目次
雨樋の詰まりを解消するための料金
雨樋の詰まりを解消するための料金の相場を紹介します。
- 一般的な雨樋の掃除にかかる費用 → 25,000円~33,000円
- 2階以上の足場が必要な雨樋の掃除 → 20万~30万円
掃除の範囲が広い場合や詰まりが激しい場合は料金が上がります。
2階以上で足場が必要となる場合は、足場費用が大きくかかってくるため、掃除の料金が大きく上がってしまいます。
雨樋の詰まりを解消するための料金を事例で紹介
雨樋の詰まりを解消した事例の料金をケースごとに分けて紹介します。
- 掃除だけで詰まりを解消できるケース
- 足場なしで雨樋の交換や修理が必要なケース
- 足場が必要で雨樋の交換や修理が必要なケース
①掃除だけで詰まりを解消できるケース
足場を設置せずに雨樋を掃除した事例です。
費用:30,000円
施工期間:1日
掃除箇所:軒樋+縦樋
トタン屋根の塗装がはがれ雨樋に堆積して、縦樋の落とし口詰まっていたため、雨水が溜まっていました。
ほうきとスコップを使って、トタンの塗料や錆びを撤去しました。
落とし口・縦樋の詰まりも解消して雨水が流れるようにしました。
②足場なしで雨樋の交換や修理が必要なケース
足場を設置せずに雨樋を交換した事例です。
費用:90,000円
施工期間:1日
雨樋の交換:軒樋・縦樋
軒樋・縦樋が破損していました。
下屋根があったので、足場を設置せずに交換しました。
③足場が必要で雨樋の交換や修理が必要なケース
足場を設置して雨樋を交換した事例です。
費用:400,000円
施工期間:5日
雨樋の交換:軒樋・縦樋一式
外壁塗装に併せて、雨樋一式を交換しました。
雨樋を交換するには、足場が必要となります。
雨樋の交換・修理は足場が必要なため、併せて屋根・外壁工事を行うことが多いです。
落ち葉よけネットやシートは有効?雨樋が詰まりを防ぐための料金
雨樋の詰まりを解消するためには一定の料金が必要となるため、落ち葉よけネットやシートの設置がオススメです。
①落ち葉よけネット
落ち葉よけネットは軒樋の中に、プラスチック製の網状になったものを入れ込んで、大きな落ち葉などが軒樋の中に入らないようにする商品です。
上記のようにネットを丸めて使用したり、平なネットを軒樋の表面に設置するタイプもあります。
網状のため、細い枝や針葉樹の葉、土ぼこりなどは入り込んでしまうため、時々清掃が必要となります。
②落ち葉よけシート
網状の落ち葉よけを設置しても、細い枝、針葉樹の葉、枯れ草、土ほこりなどが入り込み、雨樋が詰まってしまうという問題点を改良したのが、落ち葉よけシートです。
網状ではなく、凹凸のあるシートで雨水は雨樋に入れ、落ち葉の侵入を防ぐというものです。
ネットと同じプラスチック製で丸めて軒樋の中に入れて使用します。
落ち葉よけシートの価格などについて詳しくはこちらをご覧ください。
雨樋の詰まりの原因は何が多い?
雨樋の詰まりの原因としては以下のものが多くなっています。
- 落ち葉や土ぼこり・花びらや樹種などの異物
- 鳥が運んできた衣類・洗濯物などの異物
- 風などで飛んできたビニールやボールなどの異物
- 鳥が作った鳥の巣・わら、枝、枯れ草などの異物
- 生えてきてしまったコケや雑草
大きな木が建物の周辺になくても、落ち葉などの詰まりが多いです。
上の写真のように繊維状のものと土ぼこりが縦樋への落とし口の部分で、混ざり合って強固な固まりを作るためです。
雨樋が詰まると簡単にオーバーフローを起こしてしまうことがあり、詳しくはこちらの記事で解説しています。
雨漏りの原因?雨樋がオーバーフローする原因とリスクについて解説!
