目次
トタン屋根の塗装でDIYはオススメできない
DIYでトタン屋根の塗装することは高所作業のため転落のリスクがあります。
長持ちする塗装は前処理が重要ですので、トタン屋根を高圧洗浄する必要があります。
トタン屋根は濡れるととても滑りやすくなり、傾斜屋根での高圧洗浄作業は滑落する危険があり、また、業者と比較すると仕上がりに差ができやすいので、難易度の高いDIYと言えます。
ただし、屋根が1階の場合や足場が組んである場合などは、一定の安全性が確保されているのでDIYすることも可能となります。
DIYでトタン屋根を塗装する際の注意点
DIYでトタン屋根を塗装する際の注意点を紹介します。
まずは、安全の確保です。
足場の確保、安全帯、ヘルメットなど、もしも滑落しても大ケガとならないような備えをしておきましょう。
次に、トタン屋根の状態を確認してください。
トタン屋根のあな開きや屋根下地の劣化などは塗装DIYではなく、業者に修理を依頼しなければならない劣化・不具合となります。
屋根全体を歩いてみて、他の場所と著しく異なり屋根が沈みこむ場所があると屋根下地の劣化を疑い、業者に相談してみましょう。
作業の注意点としては、屋根洗浄後の下地処理となるケレン作業となります。
ケレン作業でサビや古い塗膜をしっかりと落としておかないと塗装後に塗膜のはがれしまいます。
ワイヤーブラシやスクレーパーで屋根全体の下地処理を行うことで、あな開きや屋根の沈み込みもチェックできますので、ケレン作業を必ず行いましょう。
DIYでトタン屋根を塗装するときに必要な道具
DIYでトタン屋根を塗装するときに必要な道具を紹介します。
- 掃除道具(土のう袋/ホウキ/ちりとり/ホース)
- ワイヤーブラシ
- スクレーパー
- サンドペーパー
- 雑巾、ウエス
- マスキングテープ
- 養生テープ
- 養生用ビニールフィルム
- 塗料
- ペイントうすめ液
- トタン用刷毛
- 多用途刷毛
- ローラー(広い部分用)
- コテバケ(広い部分用)
- 継ぎ柄
- ローラー用トレイ・バケツ
トタン屋根を塗装するときの4つの手順
トタン屋根を塗装するときの4つの手順を紹介します。
- ケレン作業
- 養生
- 下塗り
- 上塗り
次の章から詳しく解説していきます。
手順通りに塗装しないと数年持たない間に不具合が発生しますのでご注意ください。
【DIYでトタン屋根を塗装する手順】①ケレン作業
トタン屋根の塗装は、まず、サビや汚れ、剥がれかけた古い塗膜などを取り除くため、掃除、洗浄、ケレン作業からスタートしてください。
DIYでも重要な下地処理となります。
サビ・劣化塗膜を除去し、サビ止め塗料の密着力を強めるための既存塗膜の目荒らしを行ってください。
比較的劣化が少なく、サビなどが発生していない箇所もワイヤーブラシなどでケレン作業を行うことが大切です。
【DIYでトタン屋根を塗装する手順】②養生
塗装に入る前に、再度、モップなどを使用して屋根全体の汚れをキレイにしておきましょう。
ケレン作業でサビや古い塗膜がはがれるため、ケレン作業後にも掃除してください。
塗料がついては困るところにはマスキングテープ、養生用ビニールフィルムなどで覆い、しっかりと養生しておきましょう。
外壁、軒先、室外機、窓サッシ、照明などには必ず養生しておくといいです。
養生しておけば、塗装作業もスムーズに行うことができます。
【DIYでトタン屋根を塗装する手順】③下塗り
屋根塗装において、下塗り塗料も重要な役割を担っており必ず必要なものです。
屋根材の表面に上塗り塗料を固定させる接着剤のような役割があります。
上塗り塗料には接着力がほとんどなく、下塗り塗料なしで上塗り塗料を直接塗布しても密着しないため、少し経つと、はがれてしまうリスクが高いです。
また、下塗り塗料には上塗り塗料と併せて塗装機能を向上させる効果がありますので、上塗り塗料に適したものを選びましょう。
とくに、トタン屋根の場合は、防サビ機能が必要となります。
下塗りは乾くまでその上を歩くことはできませんので、最後に屋根から降りれるように考えながら塗ることも大切です。
下塗りについて詳しくはこちらの記事で解説しています。
屋根塗装における下塗り塗料の3つの役割とは?塗料の種類も紹介
【DIYでトタン屋根を塗装する手順】④上塗り(中塗り・上塗り)
上塗り塗料は塗料の濃さが均一になるように逆さにしてよく振ったり、刷毛などでよくかき混ぜてから使用してください。
屋根は端から順に塗っていきましょう。
瓦棒葺きなどの縦葺きは、端部や凸部分からハケをつかって塗ることをオススメします。
つぎに、広い平面をローラーを使って塗っていくと効率がいいです。
上塗りも下塗りと同様で、最後に屋根から降りれるように順番に塗装しましょう。
一回目の塗装が終わってから、しっかりと乾燥させてから二回目の塗装を行いましょう。
【まとめ】DIYでトタン屋根を塗装するなら手順を守ろう
DIYでトタン屋根の塗装することは高所作業のため転落のリスクがありオススメしません。
屋根が1階の場合や足場が組んである場合などは、一定の安全性が確保されているのでDIYすることも可能となります。
トタン屋根のあな開きや屋根下地の劣化などは塗装DIYではなく、業者に修理を依頼しなければならない劣化・不具合となります。
屋根全体を歩いてみて、他の場所と著しく異なり屋根が沈みこむ場所があると屋根下地の劣化を疑い、業者に相談してみましょう。
トタン屋根を塗装するときは主に4つの手順となります。
手順通りに塗装しないと数年持たない間に不具合が発生しますのでしっかりと手順を守ってDIYしましょう。
屋根に関してお悩みの方はお気軽にお問い合わせください。
神清からのお願い
記事を最後まで読んでいただきありがとうございます。
お客様の率直な感想をいただくため「役にたった」「役に立たなかった」ボタンを設置しました。
私たちは、日々屋根にお困りのお客様にとって必要な情報をお伝えしたいと考えております。今後のご参考にさせて頂きますのでご協力よろしくお願いいたします。