1~3.5万円/㎡ |
天井の塗装 | 1.2~万円/㎡ |
板の張り替え | 5~万円 |
穴の補修 | 3~万円 |
補強工事 | 6~万円 |
天井の面積や劣化具合、新しい材料のグレードなどによって費用は大きく変わってきますので目安となります。
古い天井の雰囲気を変えるリフォーム
古い天井の雰囲気を変える比較的大掛かりなリフォームについて紹介します。
古い天井の劣化を補修するのではなく、部屋全体のイメージを変えるリフォームとなります。
- 直天井
- 二重天井
- 勾配天井
- 吹き抜け
直天井にリフォーム
直天井とは、屋根の野地板や上階の床の下面をそのまま露出させて天井とする形式のことです。
既存の天井を解体することになりますが、露出しないと考えていた部分を見せることになり、意匠的な仕上げが必要となります。
天井が高くなり、開放感が生まれますが、断熱性や防音性は犠牲になります。
また、電気配線や照明に対する意匠的工夫も必要です。
二重天井にリフォーム
直天井に水平天井を設置するリフォームとなります。
電気配線や照明の設置は容易になり、断熱材を天井上に設置することで断熱性や防音性も向上させることができます。
一方で、天井は低くなります。
勾配天井にリフォーム
屋根の勾配に沿った天井にリフォームすることです。
断熱・防湿・通気・換気などの配慮が必要となり、難易度が高いリフォームです。
吹き抜けにリフォーム
吹き抜けとは、下の階の天井だけでなく上の階の床も撤去して、上下がつながった空間にするリフォームです。
開放感ができ、下の階の日当たりをよくすることができます。
耐震性能も含めた大掛かりな改修検討が必要であり、費用も大きくなります。
古い天井リフォームの費用を抑える方法
古い天井リフォームの費用を抑える方法を紹介します。
- 複数の業者を依頼する
- できるだけ安い素材を選ぶ
- 自社で施工可能な業者を選ぶ
- リフォームパックを検討する
複数の業者に相見積もりを行うことで、特に高い業者に依頼することを避けることができます。
天井材の材料はピンキリですので、安い材料を選ぶことで費用を抑えることにつながります。
雨漏りによる天井の不具合を直す場合は、雨漏り修理と天井リフォームを併せて依頼することで安価にすることもできます。
古い天井リフォームの注意点
天井は印象が強いため、部屋全体のバランスを見ながら古い天井のリフォームを考える必要があります。
古い天井の材料は同じものがなくなっていますので、似たようなものを探すか、思い切って新しい天井材を使用することになります。
天井の壁紙やパネルは色の影響が強く出るため、天井材のデザインを印象的にするとその他のインテリアのバランスを崩してしまうリスクがあります。
また、雨漏りなどで天井リフォームを行うときは、天井裏の状態を確認しておきましょう。
雨漏りによる不具合が天井材だけではなく、天井裏の断熱材、野縁(のぶち/天井板を張るための下地角材)、たるき、母屋、野地板などが劣化している可能性があります。
天井裏の雨染みひどい場合は、雨漏りが完全に止まっていない可能性もありますので、雨漏り調査で確認することをオススメします。
雨漏りが完全に直る前に天井材を交換してしまうと雨漏りが再発して、天井材にシミが発生してしまうので注意してください。
古い天井のリフォームのDIYは可能?
古い天井のクロスの張り替えであれば、部屋の角やクロスの継ぎ目などはキレイに張るにはコツが必要であるものの比較的初心者でもおこないやすいDIYです。
ただし、天井の張り替えが終わるまで部屋が使えなくなります。
室内にある家具や床の養生なども必要となります。
これらを「面倒くさい」と感じる方はDIYには向いていないと思います。
また、古い天井のベニヤ板を張り替えたり、クロスの下地となる石膏ボードを張り替えたりするには2人で作業する必要があります。
天井材の張り替えはややDIYの難易度が上がるとお考えください。
【まとめ】それぞれに合った天井リフォームを検討しよう
古い天井はリフォームすることで部屋の雰囲気を大きく変えることができます。
リフォームの種類もいくつかあるため、目的に合った天井リフォームを検討しましょう。
雨漏りして劣化した天井のリフォームを行う場合、雨漏りの原因を完全に直すことを先に行いましょう。
雨漏り修理は難しく、再発するケースも多いですので、雨漏りの原因を特定できる業者へ修理依頼することをオススメします。
雨漏りについてお悩みの方はお気軽にお問い合わせください。
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