雨樋の詰まりを解消するための料金を安くする方法
雨樋の詰まりを解消するための料金を安くする方法を紹介します。
- 定期的に自分で掃除する
- 落ち葉よけシートで詰まりを予防する
- 掃除は中間マージンのない業者に依頼する
- 業者に依頼するときは相見積もりを取る
- 足場が必要な他の工事と一緒に行って足場代を節約する
危険なのでオススメはしませんが、1階の屋根であれば、定期的に自分で掃除することも可能です。
2階以上であれば、足場が必要な他の工事と一緒に掃除をして、その後に落ち葉よけシートを設置するなどの手があります。
雨樋の詰まりを解消するための料金が高くなるケース
雨樋の詰まりを解消するための料金が高くなるケースについて紹介します。
- 雨樋の詰まっている範囲が広い
- 落ち葉よけネットがあるのに詰まっている
- 足場が必要なのに足場設置スペースがない
- 雨樋の詰まりが原因で既に雨樋が破損している
雨樋の詰まりを長く放置しておくと、解消するときの費用が高くなる傾向があります。
雨樋のさまざまなトラブルは雨樋の詰まりが原因の可能性
雨樋のさまざまなトラブルは雨樋の詰まりが原因の可能性があります。
雨樋に以下のような症状がある場合は、雨樋の詰まりが起こっていないかを確認しておきましょう。
- 雨樋周辺からの水の音がしてうるさい
- 雨樋周辺に水たまりができている
- 水はねで外壁が汚れいる
- 水はねにより雨水が建物内に浸入してくる
次の章では雨樋の詰まりを放置することによる弊害について解説していきます。
雨樋の詰まりを放置してはいけない
雨樋の詰まりを放置すると、オーバーフローや水漏れ・雨だれが起こり、さまざまな悪影響があります。
- 雨漏りのリスクが高くなる
- 外壁材の劣化
- カビやコケの発生
- 湿気が多くなることによるシロアリ被害
- 音や泥跳ねによる近所トラブル
とくに厄介なのは、ご近所トラブルが発生することです。
雨音などは家や窓の性能によって、聞こえ方が異なります。
自宅ではあまり気付かなくても、隣家の方はうるさいと思っていることがあり、雨だれ・オーバーフローなどを放置しておくとトラブルに発展することもあります。
雨樋の詰まりは放置せず早めに解消しましょう。
雨樋からの雨だれについて詳しくはこちらの記事で解説しています。
雨樋から雨だれが起こる5つの原因とは?対処方法や修理費用も紹介
定期的な掃除で詰まり解消のための料金を節約しよう
雨樋の掃除は定期的な掃除を行うことで、将来的なさまざまなコストの削減につながります。
ただし、2階以上の雨樋の掃除は高所作業になり危険が伴うため、専門業者に依頼するようにしましょう。
雨樋掃除に必要な道具は以下となります。
- ほうき
- スコップ
- バール、釘抜き
- ちりとり
- 手袋
- ゴミ袋
- 水をかけるための水道からのホース
雨樋掃除の手順を簡単に紹介します。
雨樋掃除のポイントは縦樋への落とし込み部分です。
- ほうきを使用して、落ち葉や土ぼこりを集める。
- 手袋をはめて、集めた落ち葉などを手で雨樋から取り出す。
- 土ぼこりなどの細かいものはスコップで取り出す。
- 落とし口の詰まりは、土ぼこりが固まっている可能性もあるため、バール・釘抜きなどの硬いもので堀りすすめる。
- 落とし口の詰まりが貫通したら、水を流して、漏れなどがないか確認する。
雨樋詰まりの掃除方法について詳しくはこちらの記事で解説しています。
屋根屋が教える!雨樋詰まりの正しい掃除方法と必要な道具。対策方法も伝授します!
【まとめ】雨樋の詰まりは早めに解消しよう
雨樋の詰まりを放置すると、オーバーフローや水漏れ・雨だれが起こり、さまざまな悪影響があることを紹介しました。
- 雨漏りのリスクが高くなる
- 外壁材の劣化
- カビやコケの発生
- 湿気が多くなることによるシロアリ被害
- 音や泥跳ねによる近所トラブル
雨樋の詰まりは放置せず早めに解消しましょう。
雨樋の詰まりを解消するためには一定の料金が必要となるため、予防としては落ち葉よけシートの設置がオススメです。
雨樋の掃除は定期的な掃除を行うことで、将来的なさまざまなコストの削減することができます。
雨樋掃除に使用する道具や手順も紹介しました。
ただし、2階以上の雨樋の掃除は高所作業になり危険が伴うため、専門業者に依頼するようにしましょう。
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