スレート屋根を塗装しない場合、どれくらいもつの?
スレート屋根を塗装のメンテナンスをしない場合、屋根材として、何年ぐらいもつのでしょうか?
ときどきご質問を受けます。
メーカーのメンテナンス計画では、「30年で検討してください」となっています。
塗装した場合としない場合を比較しやすい屋根があったので、ご紹介します!
1棟の建物で、2戸の住宅
屋根の点検依頼で、ご訪問した建物で、1棟で2戸の住宅が入っていました。
建物としては、1棟です。
しかし、点線の部分で分かれていて、右と左で、2戸の住宅となっています。
アパートではなく、家主は別々の住宅です。
この屋根を点検しました。
屋根を点検してみました。
築25年過ぎの建物でした。
屋根へ上ってみると、
黒い塗料が少しはげている状態でした。
屋根の頂点に、登ってみると、
右(東面)と左(西面)で、別世界となっていました。
右側は、1度、塗装のメンテナンスを行ったそうです。
一方、左側は、一度も塗装していないそうです。
同じ建物なので、屋根材のスレート屋根は全く同じ条件のものです。
左右を比較してみます。
一度、塗装した屋根は、塗料は部分的にはげていますが、材料の劣化までは感じません。
これなら、そろそろ再塗装すれば、もう少しもつ感じがします。
一方、約25年経過した屋根は、限界を感じました。
表面の塗料は、はげています。
それだけではなく、スレートの表面が白い斑点となっています。
スレートの材料自体が劣化しているので、この状態で塗装メンテナンスはできないと思います。
さらに、屋根材だけではなく、屋根下地の劣化は別で点検する必要があります!
この屋根の比較からいくつか気付くことができました。
ポイントまとめ
・スレート屋根の寿命は、25~30年。
・塗装メンテナンスすることで、寿命は延びる。
・屋根材自体ではなく、屋根下地の劣化には注意!
屋根に関して、お悩みの方はお気軽にお問い合わせください。
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