瓦棒ってなに? 屋根の用語・Q&A

Dr.神谷
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  • みなさま。こんにちは。
    屋根から人の笑顔を作りたい!!!
    神清(かみせい)のDr.神谷です。

    昔からある屋根として、瓦棒葺き(かわらぼうぶき)があります。
    瓦とついているので、粘土瓦屋根と誤解される方も・・
    実は、昔からある金属屋根(トタン屋根)のことなんです!

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瓦棒(かわらぼう)葺きは昔からあるトタン屋根のことです。

「瓦棒葺き」

「瓦棒葺き」とは、昔からあるトタン屋根のことです。

自転車小屋・倉庫の屋根や1階の下屋根などによく見かける屋根です。

昔の屋根なので、さびさびになっている屋根も多いです。

「瓦棒」

「瓦棒」とは、屋根の傾斜に沿って、金属板を葺くために、一定間隔に並べて取り付けた細い角木材のことです。

瓦棒があるタイプと瓦棒がないタイプがあります。

「心木あり瓦棒葺き」

瓦棒があるタイプを「心木あり瓦棒葺き」といいます。

構造は単純で、コの字の溝板(みぞいた)の両脇に、瓦棒が一定間隔でならんでいます。

溝板の立ち上がりをかぶるように、キャップを瓦棒(心木)の上から留め付けます。

雨はコの字の溝板の上を流れるので、雨漏りしにくいイメージがあります。

しかし、30㎜程度の溝板の立ち上がりでは、不十分で瓦棒が腐朽する問題があり、最近では、少なくなっている屋根と言えます。

「心木なし瓦棒葺き」

瓦棒がないタイプを「心木なし瓦棒葺き」といいます。

上の写真は心木なし瓦棒葺きですが、瓦棒の部分が凹んでいます。

心木の角木材が入っていないので、その部分の構造が変わります。

上の図は、心木なし瓦棒葺きの部材です。

角木材の代わりに、通し吊子が入っています。

溝板と通し吊子とキャップをはぜ掴みして、雨漏りを防ぎます。

屋根の野地板へは、通し吊子をくぎ・ビス等で留め付けます。

心木あり瓦棒葺きよりも、雨水浸入が少なくなるようです。

現在は、心木なし瓦棒葺きも少なくなり、立平葺きが多く見られます。

 

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