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マンションの雨漏り調査費用はどれくらい?
マンションの雨漏り調査費用は雨漏りの状況によって大きく異なります。
費用に大きく関係することとして、調査する上で足場・高所作業車などの付帯設備が必要かどうかがあります。
この費用はピンキリなので、3階までは高所作業車で10万円程度、3階以上の場合、足場が必要となると15~万円とお考えください。
雨漏りが1箇所であれば、雨漏り調査費は15~万円となります。
2箇所以上であれば、追加で5~万円毎プラスになっていきます。
マンションの雨漏り調査費用が高い理由
マンションの雨漏り調査費用が高くなってしまう理由を解説します。
理由として、戸建て・アパートと比較して、ビル・マンションの雨漏り調査の難易度が上がります。
- 雨漏りの浸入箇所と雨漏りする場所の階数が異なる
- RC造なので散水調査の時間がかかる
- 散水用の水道蛇口が遠方になる
- コンクリートのヒビ割れが多数ある
- 複数の住人に日程調整してもらう必要がある
マンションの雨漏り調査は浸入箇所と雨漏りする箇所の階数が異なるため、複数の住人の部屋で調査することになります。
雨漏り調査実施の承諾、日程調整など事前の打ち合わせなどに時間がかかり、その分費用が必要となります。
業者が言う雨漏り調査費用が無料は本当?
弊社では、戸建・アパートなどの雨漏り調査は雨漏り修理のお見積もりをする一環と考えており、雨漏り調査費用は無料です。
一方で、マンションの場合は雨漏り調査は有料です。
他の業者さんもおそらく同様で、ホームページなどで雨漏り調査無料と記載されていても、マンションの雨漏り調査は有料だと思います。
マンションを建設した会社であれば、無料で調査するケースもあるとは思います。
無料の雨漏り調査について詳しくはこちらの記事で解説しています。
マンションの雨漏り調査費用や修理費用は誰の負担?
マンションの雨漏り調査費用や修理費用は、原因によって誰の負担になるのかが決まります。
自身の過失 → 住人の負担
業者の工事ミス → 施工業者の負担
マンション自体の老朽化 → マンションの管理組合
雨漏りの原因箇所となる屋上、ベランダ、廊下、外壁などは共用部分であるため、マンションの管理組合が費用負担することになります。
雨漏り調査と雨漏り修理はセットで、マンションの管理組合が業者へ依頼することがほとんどです。
自身の過失が原因の雨漏りはレアケースですがいくつか例を紹介します。
- サッシ枠に穴を開けて配線した
- ベランダの防水に穴を開けて日よけを設置した
- 外壁に穴を開けてアンテナを設置した
共用部分を勝手にDIYして雨漏りの原因を作ることにはやめておきましょう。
マンションの雨漏りで家賃を払わないことはできる?
賃貸マンションで雨漏りが発生したときに、家賃を払わないことはできないとお考えください。
賃貸借契約書において、雨漏りが原因で家賃減額を請求することはできないようになっています。
しかし、雨漏りを発見して速やかに管理会社や大家さんに連絡しているにもかかわらず、早急な対応が取られなかった場合、家賃減額交渉を行うことが可能です。
2020年4月の改正民法において、「設備などが故障により一部使用不能になったときに、これが借主の過失によるものでなければ、使用できなくなった部分の割合に応じて、当然に賃料は減額される」と規定されています。
早期に対応してもらえず、部屋を使用できなくなったとして、大家さんと話し合いをすることで家賃の減額を交渉しましょう。
マンションの雨漏り調査費用を安くするには?
マンションの雨漏り調査・修理費用を安くするには、常時契約しているメンテナンス管理会社以外の業者へ相見積もりを依頼することがあります。
また、管理会社が雨漏りの原因を特定できない場合に、別の雨漏り調査会社へ依頼して、雨漏り原因を特定することで、修理費用を抑えることにつながります。
雨漏り調査・修理の必要が生じないように日頃からメンテナンスをしっかり行ない予防することは費用削減になります。
- 下水管が詰まらないようにこまめに掃除する
- 外壁の塗装剥がれやヒビ、シミはすぐに調査する
- 屋上・廊下を定期的に点検する
雨漏り調査無料について詳しくはこちらの記事で解説しています。
もしも自分が原因で雨漏りを起こしてしまったら?
雨漏りの原因が自分にある場合には、自分の責任で雨漏り修理を行うことになります。
修理費用が高額となる可能性もありますので、あらかじめ雨漏りも保険対象となる火災保険や損害保険に加入しておきましょう。
自分の責任となった場合、まずは保険が適用できるか、保険会社へ相談してください。
自分の責任となることに納得できない場合は、自分で別の雨漏り調査会社へ依頼することも検討しましょう。
マンションで水漏れが発生した場合は?
マンションで雨漏りではなく、水漏れが起こったときの対応を紹介します。
マンションで水漏れが起こったときは管理会社へ連絡してください。
下の階への影響も想定され、水漏れの被害の大きさは自分で判断することは難しいため、すぐに管理会社に連絡しておきましょう。
自分の部屋の被害が少ないと放置しておくと、予想外に他の住民へ迷惑をかけてしまうリスクがあるので注意してください。
水漏れは原因や責任の所在がすぐに判断できず、多くは修繕後に特定されるため、後から調査する際に役立つように写真を撮影しておきましょう。
止水栓をドライバーで閉めたり、水の元栓を閉めたりと被害を最小限に抑える応急処置も行ってください。
マンションで雨漏りを起こさないための対策
マンションで雨漏りを起こさないための対策を紹介します。
- 下水道が詰まらないように定期的に掃除する
- 外壁のタイル浮き、ひび割れなどが確認されたら点検する
- 屋上を定期的に点検する
- 管理組合で半年に1回は点検を行うようにする
- 屋上や庇、ベランダなどの排水口のゴミ掃除を定期的に行う
- メンテナンス計画通りに小規模改修、大規模改修を実施する
点検や掃除が高所作業となる場合もありますので、その場合は管理会社へ依頼しましょう。
マンションで雨漏りが起こる原因について詳しくはこちらの記事で解説しています。
雨漏りがマンションで起こる原因は?起こったときにやるべきことも解説
【まとめ】マンションの雨漏り調査費用には幅がある
マンションの雨漏り調査費用はマンションの大きさ・デザイン・立地・雨漏りの状況によって大きく異なります。
調査する上で足場・高所作業車などの付帯設備が必要な場合もあり、3階までは高所作業車で10万円程度、3階以上の場合、足場が必要となると15~万円とお考えください。
雨漏りが1箇所であれば、雨漏り調査費は15~万円となり、箇所数が増えるとその分、追加費用5~万円も発生します。
雨漏りの原因箇所となる屋上、ベランダ、廊下、外壁などは共用部分であるため、マンションの管理組合が費用負担することが一般的です。
雨漏りに関してお悩みの方はお気軽にお問い合わせください。
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