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天井のクロス張り替え費用は10畳だとどれくらい?
天井のクロス張り替え費用は10畳だとどれくらいなのか紹介します。
天井のクロス張り替えは6~8万程度だとお考えください。
大量生産されているリフォーム用の標準品ですと、材料単価としては1,000~1,200円/㎡です。
機能性のあるクロスや色、柄などが特殊なものは1,400~1,600円/㎡となります。
その他では天井に付帯物がついていたり、傾斜天井となっていたり、雨漏りしていたりするとその分手間が増えて費用がかかります。
また、クロスの種類が増えると割高となります。
その他の天井張り替え費用は10畳だとどれくらい?
その他の天井張り替え費用について10畳の目安を紹介します。
天井板の張り替え費用は以下となります。
- プリント合板・・・10~36万円
- 天然木化粧合板・・・13~55万円
- 無垢木材・・・25~85万円
天井板の張り替えはクロスと違って、材料単価がピンキリとなります。
無垢木材はイメージ通り材料単価には大きな差があり、1~4万円/㎡となります。
天然木化粧合板でも同様であり、3,000~25,000円/㎡となっています。
天井板の張り替えで費用を抑えるなら、プリント合板(木目を印刷した紙を貼り付けているもの)での張り替えとなります。
天井板を張り替えるときに、天井高を上げるリフォームも同時に行う場合は、10畳で追加で25~30万程度かかります。
古い天井板を張り替えるリフォームについて詳しくはこちらの記事で解説しています。
古い天井リフォームを行う際に大切なことは?タイミングや種類を解説
10畳の部屋の天井張り替えのタイミング
天井の張り替えを行うタイミングを紹介します。
- 汚れ・痛みが気になる
- 雨漏りや雨のシミがある
- 築年数15年以上経った
天井は経年でたばこのヤニ、反射による日焼け、天井材の劣化などで色ムラが発生します。
いつの間にか気になるムラ・汚れとなっている場合もあります。
天井材の下地の動きや留め付けの緩みなどで天井材にひび割れや歪みが発生することもあります。
経年による天井の変化がなんとなく気になってしょうがない時が張り替えのタイミングです。
また、雨漏りや雨のシミを発見した場合も天井を張り替えるタイミングと言えます。
気が付かない間に、雨漏りによる天井裏の劣化が進行している可能性もあるので、天井を張り替えることで天井裏を確認することができます。
ただし、雨漏りによる天井の張り替えよりも先に必ず雨漏りを直さなければならないので、専門業者に雨漏り修理を依頼してください。
完全な雨漏り修理をせずに天井を張り替えると雨漏りが再発したときに、再び雨のシミができてしまい張り替えが無駄になってしまうからです。
雨漏りは風雨の雨量、風速、風向きなどがある条件のときだけ、雨漏りが発生する場合があります。
完全に雨漏りが直っていなくても、数か月雨漏りが発生しないこともありますので、しっかりと雨漏り修理業者に依頼することをオススメします。
天井張り替えのときは雨漏り修理費用が必要な場合もある
天井にシミがある場合は、天井の張り替えのときに雨漏りの修理まで必要な場合があります。
天井の張り替えリフォームなどを行うときに、既存の天井を解体している大工さんから雨漏りを指摘されることがあります。
室内まで達していなくても、天井上の屋根下地、壁下地、バルコニー下地などに雨漏りしている場合があるからです。
この場合放置すると、天井を張り替えしてきれいにしたとしても、やがて雨漏りで天井を劣化させてしまいます。
天井上の下地を劣化させて建物自体にダメージを与えるリスクも高いです。
一般的に雨漏りしている場合は、雨漏り修理を先に行ってから天井の張り替えを行うのですが、天井の張り替えをしてしまった後でもいいので、しっかりと雨漏り修理を行ってください。
この場合、雨漏り調査をしっかりとできる業者に雨漏り修理を依頼することをオススメします。
天井までは雨漏りが進行していないとすると、雨漏り調査が難しい可能性があるからです。
雨漏りで必要となる天井の張替えや修理の費用相場について詳しくはこちらの記事で解説しています。
雨漏りで必要となる天井の張替えや修理の費用相場は?注意点も解説
10畳の部屋の天井張り替えの費用節約のために必要なこと
10畳の部屋の天井張り替えの費用節約のために必要なことを紹介します。
天井の張り替え費用は材料費と施工費・廃材の処理費に分けられます。
材料費がかなりの割合を占めるため、安い材料を選ぶことが費用節約につながります。
また、相見積もりを行うことも役立ちます。
相見積もりを行うことで相場感を把握することができ、他社の見積もりによる価格引き下げ効果もあります。
相見積もりは費用節約だけでなく、自分に合った信頼できる業者を選ぶことができ、業者の特徴を知ることもできます。
天井張り替えの費用節約のためのDIYは可能?
