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外壁からの雨漏り修理やメンテナンスは工務店に頼むべき?
新築の外壁は、耐用年数が7年~15年までの塗料が使われることが多く、約10年経過するとハウスメーカーや工務店から外壁のメンテナンス(場合によっては修理)を勧められることが多いです。
また10年目点検のときに、躯体の延長保証(プラス10年間があることを紹介して、外壁メンテナンスを自社(ハウスメーカー・工務店)で行わないと延長保証を受けることができないと説明を受けます。
躯体の延長保証をもらえるなら欲しいですよね。
ただ工務店でのメンテナンスは、メンテナンスの費用が高いなど、他社に頼みたくなるようなケースもあります。
「そういった悩ましい状態では、どの業者に頼めば良いのかわからないですよね?」そこで、次の章から外壁からの雨漏り修理やメンテナンスを工務店に頼むべき理由を解説していきます。
外壁からの雨漏り修理やメンテナンスを工務店に頼むべき理由
工務店に頼むべきである理由をご紹介します。
- 新築から10年間は、工務店の補償や瑕疵担保責任により無償での修理となるケースがほとんどである
- 外壁材の内側の構造や仕様がどうなっているか、わかっているから
- 家を建築してもらった工務店である場合は、面識があり話がしやすい
- 業者選びで迷う必要がない
外壁からの雨漏り修理やメンテナンスを工務店に頼むべきでない理由
工務店に頼むべきでない理由をご紹介します。
- 雨漏り修理よりも、建築時の施工ミスがないことを訴えがちである
- いつまでたっても雨漏りが止まらない可能性がある
- 無償での修理の場合は、根本原因を直すのではなく、コーキングなどのその場しのぎの修理をする可能性がある
- 利益になる新しい工事の施工を優先するため、すぐに対応してくれないことがある
外壁からの雨漏り修理を依頼するときに注意するべき業者の特徴
外壁からの雨漏り修理を依頼するときに注意するべき業者の3つの特徴を紹介します。
- 点検や雨漏り調査をしっかり行わない
- 見積書が手書き
- 雨漏り修理内容が外壁塗装
これらの条件が当てはまる場合は、建物の建築のときからお世話になっている工務店であっても、注意する必要があります。
また、新しく依頼した業者であれば、別の業者を探しましょう。
【注意するべき業者の特徴】①点検や雨漏り調査をしっかり行わない
外壁からの雨漏りであっても、原因箇所が外壁ではない場合や雨漏りが外壁だけではない場合もあるため、点検や雨漏り調査をしっかり行わない業者は注意が必要です。
雨漏り修理は経験や勘ではなく、調査して原因を特定してから修理することが重要です。
また、調査報告書などでしっかりと内容を説明してくれない場合も注意が必要です。
【注意するべき業者の特徴】②見積書が手書き
点検や雨漏り調査をしっかり行わない場合は、見積書が手書きもしくは口頭というケースが多いです。修理を依頼する前に見積書の内容を確認しておきましょう。
とくに、手書きで一式表記の場合は別の業者にも声をかけましょう。
例えば、外壁修理一式○○,○○○円などは、どんな工事をするのか、見積は相場内なのか、わかりません。
どんな工事を行うかわからない業者に、雨漏り修理を依頼するのはかなりリスクが高いです。
かえって、雨漏りが悪化することもありますので、用心しましょう。
【注意するべき業者の特徴】③雨漏り修理内容が外壁塗装
外壁塗装の主な目的は外壁材の表面・美観を保護することであって、雨を止めることではありません。
雨漏り修理を相談して、外壁塗装の見積書を提出してくる業者は注意が必要です。
外壁塗装は、チリやホコリ、雨水から外壁を保護する役割があり、外壁の劣化や雨漏りリスクの低下などの効果があるが、雨漏りしている場合は効果薄です。
実際に弊社への相談で、「雨漏り修理で塗装したけど、雨漏りが止まらない」と困っているお客様が多くいらっしゃいます。
雨漏りを止めてから外壁塗装を検討することをオススメします。
建築した工務店以外にメンテナンスを頼むと補償対象外?どうすれば?
一条工務店などのハウスメーカーでは、メンテナンス工事をそのハウスメーカーで頼まないと躯体の延長保証はできないようになっています。
そういった悩み相談をときどきいただきます。
その場合、躯体の延長保証は具体的にどんなものか、確認されることをオススメしています。
巨大地震による躯体の被害は、地震保険が受け持つので、躯体の延長保証には該当しないようです。
雨漏りが原因で、躯体が劣化した場合に躯体を修理する費用が無償となるようです。
しかし、雨漏りを修理する費用までは、保証されません。
瑕疵担保責任が延長するように誤解されている方も多いと思いますので、確認してみましょう。
また、大手ハウスメーカーのメンテナンス費用は、専門業者の2~3倍となっているようです。
倍の費用を掛けても、保証内容が少ないのであまりオススメできません。
雨漏り修理は工務店に頼むべき?どんな業者に頼むべき?
雨漏り修理を工務店に依頼しない場合は、雨漏り修理専門業者に依頼することをオススメします。
雨漏り修理ができる屋根・壁修理業者を選ぶときの5つのポイントを紹介します。
- 丁寧な説明
- しっかりとした見積書
- 相場ないの修理費用
- 近所への配慮
- 充実したアフターフォロー
雨漏り修理は、雨漏り原因とその補修内容を丁寧に説明してくれる業者を依頼するべきです。
しかし、工務店の場合、新築時の下請け業者を引き連れて調査させるので、自分の工事が原因ではないことを示す方が優先となってしまいます。
また、工事業者が複数関連する取り合い部の場合、本当の原因をうやむやにされてしまう可能性もあります。
10年間の瑕疵担保責任が切れた後の雨漏りは、雨漏り修理の経験が豊富で、広範囲な雨漏りの原因に対応できる屋根業者の雨漏り修理業者がオススメです。
修理業者の依頼に関して、詳しくはこちらの記事をご覧ください。
工務店に雨漏り修理を頼むべき?どんな業者に頼むべきかを解説!
【まとめ】外壁工事を工務店に頼むべきかの判断は慎重に!
新築の外壁は、耐用年数が7年~15年までの塗料が使われることが多く、いわゆる10年目点検のときに、躯体の延長保証(プラス10年間があることを紹介して、外壁メンテナンスを自社(ハウスメーカー・工務店)で行わないと延長保証を受けることができないと説明を受けます。
しかし、大手ハウスメーカーのメンテナンス費用は、専門工事業者の2~3倍となっているようです。
倍の費用を掛けても、保証内容が少ないのであまりオススメできません。
工務店に依頼するべき理由
- 新築から10年間は、工務店の補償や瑕疵担保責任により無償での修理となるケースがほとんどである
- 外壁材の内側の構造や仕様がどうなっているか、わかっているから
- 家を建築してもらった工務店である場合は、面識があり話がしやすい
工務店に依頼すべきでない理由
- 雨漏り修理よりも、建築時の施工ミスがないことを訴えがちである
- いつまでたっても雨漏りが止まらない可能性がある
- 無償での修理の場合は、根本原因を直すのではなく、コーキングなどのその場しのぎの修理をする可能性がある
- 利益になる新しい工事の施工を優先するため、すぐに対応してくれないことがある
メリット・デメリットがありますので、お客様が優先するポイントで依頼先を決めることをオススメします。
10年間の瑕疵担保責任が切れた後の雨漏りは、雨漏り修理の経験が豊富で、広範囲な雨漏りの原因に対応できる屋根業者の雨漏り修理業者がオススメです。
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