錆び錆びの心木なし瓦棒葺きの屋根がありました!
雨漏り調査で、屋根を見てみたら、錆び錆びの金属屋根がありました。
なかなか大面積の錆びに出会わないので、よく観察することにしました。
この錆びている部分を溝(みぞ)といいます。
いわゆる、低い部分で水が流れる部分となります。
溝の両サイドは立ち上がっていて、溝とその間のキャップがはぜで連結しています。
横からみると、どの溝もほとんど錆びています。
まだ、貫通穴は開いていないようですが、時間の問題かも?です。
また、キャップの先端は、桟鼻と呼ばれるふたとなっていますが、
逆に、通常よりも桟鼻は錆びていませんでした。
もう一度、溝の錆びを見てみます。
錆びは基本的には、水によって発生します。
そのため、錆びが濃い部分に雨が流れているのでしょうか?
赤矢印の部分は、赤錆の中に1本の筋で錆びていません。
その上を見ると、棟包み板金の重なり目があります。
通常、このような重なり目は雨がたくさん落ちる場所です。
つまり、赤矢印の部分はたくさん水が流れているから錆びていないのかも?です。
他の所を見てみましょう!
こちらは赤丸の部分はほとんど錆びていません。
なぜなのか?
こちらの部分は、逆に溝は錆びていなくて、キャップの中が錆びています。
同じ屋根で、こんなにはっきりと分かれるのは、面白いですね!
棟包み板金は完全に錆びています。
水の流れる量なのか、棟包み板金の影響なのか?
今度、このような現場を見たら、もっと、しっかり観察したいと思います。
カラー鉄板の壁でもっとも錆びるのは、軒下です。
常には、水が当たらない方が塩分などを洗い流すことができず、錆びやすいからです。
屋根はいままで、軒先が錆びると思っていたのですが、その法則が合いません。
棟包み板金からのもらい錆びなのでしょうか?
ちょっと、屋根に水を掛ければ、水の流れがわかったのに、残念です!
今度は、しっかり観察してみます!
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