天井のクロスの張り替えであれば、費用節約としてDIYも比較的可能と言えます。
部屋の角やクロスの継ぎ目などをキレイに張るコツはありますが、初心者向けのDIYとなります。
天井は部屋全体に関わってくるので、DIYが完成するまで部屋が使えなくなるので注意してください。
天井のベニヤ板を張り替えたり、クロスの下地となる石膏ボードを張り替えたりするには2人で作業する必要があります。
また、ホコリが舞うので床、壁、サッシ、家具などの養生が必要となります。
クロスの張り替えと比較すると、ややハードルが上がるDIYです。
10畳の部屋の天井張り替えで火災保険は使える?
10畳の部屋の天井張り替えで火災保険は使える可能性があります。
風災・ひょう・台風・雪災などの自然災害によって雨漏りが発生した場合、火災保険が適用される可能性があるからです。
とくに、自然災害で屋根・壁など建物の外周に破損などの被害が発生した場合は火災保険の適用事故となります。
その被害による雨漏りが原因で天井材に雨染みが発生した場合も火災保険が適用される可能性が高いです。
一方で、経年劣化による雨漏りの可能性が高い場合は、火災保険を使った天井張り替えは難しいと言えます。
天井張り替えは解体作業が伴うことがある
天井張り替えは解体作業が伴います。
クロスを張り替える場合は、既存のクロスを撤去することになります。
天井材を張り替える場合は、既存の天井材を撤去する必要があります。
天井上に断熱材が設置している場合は、天井材を撤去したときに断熱材も落ちてくるので、新規天井材を設置するときには断熱材を入れ直します。
解体中は、部屋中に入ることはできません。
また、ホコリが部屋中に舞うことがありますので、床や家具などを予め養生する必要があります。
騒音が発生することも理解しておきましょう。
一方で、既存の天井を解体せずにその上から新しい材料をカバーする天井の修理のときは解体作業がありません。
10畳の部屋の天井張り替えを行うときの注意点
天井は印象が強いため、部屋全体のバランスを見ながら天井のリフォームを考える必要があります。
天井の壁紙やパネルは色の影響が強く出るため、天井材のデザインを印象的にするとその他のインテリアのバランスを崩してしまうリスクがあります。
また、雨漏りなどで天井リフォームを行うときは、天井裏の状態を確認しておきましょう。
雨漏りによる不具合が天井材だけではなく、天井裏の断熱材、野縁(のぶち/天井板を張るための下地角材)、たるき、母屋、野地板などが劣化している可能性があります。
既存の天井材を張り替えするときは、併せて天井の高さ変更や断熱リフォームを行うことができます。
天井高を高くして広い空間を演出したり、断熱性を向上させることができたりしますが、張り替え費用に比べて、かなり高額となります。
業者に提案されても必要なリフォームなのかよく検討してください。
【まとめ】10畳の天井張り替え費用は高額になるときもある
10畳の天井張り替え費用について、リフォーム種類別の費用を紹介しました。
天井のクロスの張り替えなら比較的安価なリフォーム工事となります。
しかし、天井材の張り替え、雨漏り修理、天井高の変更、断熱リフォームなどは費用が高額となる可能性があります。
ただ天井をキレイにするだけなのか、不具合を直すリフォームなのか、目的に応じてリフォーム内容を選択しましょう。
雨漏りによる天井張り替えの場合は、雨漏り修理を先に行うようにしてください。
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