みなさま。こんにちは。
屋根から人の笑顔を作りたい!!!
神清(かみせい)のDr.神谷です。
昔からある瓦屋根・日本瓦は地域や時代によって、施工方法が変化して来ています。
そこで、現在の標準的な日本瓦の施工方法をご紹介します。
瓦屋根標準施工要領書 JKY-2014
日本瓦の標準的な施工方法をまとめた「瓦屋根標準施工要領書 JKY-2014」が基本となります。
弊社も共に属している全国の瓦屋が所属する全日本瓦工事業連盟と全国の瓦製造メーカーが所属する全国陶器瓦工業組合連合会が監修した要領書です。
条件としては、主に以下の通りです。
・防災瓦タイプ(現在生産している日本瓦95%以上)
・風速38m/s以下の地域
・小規模建築物(2階建て以下・木造建築物等)
内容としては、主に以下の通りです。
・標準的に瓦屋根を施工する上で使用される部材
・瓦の下に位置する防水紙・下葺材(ルーフィング)の施工法
・日本瓦の仕様
・各部の納まり・施工
・補修時の施工方法
・施工後のメンテナンス
防災瓦タイプ
日本瓦の仕様は防災タイプとなっています。
防災瓦とは、瓦同士が組み合わさって、耐風性が高くなる瓦の総称です。
日本瓦では、下のAとBが組み合う方式です。
瓦の大きさは約30㎝×30㎝の大きさとなって、屋根1㎡で16枚使用します。
引掛け葺き
もう1つの特長は、土葺きではなく桟木に全数くぎ打ちする施工方法です。
防水紙・下葺材(ルーフィング)の上に、瓦桟木(かわらさんぎ)を設置します。
瓦桟木に瓦を1枚1枚引掛けて施工します。
そのとき、瓦1枚に対して、くぎ1本を必ず施工することになっています。
昔の土葺き工法とは、この部分が大きく異なります。
くぎ留めされることで、瓦屋根の耐風性・耐震性は大幅に向上しています。
もっと、詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
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