目次
外壁に使える防水スプレーとは?
外壁に使える防水スプレーは、補修したい場所にスプレーを吹きかけるだけで雨漏りの応急処置となります。
工具や道具が不要で手軽に外壁に吹きかけるだけのため、女性でも使える便利な雨漏り応急対策グッズです。
防水スプレーを吹きかける意味としては、垂直面の雨漏りの浸入箇所をコーティングして、浸入させないというイメージです。
防水スプレーの種類にもよりますが、モルタル外壁やコンクリート壁の細い亀裂、ヒビ割れ部分や小さい穴等に有効です。
外壁に使える防水スプレーの価格
防水スプレーは1本あたり600円から4,000円程度で購入できます。
スプレーによっては、浸透性のあるものや防カビ、防汚、防腐の効果が高いものなどがあり、それらはやや金額的に高くなる傾向があります。
スプレー自体は無色透明で容量は200mlから400ml程度の手軽なタイプが多いです。
安価なタイプの防水スプレーは衣類、くつ、カバン用のものが多いので、住宅用、外壁用の防水スプレーを選ぶようにしましょう。
外壁に防水スプレーを使うときの3つの手順
外壁に防水スプレーを使うときの3つの手順について紹介します。
- 外壁の汚れを拭き取る
- よく振って使用する
- しっかり乾燥させる
外壁に防水スプレーを使用する際には、使い方を守ることでスプレーした効果が発揮されるので手順通りに使用しましょう。
次の章から詳しく解説していきます。
【防水スプレー使用時の手順】①外壁の汚れを拭き取る
使用したい場所に汚れや水分が残っている場合は、防水スプレーを使用しても本来の効果を発揮できません。
しっかりと外壁の汚れや水分を拭き取っておく必要があります。
とくに、浸透性の防水スプレーは乾いている外壁に使用することが重要です。
降雨後は外壁が十分に乾燥していることを確認してから使用しましょう。
【防水スプレー使用時の手順】②よく振って使用する
外壁に防水スプレーを使用する前に、よく振ってスプレーの内部の成分にかたよりができないようにしてから使用しましょう。
使用時は使用したい場所から20~30㎝程度距離をおいて、一定のスピードでスプレーを使用していきましょう。
重ね塗りが不要なタイプもありますが、基本的には2~3回に分けて均等に重ね塗りを行って、防水層を形成させましょう。
【防水スプレー使用時の手順】③しっかり乾燥させる
防水スプレーを外壁に使用した場合は、定着するまでに時間が必要であるため、しっかり乾燥させることが必要です。
湿度や天候によって変わってくるけれど、目安として24時間程度乾燥させるようにしましょう。
次の雨まで24時間以上ない場合は、使用は別の日にずらしてください。
防水スプレーは外壁以外にも使える
外壁以外にも防水スプレーの使用用途を紹介します。
- モルタル壁・コンクリート壁・板壁
- タイル
- ブロック
- コンクリートの亀裂
- 木製サッシ
- 土台
- 浴室
カビが気になるところに防カビ剤として使用することもできます。
木製スノコや車庫のコンクリートなどは防カビ加工としてスプレーしておくと安心です。
屋内空間での使用に関しては取扱注意事項をしっかりと確認してから使いましょう。
吸い込むと健康被害に至る可能性があるので、換気措置をしておきましょう。
防水スプレーを用いた雨漏り補修について詳しくはこちらの記事で解説しています。
手軽で使いやすい!雨漏り補修スプレーとは?選び方や注意点も解説!
オススメの防水スプレー
オススメの防水スプレーを紹介します。
- 強力防水一番(日本特殊塗料)
- 住宅用防水スプレー(ニッペホームプロダクツ)
①強力防水一番(日本特殊塗料)
浸透性防水剤のため、効果が比較的長続きします。
2~3回に分けて重ね塗りすることで、均一に浸透していきます。
木製からコンクリート、モルタルまで使用できます。
たっぷりサイズの420mlで、1,700円程度で購入可能です。
ただし、使用した部分の上には、塗装できませんので外壁塗装している部分での使用はやめておきましょう。
②住宅用防水スプレー(ニッペホームプロダクツ)
無色透明で塗料を塗るところにも使用できるので安心して使用できます。
コンクリートや雨戸、タイルの目地など、幅広く使用可能です。
1,200円程度で購入可能で、比較的リーズナブルな価格帯となっています。
外壁の防水スプレーは応急処置だと考えよう
防水スプレーによって作られる防水層は薄いので一定期間しか効果がありません。
あくまで防水スプレーは応急処置だと考えて使用を検討してください。
外壁に多数のヒビ割れやき裂がある場合、目視だけでは雨漏りの浸入口を特定することは困難です。
ハッキリと雨漏りしている場合、防水スプレーの応急処置はやめて、はじめから専門業者に雨漏り調査・修理を依頼することをオススメします。
また、垂直面ではなく屋上・バルコニーなどの防水層の劣化部分に防水スプレーを使用しても防水効果は期待できません。
防水層からの雨漏りの可能性がある場合も専門業者に雨漏り調査・修理を依頼することをオススメします。
【まとめ】防水スプレーは賢く使おう
外壁に使える防水スプレーは、補修したい場所にスプレーを吹きかけるだけで雨漏りの応急処置となります。
モルタル外壁やコンクリート壁の細い亀裂、ヒビ割れ部分や小さい穴、板壁等に有効です。
500~4,000円程度の価格ですが、安価なタイプの防水スプレーは衣類、くつ、カバン用のものが多いので、住宅用、外壁用の防水スプレーを選ぶようにしましょう。
使用箇所としては垂直面に適しており、屋上・バルコニーなどの防水層の劣化部分に防水スプレーを使用しても防水効果は期待できません。
防水スプレーによって作られる防水層は薄いので一定期間しか効果がありませんので、雨漏り修理は専門業者に依頼しましょう。
雨漏りに関してお悩みの方はお気軽にお問い合わせください。
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