屋根の台風対策は、棟部乾式化では不十分。防水・排湿の長寿ロールがおススメです!

Dr.神谷
Dr.神谷
  • みなさま。こんにちは。
    屋根から人の笑顔を作りたい!!!神清(かみせい)のDr.神谷です。

    創業150年老舗三州瓦の瓦屋として、屋根の台風被害を解説します!

本記事はこんな人にお勧めします。

屋根の台風被害に関心のある方。

棟(むね)の補強を検討している方。

この記事で伝えたいこと

ここ2年連続の台風で、屋根に大きな被害が発生しました。

とくに、棟部(屋根の頂点)に被害が集中しています。

瓦屋根・棟部の乾式化の提案もあります。

しかし、他の屋根材で、棟部の乾式化をしていても、台風被害が発生しています。

どんな対策が必要なのか、検討してみました。

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屋根の棟部の乾式化では不十分。防水・排湿の長寿ロールがおススメです!

ここ2年連続の台風で、屋根に大きな被害が発生しました。

とくに、棟部(屋根の頂点)に被害が集中しています。

その対策として、瓦屋根・棟部の乾式化の提案があります。

この記事では、乾式化の有効性と台風対策を検証してみました。

他の屋根材の乾式棟も台風被害が発生しています。

 

瓦以外の屋根材の乾式棟を確認しました。

セメント屋根材の乾式棟の事例

セメント屋根材も棟冠が強風で飛散しています。

 

上の写真は、セメント屋根材(かわらU)の棟冠が飛散した現場です。

セメント屋根材の棟は、乾式面戸と棟板だけの乾式工法になっています。

乾式工法でも、上写真のように、棟冠が飛散しています。

棟板が雨水浸入により腐朽し、くぎの保持力が低下して、くぎ抜けした状態です。

乾式でも雨水浸入で、棟板が腐朽しています。

乾式棟では、屋根材の隙間から鳥が侵入しやすいです。

棟冠をはがしてみると、鳥の巣をできていることがときどきあります。

 

スレート屋根材の乾式棟の事例

スレート屋根材の棟包み板金も台風被害が発生しています。

上の写真は、スレート屋根で、棟包み板金が飛散した現場です。

棟包み板金を留め付けていた貫板(ぬきいた)が飛散しています。

貫板を留め付けていたくぎはそのまま残っています。

そのくぎ周りの木が腐朽して、貫板が飛散した状況です。

別の現場でも同様に、貫板が腐朽して飛散しています。

スレート屋根の棟部は乾式ですが、台風被害にあっています。

つまり、棟部の乾式化では、台風被害を防ぐことはできません。

 

瓦屋根の棟部・湿式の台風被害はこれです。

瓦屋根の棟部・湿式の事例

瓦屋根・棟部の台風被害を示します。

瓦屋根の棟部は、湿式工法が多く採用されています。

葺き土・しっくいが防水材となっていて、瓦と冠瓦の間をふさぎます。

冠瓦を留め付けているくぎ周りのたるきが腐朽して、くぎ抜けとなり冠瓦が飛散するのです。

この対策として、乾式化しても同様な被害が発生します。

 

瓦屋根の棟部は、防水・排湿の長寿ロールがおススメです!

そこで、瓦屋根の棟部の台風被害対策をご紹介します。

たるきの上に、長寿ロールという、防水性・排湿性にすぐれた防水材を使用するものです。

長寿ロールのメリット

①冠瓦を留めているビスからの伝い水がたるきへ浸水することをふせぎます。

②瓦と冠瓦の間は、なんばんしっくいを使用できます。

なんばんしっくいは、葺き土+しっくいの役割を1つではたしています。

しっくいがはがれて、メンテナンスを行う必要がなくなりますので、省メンテナンスにつながり、瓦の耐久性に近くなります。

③排湿機能があるので、たるきやなんばんしっくいの湿気を排湿することができます。

④施工も簡単です。

長寿ロールのデメリット

①長寿ロール分のコストがあがります。(約200円/m)

 

まとめ:瓦屋根の棟部は乾式化では不十分です。瓦の耐久性に見合う仕様を選びましょう!

瓦屋根・棟部の台風対策として、乾式化だけでは不十分です。

さらに、乾式化部材は瓦と比べて、耐久性が劣ります。

瓦の耐久性に見合う仕様としては、なんばんしっくい+長寿ロールをおススメします。

たるきの腐朽をふせぎ、台風対策となります。

費用も1棟あたり、1万円もしないので、安価にグレードアップできます。

 

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